夏の終わりの竹帽子

竹帽子


今までも夏の30年ブログには何度か登場した竹帽子がある。その当時、日曜日には毎週満員だったという田舎の映画館に、この竹帽子を被っていくのが楽しみだった父の背中を追って竹細工をする職人がいた。父と同じように竹帽子を編んで使っているのを見て自分も欲しくなった。


竹帽子、竹虎四代目(山岸義浩)


ところが、当時自分が使用していた布製の帽子のサイズを見本にしているものの、竹編みは案外しっかりしていて頭に被ると当たり所によっては結構痛い。やはり、布や麦わらのようなソフトな素材とは違うから難しかった。少し手直し、また手直ししているうちに9個も帽子が出来あがった。


竹帽子


現在手元にある物を、ズラリと並べて壁に掛けているが、こんなインテリアは他にないと物凄く気に入っている。そして、その中からフィットするものを選んで愛用しているのだ。年季が入って色合いも年々良くなっていく、ちょっと贅沢な気分だ。



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