竹虎カレンダー2024

竹虎カレンダー2024


今年のお正月は、ずっと観たかった長谷川等伯の松林図屛風から始まった。墨絵が描かれた霧に浮かぶ松の林の幻想的な世界は、竹筆が使われているかも知れないと書かれていたが、きっとそうに違いないと思う。松竹梅と言って、昔から松も竹も縁起が良い植物だから、2023年は新年早々幸運な一年になる予感がしていた。


松林図屛風


今年はまだ終わってはいなので、果たして結果はどうだろうか?お陰様で運だけには恵まれていたのかも知れない。しかし、そうこうしている間に、早くも来年の竹虎カレンダーを配る季節になっている。月日の流れは、止まる事がなく本当に早い。


竹虎カレンダー2024


ところが、アッと言う間と思っている一年も、よくよく振り返ってみたら案外密度が濃い事もある。けれど、ほとんど忘れてしまっている事も多いのだ。


竹虎社員


ちょうど来年は竹虎の節目でもある創業130周年を迎える、特別何かを用意している訳でもないけれど、こうして早足に駆け抜けて忘れ去ってしまわないような工夫も必要だ。2024年のカレンダーには、今年のニューフェースとかではなく、現在では販売できなくなってしまった竹の逸品を選んで掲載している。長い社歴は、言うまでもなく先人の努力の賜物であり、竹の逸品はそんな日々の中から生みだされたものばかりである。



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