竹の里から届いた風蘭

 
竹の里の風蘭


純白の可憐な花は風蘭だ。美しい花というだけではなく自分にとっては思い入れのある花である。もう随分前になるが山深い竹の集落を訪れた事がある。この先に人がいると知らねば絶対に車を進める事はないであろう道が続いている。昼でも暗い鬱蒼とした曲がりくねった道路は、高知の田舎道に慣れている自分でも少し不安になるほどだった。


竹の里の柿の木


ようやく明るく開けた山腹に出ると数軒の民家があって、樹齢350年と言われる柿木が出迎えてくれる。竹林が意外なほど少なくて本当にここが江戸の時代から続く竹細工の村だろうかと思っていたが、よく見ると木立の中に立派な竹が生えていた。竹籠に編むのには、このような樹木に囲まれて育つ竹が伸びが良くて好まれるのだ。


竹の里の風蘭


200年の歴史ある竹細工を見守り続けてきた大きな柿木には、風蘭が自生していて大風が吹くと一つ、二つと落ちてくる。それを職人さんが持って帰れと持たせてくれていのに日に当てすぎて枯らしてしまっていた。


風蘭つぼみ


残念で仕方なく思っていたところに、一株残っていたものを運よく頂くことができたのがこの風蘭なのだ。今度は大事に育てなければと水やりしていたら、先日小さなツボミを発見した。


竹の里の風蘭


あれから何年になるのか?実はこれほど綺麗だとは知らなかったが、初めて見る竹の里の風蘭である。


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