虎竹片袖枝屋根付き150㎝の特大サイズ

 
虎竹片袖枝屋根付き


正直言うと袖垣を見直している。この日本唯一の虎竹で製作した片袖枝屋根付き垣は5尺もある!分かりやすいサイズだと幅が150㎝、運ぶのにも一苦労するまさに特大サイズなのだ。この威風堂々とした形はどうだろう、そそり立つ両柱、ギッシリと綺麗に並んだ竹穂、四万十カズラで縛った格子に組んだ透かしのデザイン、まるで虎竹の里の山に腰をおろして静かな竹林眺めているかと見まがうようなヒシギ部分の竹節にもご注目いただきたい、この迫力どうですか?素晴らしいとしか言いようがない。ところが、この片袖垣に杉皮に竹枝で飾った屋根が取り付けられるのだから完全にノックアウトだ。


多くの方は存在すらご存知ない袖垣だが、この良さが分かるのには時間がかかった。連日、20数名の職人が関わり、10トントラックに満載しても積みきれないほど製造していた時には、忙しさと竹の多さで見えていなかったのかも知れない。




この虎竹袖垣については、職人の仕事を詳しくYouTube動画でご紹介しているので関心のある方はご覧いただきたい。注文が間に合わず、分業体制で大量に製造していた時もあった袖垣作りは、これだけの手間暇がかかっている。


虎竹袖垣柱


ところで、ご説明しないとほとんどの方が見過ごされてしまうので一つだけお話ししたい。袖垣の柱をご覧いただきたいのだが、この柱はただ一本の竹をそのまま使っているのではない。竹の節が斜めにズレているのがお分かり頂けるだろうか?良く見ると縦に切り込みがあるけれど、この細い幅に竹を全て割っている。丈夫な孟宗竹を芯に使い、その周りを一度割った虎竹で巻き直しているのだ。庭で雨ざらしで使われる袖垣だからこその、美しさと耐久性を考えた伝統の技である。




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