「竹の強さ」根曲竹の靴ベラとステッキ

2018年1月25日

根曲竹ロング靴べら


根曲竹は文字通り根に近い部分が腰が曲がるようになっていて、それが雪に鍛えられたからと言うのが納得できるほど強い竹素材なのです。そして、この特有の曲がりを上手に活用して作ったロング靴ベラ、本当に秀逸でこの曲がりがあるお陰でカカト部分に楽にスルッと虎竹の先端が入り込みます。使いやすさ、快適さに嬉しくなるほどですが、ただ強くて耐久性が高いという事ではなく「竹の強さ」だから魅力的なのです。


根曲竹ステッキ、竹虎四代目(山岸義浩)


同じ根曲竹で製作されたステッキがあるのです。残念ながら今では作られる事もなくなっている製品ですが、これを持って散歩に行くと、その軽さ、細さ、手触りの良さ、抜群の使い心地の良さでありながら信じられないほどの丈夫さです。やはり感じるのは「竹の強さ」、100%の安心感と共に微妙なしなり、優しさがあります。こんな素晴らしい素材に変わるものなど、この世にあるのだろうか?


もし、何かあれば田舎者の自分に教えて欲しいくらいです。いやいや、しかし、いくら世界が広いと言っても、これほど満足して持てる物は恐らくないと思います。そんな事を考えると嬉しくなって、ついつい踊りだしてしまうのです。


踊る...と言うのはさすがに言い過ぎました、しかし、堅牢さ本物です。













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黒竹の伐採

2017年12月14日

黒竹伐採


虎竹の里のすぐ隣町である中土佐町には黒竹の竹林が広がっています。虎竹と同じように江戸時代から有名な産地であり「笹場に黒竹なる名品あり笛に適す」と藩政時代に記された文書にも残されているほどなのです。


黒竹玄関すのこ


現在では伐採する山の職人が少なくなったことや、海外からの安価な竹の出現で生産量は昔ほどではありません。しかし、竹虎には黒竹玄関すのこなど特産の黒竹ならではの製品も多数あって少しでも地元の竹の伐採量を増やして、せっかくの地域資源を活用しようとしています。


黒竹林


黒竹の生産量の変化のひとつには開花があったことも見逃せません。昭和60年(1985年)頃に開花が始まり、当時3万束の出荷があった黒竹が平成元年(1989年)には8000束にまで減少しました。竹は開花すると一斉に枯れてしまい、同じような竹林の復活には10年単位の長い時間が必要です。


伐採できる竹林がなくなり、空白の時間が続くと技の伝承はじめ全てが止まってしまいます。こうして、かっては大型トラックまで動員して集荷せねばならないほど生産されてした黒竹は減少の一途をたどってきたのです。


黒竹伐採


黒竹は海の近くの高知でも温暖な地に多く、品質も良いのですがこれには虎竹と同じように潮風の影響もあるのではないかと自分は考えています。


黒竹伐採


伐採は来年1月末まで行われます。集荷して油抜き、矯め加工などしてからそれぞれの製品に製造していくのですが思えば山の竹林から最終のエンドユーザーまでの長い道のりのスタートラインです。













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竹根は天然の鉄筋コンクリート

2017年11月25日

竹根


「地震の時は竹林に逃げろ」と小さい頃から教わっています。どうしてなのかと言えば、竹の根が張り巡らされてるところをみれば一目瞭然ですが普通は固い地面の下にある竹根を見る機会などはというのは滅多にあるものではありません。


しかし、このように竹林を伐採して根を掘り起こした現場をご覧いただきますと少しお分かりいただけるかも知れません。曲がりくねって見えているのが竹の根、竹自体も鋸や鉈が無ければ小さな径のものでも折る事はできますが切断しようと思っても、ちょっとやそっとで出来るものではありません。


虎竹根


そんな竹の稈同様に竹根も実に強靭で、しなりがあり決して切れることはありません。竹の節みたいに竹根にも節があり、地面をしっかり掴み込み縦横無尽に伸びて他の仲間と繋がっています。これが竹根の強さであり、天然の鉄筋コンクリートと呼ばれる所以なのです。


