岬の竹林

フェリー


近頃、立て続けにフェリーに3往復も乗船する機会があった。車で四国から外に行こうとすれば、必ず海があるから瀬戸大橋や明石海峡大橋を使わない場合はフェリーなのだ。今回は久しぶりに竹材を積み込んだトラックでも行ったので、時間に余裕をもって出たせいか綺麗な海を見る事ができた。


海


フェリーにもよると思うけれど、トラックで乗船するとドライバー室を使う事ができる。どうやら、リニューアルしている船も多くて昔と随分と違っている、二段式になった半個室ベットやシャワー室など綺麗で素晴らしく快適で驚いた。二等船室のゴロ寝でも、一瞬で寝られる特技のある自分は大丈夫だが、休日だったりすると元気のあり余った若い人のグループがいて起きてしまう事もある。


岬


その点、ドライバー室では出航前から完全熟睡(笑)、ゆっくり休む事ができるので下船でデッキにでる頃にはスッキリパッチリだ。


岬の竹林


トラックに向かい歩く途中で、ふと港近くの岬を見ると少し奥まった所に生茂った竹林がある。今は筏が浮かんでいる静かな入り江のような場所だけれど、昔はきっと人家があって人の暮らしがあったのではないだろうか。斜面に、生活や仕事に使うためのを植えたのだとすると暴風や、地滑りなど防災面でも役立ったに事だと思う。


須崎湾


そう言えば別の日に、何十年ぶりかに須崎港から虎竹の里の方角を眺めた事がある。波は穏やかで天気もよく、横に見える富士ケ浜も少しも変わらない。


須崎湾


須崎漁港の正面を見ると、そこの半島にも険しそうな山肌に竹がある。竹を見る度、人の暮らしと結びつけて考えるのは習慣になっているが、自然に生えているのか?人が植えたのか?人の居住地域は、どんどん便利な街中に集中してきたから、竹だけが人の生活の面影を現在に残している場所が少なくない事だけは間違いない。



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