今年の最後の青竹踏み

青竹踏み


今年の最後の青竹踏みが出来あがり、現在天日干しさせた後に陰干しにして乾燥させている。たまにお客様から聞かれるの事もあるのだが、「青竹」と呼んでいるので竹そのままで製品加工しているように思われる孟宗竹や踏み王くんに使う真竹も、全て湯抜きと言われる加工をしている。


竹材湯抜き


熱湯で竹を煮たてるようにして余分な油分を除去する、こうする事によって竹の耐久性を高めているのだ。お手元に届く竹をご覧になられているだけでは、少し想像しにくいかも知れないが、自然の竹なので当然汚れがついている事もある。


青竹踏みブラシ


湯抜きは、人が湯船に浸かってから身体の汚れを落とすのと同じで、熱湯処理する事により汚れ落ちしやすくなった竹を高速回転のブラシで一本づつ磨いている。


白砂


竹磨きのクレンザー


この時に使うのが微粒子の白砂だ、研磨剤のような役割をしてくれて竹を綺麗に仕上げる事ができる。


青竹踏み


ツヤツヤとした竹肌と美しい色合いの青竹踏み。半割しただけの何気ない竹製品のように思えても、自然素材に近い形でお届けするだけに実は手間暇をかけて製造されている。





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