竹根杖


このようなステッキに使える太い竹根は職人がいなくなり製造されなくなりました。自分用に数本の竹ステッキを持っていますが、ちょっと心細くなるような細い竹根でも体重をしっかり支えてくれますので、このくらい物になれば本当に強くて安心です。


竹根取っ手


見た目の面白さから竹製品にも色々と使われて来た竹根は、バックの持ち手にも使われるようにハンドルにも持って来いの素材です。特に太いものでしたらドアの持ち手に使われているのを竹職人の工房などで何度か拝見した事があります。


そうそう、いつだったか竹の多い台湾南投県でもドアの取っ手が竹根だったことを思い出しました。テッペンから地中の竹根まで全く無駄なく使えるのが竹なのです。













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荒廃する竹林に思う

2017年11月22日

荒廃した竹林


水資源に恵まれた日本は世界でも有数の森林大国なのです。国土面積に占める森林率は約68.5%もあって先進国の中ではフィンランド、スウェーデンなど北欧の国の次いで第3位です。ちなみに我が高知県の森林率は84%、世界一のフィンランドの72.9%を上回っています。


しかし、そんな森林大国にあって竹林の面積はどのくらいあるのでしょうか?


日本人と竹とは数千年の歴史があり衣食住すべてに竹が関わり、竹のない生活は考えられないほどでした。中国のことわざに「可使食无肉、不可使居无竹(食事で肉がないのは許せるが、暮らしに竹がないのは許せない)」と言うものがありますが、まさに日本の暮らしにも欠かせない自然素材として、様々な用途に使われて、いつも身近にあった竹なので面積もさぞ広大ではないか?そんな風に予想される方も多いかと思いますが実は全国平均でわすが0.6%。


竹林面積の日本一の鹿児島でも2.7%、第二の大分県3.0%、第三位山口県で2.8%と思う以上に森林に占める竹林面積というのは少ないのが実態です。それなら、どうして竹林の荒廃が度々取り上げられ「竹害」などという全く的外れではありますが不名誉なことを言われたりするのかと疑問に思われるかも知れません。


孟宗竹


当然の疑問ですが、先ほど申し上げたように竹は暮らしに欠かせない日本人のパートナーでしたので自宅の周りや身近な土地に移植して育ててきた歴史があります。つまり、人里離れた場所ではなく人目につく近隣に竹林が多く存在し、活用されなくなった事でその景観が保たれなくなった事が大きな原因なのです。


竹に罪はありません、竹を使うことを忘れてしまった自分たちが悪いのです。そこで、そんな竹活用の方法については多く方が試行錯誤を続けていて少しづつ成功事例も出てきました。竹の可能性はこれからなのです。













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竹林マジック

2017年10月28日

虎竹の里


緑の少ない都市部に暮らす方々からすると、もしかしたら意外に感じる方がおられるかも知れませんが日本は国土の約7割り近くを森林が占める森林大国です。特に自分たちの暮らす高知県などは更に日本一の森林県なので県土の84%が森林なのです。そんな自然豊かな日本にあって竹林の占める割合はどれくらいかと言うと実はわずか0.6%しかありません。


生まれ育った虎竹の里が竹ばかりですし、出かける地域も竹が多い場所ばかりなのでこの数字がしばらく信じられませんでした。しかし、数字は間違いありませんので虎竹の里など山を見渡せば虎竹の林だらけという光景は日本の中ではかなり珍しい地域という事ですろう。


竹は木材とと違って成長が早く、毎年どんどん生えてすぐに親竹の大きさになっていきますので人の手入れが出来なくなると途端に荒れ放題となります。しかし、よく耳にする放置竹林などの問題は、全国の竹林面積の比率から言えばそう問題にならないようにも思われませんでしょうか?


