2026年6月 3日の投稿

無塗装の国産薄型竹スプーンについて

国産竹スプーン


幸せをすくうラッキーアイテム

スプーンは、「幸せをすくう」とか言われてラッキーアイテムなのをご存じでしょうか?だから、結婚祝いなどはじめとして、人生の節目に贈るギフトに選ばれる方も多いようです。特に、銀のスプーンをくわえて生まれてきた赤ちゃんは一生食べ物に困らず幸せになる、という伝承のあるヨーロッパでは、出産のお祝いに健やかな成長を願う定番の贈り物と聞いたことがあります。そこで、ボクの場合はスプーンといえば、まず竹素材ですけれど、そんな方は極々まれだと思います。金属製をはじめとして、木製や樹脂製など色々な素材で沢山の形のスプーンがあるのです。


日本製竹スプーン


お値段の理由

そんな中、新しく世に出ました薄型竹カレースプーンは、特別注文の製品であり大量生産しているものではありません。竹本来の白い竹肌を活かしたいとの思いから、炭化加工していない竹材を使うほどの、こだわりの熟練職人による限定の少量生産のスプーンです。竹という素材は非常に個性が強く、削り方ひとつでも使い心地が大きく変わってしまいます。そのため、特に優れた技術を持つ、ほんの一握りの熟練職人にお願いし、一本一本手間暇をかけて慎重に製造されるのです。限られた数しか作ることができないため、量産品に比べると若干高価なものになってしまいます。


国産無塗装竹スプーン、竹虎四代目(山岸義浩)


無塗装仕上げへこだわり

また、竹カトラリーの場合には、一般的にはウレタン塗装などを施しますが、このスプーンは竹本来の優しさと口当たりを最優先し、無塗装で仕上げています。実は、無塗装の竹製品をカビから守り、美しい状態でお客様にお届けするまでには、竹の伐採時期や運搬、管理など皆様が想像される何倍もの手間と時間がかかっています。時々、無塗装カトラリーをご注文いただく事もありますが、通常商品と比べると、いきなり高いお値段になってしまう事が多いのはそのためです。価格だけのことではなく、たとえばこれからの梅雨時期の湿気の多い時期や、良質の竹材がない場合には製造すらできない事もあるのです。


無塗装竹スプーン


竹虎四代目好みのストレートハンドル

さらに、竹スプーンのデザインについては、日頃から竹のように真っ直ぐに生きたいと、この30年ブログ「竹虎四代目がゆく!」やSNSでも申し上げている、竹虎四代目の好みを反映させたストレートなハンドル。あえて真っ直ぐな形にして、竹が本来持つ自然な直線美と手にした時の馴染みの良さ、使いやすさのバランスを追求した、とても潔くシンプルな形に仕上がっています。まさに「竹虎四代目が毎日使いたい」というコンセプトで開発した一本なのです。


竹ナイフ、竹フォーク


お客様が選ぶ

ボクとしては、自信を持ってお届けできる最高の仕上がりですが、天然の竹を用いた手作り品ゆえに、お客様のイメージやお好みに合わない場合もあるかも知れません。無塗装でなく、ウレタン塗装した方がお手入れも簡単で、長く綺麗にお使いできることも事実なので、皆様の生活やお好みにあわせてお選びいただければ嬉しいです。竹虎ウェブサイトの商品ページには、職人の手仕事の質感が伝わる画像をできるだけ掲載しています。是非じっくりとご覧いただき、納得して喜んで使っていただけることが何より大切だと考えています。





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竹虎四代目

竹虎四代目
YOSHIHIRO YAMAGISHI

創業明治27年の老舗竹虎の四代目。100年守り続けた日本唯一の竹林を次の100年に繋ぐ。日本で二人だけの世界竹大使。

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