スズ竹も度々申し上げておりますように、120年ぶりの開花で竹材不足が深刻になっており、大きな製品ほどできづらい状態が続いています。そんな中、職人さんの倉庫に仕舞われたまま忘れ去られてしまっていた、デッドストックのスズ竹商品が登場して注目を集めております!竹ざるも色々ありますが、スズ竹細工のみならず、片口ざるに近年なかなかお目にかかる機会がありません。通常サイズはもちろんの事ですが、小さな竹ざるほど製作が面倒で難しいので、今回たまたま数十枚ご紹介させてもらっています幅15センチ、奥行き14センチのミニ箕がるは超レアな逸品です。
小ぶりでも造りは大きな竹ざると同じです。この矢筈巻の縁の作り、小さいだけにより細かく難しい細工です。
豆魚籠は実際の釣りには使えないほど小さいサイズで高さは15センチ程度だから、花籠などとしてもお使いいただけます。
スズ竹ミニ籠は12センチの高さ、これもベルト遠しまでしっかりありますから、小さいとは言え耐久性も十分で、もちろん実際にお使いいただける竹籠です。
更に今回は、多くの方が初めてみるようなスズ竹の道具入れが登場しています。
口部分は籐巻されていて、行李やスズ竹市場籠と同じ作りですが、細長いフォルムで本当に珍しい一品です。
製作される職人さんがいなくなり、すっかり見ることのなくなった文庫も少しだけご紹介しています。詳しくはYouTube動画で是非ご覧ください。
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