実は、ここに竹林マジックがあるのです。全体の森林面積からすれば本当にわずかな面積しかない竹林ですが、ずっと昔から人の生活に密着し様々な用途に活用されてきた竹は、いつでも伐採できるように身近に植えられてきました。ですから実際の統計的な数字から言えばごくわずかな量であっても、人の生活圏に近いため非常に大きなインパクトがあるのです。


夜の竹林


そこで、そんな竹林を自分たちの手で美しく管理しようというグループが各地にありますが、そのひとつに日本の竹ファンクラブというNPO法人があります。横浜市に小机城というお城があった小高い山が竹林に覆われてますが、ここの竹を伐採し綺麗に管理されています。昨年の日本唯一の虎竹電気自動車竹トラッカーでの「チャレンジラン横浜」でも近くを通りがかりましたので立ち寄りたいくらい見事なものでした。


ちょうど今夜は、その竹林で夜の散策ができる「竹灯篭まつり」というイベントが開催される予定でした。生憎の雨で今夜は中止のようですが、前にお伺いした時には自分たちでも夜の竹林はあまり馴染みがなくて感動した事があります。これも、まさに「竹林マジック」。竹の違った一面であり、神秘的な竹の風情をたっぷりお楽しみ頂く事ができるのです。













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蓬莱竹(シンニョウチク)と虎竹と

2017年10月17日

蓬莱竹(シンニョウチク)四ツ目籠


蓬莱竹(ほうらいちく)のお話しは、これまでに何回かさせて頂いてきましたぞね。火縄銃の火縄に使われていた竹ですので戦国時代なら全国から注目されていたでしょうが(笑)、今の時代にあって、注目しているのは日本中でも恐らく自分だけかも知れません。以前のブログでもお話しさせてもらったように、この竹には名前がいくつかあって職人によって色々な名前が出ますが結局同じ竹の事を言われているのです。


蓬莱竹の他には沈竹(チンチク)、土用竹、高知ではシンニョウチク、山口県では孝行竹と呼ばれたりしますので面白いものですちや。けんど呼び名は違っていても株立ちの竹の性質を活かして農地や山林の境界に目印に植えられたり、護岸のために川岸に植えられたりしてきた歴史は同じぜよ。


蓬莱竹(シンニョウチク)網代編み


蓬莱竹のゴザ目編みの竹ざるを紹介させて頂いたことがあります。見事な網代編みの竹ざるも作られますし、九州では日置の箕や寿司バラと呼ばれる酢飯を作るためのザルにも作られます。先日のブログでお話しした、まんじゅう笠も竹皮は淡竹ですがその竹皮を留める極細の竹ヒゴは竹節が低く伸びがよく粘りのあるこの竹が使われます。


さらには竹虎には蓬莱竹の弁当箱や小物籠までもありますが、実はあまり一般的には使われる竹材ではなく他社ではまず見ることのないほどの貴重な竹細工でもあります。しかし、ただ珍しいから自分が蓬莱竹に魅かれてるわけではないのです。


では何故か?


竹虎は123年前に大阪天王寺で創業しましたが、太平洋戦争の空襲で焼け野原になり疎開してやって来たのが自分から言うと曽祖母の里であった虎竹の里でした。戦後は日本唯一の虎竹生産地である此処に本社を移すわけなのですが、当時は余所者の自分たちが勝手に伐採できるような竹は一本たりとも無かったといいます。


江戸時代かから地域で守り続けてきた竹林です、誰も口にだしませんが自分も小さい頃から山の職人だけでなく、山主までもが自分たちの竹にただならぬ誇りを持っている事を肌で感じてきましたので当然の事だったと思います。


虎竹の里


今でこそ焼坂の山に一番広大な虎竹の竹林を持たせていただき、竹の商いを続けさせてもらっていますが、たとえ特産の竹を伐りたいと願っても好きに出来なか
ったのが祖父の時代がありました。護岸用に植えられた蓬莱竹は所有権があまり無く自分の竹林を持てなかった職人に多用されてきた歴史があります。そんな名もなき竹職人の姿と昔の竹虎の姿が、どこか重なって見えているからかも知れません。













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チビタケナガシンクイムシ、ヒラタキクイムシの竹材食害

2017年10月14日

チビタケナガシンクイムシ、ヒラタキクイムシの竹材食害


真竹の切り口に竹粉が沢山見えています。これはもちろん鋸で切った切りクズなどでは無く、竹がチビタケナガシンクイムシに食われているのです。


虎竹の油抜きなどをガスバーナーで始めますと工場中に甘い香りが漂ってきますが、例えば知らない町でも竹の香りで近くに竹工場があるとすぐに分かるくらい竹には糖分が含まれていますので、竹にとって虫害は永遠のテーマとも言える問題です。


