いつもの竹買い物籠

 
虎竹買い物籠(だ円)


量販店やコンビニでのレジ袋有料化で今まで以上に竹手提げ籠を持ち歩きやすくなっている。田舎は何といっても車移動なので常に社内に2~3個の竹籠が待機していて買い物の量により出動する状態だ(笑)。自分の世代だと、母親が籠を手にして買い物に行く姿を覚えておられる方も多いと思う。このだ円の形をした虎竹買い物かごには当時のノスタルジックな思いが詰まっていて少し特別な籠でもある。


スズ竹市場籠


やはり気を使わずにガンガン使えるスズ竹市場籠は便利だ、自分も愛犬にかまれた箇所を修理してもらって使っている。しかし、昭和の時代に市場籠を多用していたのは築地に買い出しに行く板前さんで、一般の方が日常的に大きな籠を持ち歩くことはあまりなかった。醤油やお酒は御用聞きの方が定期的にまわっていたし、今のように大型冷蔵庫はなかったから沢山買い込めなかったからだと思う。


真竹磨き手提げ籠


母も祖母も近くのおばちゃん達も手頃なサイズの籠ばかり使ってした。そもそも大きいと疲れてしまうのだろう、先日たまたま年配のご婦人がスーパーに買い物に行くのに出くわしたが、サザエさんが手にしている籠よりも小さめのカワイイ感じだった。


白竹八ツ目角籠バッグ


真竹三角バッグ


竹の経年変色はいつもお話しさせてもらう通りだ。特別なお手入れなどしなくとも、大切に使えば使うほど飴色になり表皮を薄く剥いだ「磨き」は磨きなりに、白竹は白竹なりに、青竹は青竹なりに美しく変わっていく。


根曲竹角八ツ目手提籠バッグ


根曲竹はツヤがでるのでオススメだ。八ツ目の籠は珍しいと思うが武骨な風合いは男性が持っても凄く似合う。




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