復活するか?猫籠

 
虎竹ねこ手提げ籠


日本人と竹は数千年の付き合いがあって、生活の中に竹がない暮らしは考えられないと言っても過言ではなかった。だから、竹細工にしても現代では信じられないほど多種多様なものが作られ、盛んだったから様々なモダンなデザインも生みだされた。この斬新に見える虎竹ねこ手提げ籠なども、実は新しい物ではなく元々はもっと深く容量のあるタイプなど何種類かの籠が作られていたのだ。


けれど製作が結構難しい、かなりの手練れの職人でないと品質が安定しない。特に虎竹だと作り手にとって扱いづらいという事もあり、ついつい他の仕事のほうに流れてしまっていて猫籠は廃版のような形にさえなっていた。ところが、最近になってもう一度この猫籠を見直したいと思える事があり、せめて少しだけでも編み続けられないかと試行錯誤している。


竹虎四代目(山岸義浩)ポージング


もちろん、そのためにはお客様にご支持いただく事が肝心だ、自分たちの思いだけでは続いていくものではない。ある晴れた日、社員に手伝ってもらいながら写真を撮っていたのを思い出す。


虎竹ねこ手提げ籠雑誌の真似


掲載いただいた雑誌のモデルさんが格好良くでステキだったので、同じように持てないかと思い真似してみたのだ。ご覧のように無理だったけれど、こんな方に竹を愛用いただける日が来ると嬉しい。


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