チビタケナガシンクイムシ


竹を好んで食する虫にはタケトラカミキリ、ベニカミキリといったカミキリ虫をそのまま小型にしたような虫もいます。「タケトラ」と名前がついているのが昔から気に入りませんが、虎模様の虫であり、「ベニ」と名前のつく方は鮮やかな紅色をしています。


このカミキリの方は比較的に身体が大きく目につきやすいのですが、チビタケナガシンクイムシ、ヒラタキクイムシ等は小さく目立たないので知らない間に竹に潜んでいます。それこそ竹粉が落ちてくるまで虫害を察知することは難しいのです。


チビタケナガシンクイムシ、ヒラタキクイムシの竹材食害


小さいとは言え、その食欲は旺盛で竹繊維にそってどんどん食害をしていって、酷い時には竹ヒゴがボロボロになってしまうほどです。出来るだけ虫害を防ぐために竹伐採には時期を選び、竹の栄養分が少なくなったタイミングでしか伐りませんがそれでも完全に防げるわけではありません。


チビタケナガシンクイムシ、ヒラタキクイムシの竹材食害


竹が必需品であった時代には台所で使われる竹笊、竹籠にしろ屋内や屋外で使われる竹製品は頻繁に手で触り見られていましたので虫が喰うといってもそこまで多くはありませんでした。ところが現在では年に一度しか使わないとか、棚に入れっぱなしとか普通にありますので久しぶりに出してみたら虫害にあっていたなどと言う事も、まま起こります。


薬剤処理などせずに編まれた竹細工ですので、虫害にあいましたらまず、小さな穴を見つけてください。そして、その穴を中心に熱湯消毒をお試しいただいております。一度ではなかなか退治できない場合もありますので熱湯消毒のあと陰干しをして様子を見ながら何回かされることをオススメいたしています。


チビタケナガシンクイムシ、ヒラタキクイムシの竹材食害


竹など自然素材はプラスチック製品などと違い、日頃のお手入れが必要です。強い素材ではありますが丁寧に扱うことによって竹ならではの愛着が沸いてきて、その結果虫害にも早く気づく事ができて更に長くご使用いただく事ができますぞね。













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青竹踏み、竹素材そのままならではの憂い

2017年10月12日

青竹踏み


青竹踏みは単に竹を半分にしただけの物というように思われているかも知れませんが、実は同じ頃合いの竹材を選別するところから非常な苦労があるものなのです。よくご覧いただきたいのは竹節です、強度確保のため青竹踏みの中に必ず節が2つ入るように材料を取っています。竹はウラ(先端)に行くほど節間が伸びますので青竹踏みの材料は、竹材の元に近いある一定の部分しか使用できない事がお分かりいただけるかと思います。


竹にも個性があって、節間の長い竹、短い竹など様々です。なので、竹林に行って伐採する竹を選別する時にも太さはもちろんの事ですが青竹踏みに使う節間まで考慮しながら職人は伐採をしています。しかし、そうやって伐採した竹であっても一本そのままを全て使い切ることができません。


竹製品が沢山製造されて売れている時代であれば、この使わなかった竹材部分も別の竹細工に活用できていましたので無駄もなく、全体的なバランスでコストを下げる事もできていました。ところが今の時代は違います。


竹栓


節を2つ入れて加工が出来たて青竹踏みが無事完成した後も苦労は続きます。竹材を自然素材のまま使用していますので乾燥により収縮する場合があるのです。この竹栓は一体何かお分かりになりますでしょうか?


実はこれは半分にした青竹踏みが縮まないように数カ所にはめて乾燥させるためのものなのです。しかし、しばらく縮みや伸びがなくなったと思っていましても、やはり竹は生きています。微妙な湿度や気温によって縮んだり、反対に伸びる(広がる)こともあるがぜよ。


青竹踏み


こうして時間をおいて良く乾燥させたつもりでも、いざ出荷前の検品となると竹のサイズが変わっている事もしばしばなのです。一定に伸び縮みするわけではありませんので当然歪みができてきて加工時には平らにしていてガタつきのなかった青竹踏みの接地面を再度削り直す必要もあります。


青竹踏み


生しい青竹を乾燥させて使いますのでカビには常に注意していますが、最近では温暖化のせいでしょうか?10月も半ばに差し掛かろうかと言うのに蒸し暑い日があります。こんな気候では、梅雨時だけでなく真冬以外は定期的にチッェクしていないとカビが生える場合がありますので保管時にはエアコン、扇風機などを多用せねばなりません。


こうして考えてみますと、元々はインターンシップの学生さんたちが青竹踏みを知らなかった事から若い世代に竹が忘れられると危機感を感じて、一人でも多くの方に手にとって頂きたい気持ちだけで来ましたけんど、まっこと手間のかかるものなのです。













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大名竹、孟宗竹、そして四方竹

2017年10月10日

  大名竹


実は竹と一口に言いますが、日本だけでも600種類という様々な竹があります。もちろんこれは竹類、笹類を合わせた数ではありますけんど、それにしても多いです。だから、竹の中で竹細工、竹製品として活用されているのは本当に極一部の竹だというのが分かります。


竹には食品という側面もありますが、そういう意味あいでは食用としても全体から考えれば極わずかしか活用されていないという事だと思います。そんな竹の中に大名竹(だいみょうちく)とう竹があるのです。


大名竹


その何の通り、一昔前なら大名しか食べられなかった美味な竹だと言われます。アルミホイルで包んで炭火でじっくり焼いてホクホクのものを塩を少しだけつけて頂きますと、これは確かに大名しか食せなかったのが納得するような歯ごたえと味わいでした。


孟宗竹


そもそも日本の里山にこれだけ植えられて、まるで日本古来の在来種のように繁殖している孟宗竹も元はといえば食用として中国から運ばれてきたのだと思います。美味しさは当然ですが、特筆すべきはその大きさです、満足に食べられない事もあった江戸時代にはさぞ重宝され大事に管理されてきただろうと推察できます。


それが短い期間に日本の津々浦々に広がった理由でもありますが、筍の食用としての価値が下がると人目につく場所に植えられてきただけに放置竹林として扱われるのは皮肉なものです。


四方竹収穫


雑誌「とさのうと」に竹虎の椀籠が掲載されましたが、偶然にも同じ号に旬を迎えた四方竹も特集で取り上げられていました。来月開催される全国竹の大会高知県大会では2日目に、この四方竹の産地を巡り昼食には四方竹づくしの料理も予定されています。


四方竹


全国竹の大会に集うのは志の高い竹業界のプロの方々ばかり。大名しか食せなかった竹にも全く引けを取らない四方竹の美味しさが更に全国に広がる契機となればと思っています。













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若竹の力

2017年8月12日

孟宗竹


綺麗に手入れされた竹林は遠くからでも良く目に付きますぞね。このような美しい竹林の場合、ほぼ全てが孟宗竹の林であり筍の成長のために太陽の光が地表に届くよう適当な間隔に伐採されているのです。


いつも申し上げることですけんど、それにしても竹の成長力というのは不思議です、驚異的です。この若竹の根元に見えるのは竹皮草履などに使われる竹皮、つまり筍を包んである皮がまだ残っているのですが、今年の春に筍として地表に出たばかりなのに夏には、これほど立派に大きく見上げねばならない程の高さに伸びているのです。大きさだけなら親竹と全く見分けがつかないのも当然、竹はわずか3ヶ月で親竹と同じ大きさにまで成長します。


孟宗竹の林


和傘をさして歩けるくらいが竹の伐採間隔の目安と言われます。このように管理されていると見た目にも気持ちが良いのですが、やさしい陽射しの差し込む様、夏でも涼しい風が通り抜けていきます。


竹はその有用性から民家の近くに植えられてきました。花が咲くのが孟宗竹の場合だと60年に一度であり、そもそも中国から江戸時代に入ってきた竹で昔から日本にあった竹ではない事を考えますと、今見ている孟宗竹も誰か先人が、わざわざ植えたものながです。森林面積全体から言えば実はかなり少ない割合なのにも関わらず手入れされていない竹林の荒廃が問題として取り上げられる事が多いのは、こうして人目につきやすい里山に植えられたからです。人に近く、ずっと役立ってきた竹に再び注目する時代が来ていると感じています。













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