古き良き時代の竹アクセサリーたち

2019年10月 9日

竹ネックレス、首飾り


細くとった竹ヒゴで大小ふたつの大きさの玉を編んで繋げた竹ネックレスには白竹、染め竹の二種類があるのです。若い世代の皆様には新しくモダンに見えるかも知れませんが、これらは今では製作される事のなくなった40年以上前の竹細工なのです。


竹ネックレス、首飾り


大きな倉庫の片隅に置かれたまま忘れ去られていたものが、偶然発見されたタイムカプセルのように現れて見る者を驚かせています。


竹ネックレス、首飾り


古き良き時代の日本ではこんな美しく実用的なアクセサリーまでもが作られていたのを思い出します。


竹ネックレス


竹ネックレスの良いところは見た目のやさしさ、身に着けた時の軽やかさです。


竹レトロショルダーバッグ


竹編みのネックレスの他にも当時はこのように太い竹身を球形や楕円形に削りだして制作する製品は数多くありました。


竹レトロショルダーバッグ


先日、竹ポシェットを掲載させてもらいましたけれど大量に作る同じ竹素材から其々バッグであったり、アクセサリーであったりおよそ考えられる身の周りの物は、この竹ビーズで作られていたように思います。


竹アクセサリー


長い竹が水を吸い上げる維管束という細かい孔が、アクセサリーに加工した時にも面白い模様となって現れます。


竹ペンダント


実は竹ネックレスやペンダントなど装飾品は、女性の好みが多用ですから種類が多くてまだまだご紹介できていないものもあるのです。


竹アクセサリー


全て国産、手作り、当時を偲ばせる技術力の高さと竹がバリバリ元気だった頃を反映してか作り手の心意気を感じるものが多いのです。今では到底できるものではない竹製品はこうした内職さんたちに支えられていました。
















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45年の月日を経てレトロな竹ショルダーバッグ、竹ポシェット

2019年9月28日

竹ショルダーバッグ


古い倉庫から奇跡的に発見されたレトロバッグを色々とご紹介させてもらっています。型崩れを防ぐために中に入れられている詰め物には今からちょうど45年前の新聞が使われていましたが、その当時に多くの女性方に支持されていたバッグたちなのです。


竹レトロショルダーバッグ


自分もハッキリ覚えています、竹虎本店が開店したのは1970年(昭和45年)ですから店内にはこのようなショルダーバッグ、ハンドバッグ、クラッチバッグなどがズラリと並べられていました。


竹レトロポシェット


観光バスでやって来られたお客様がバッグの前で黒山の人だかりです、当時はバッグだけでなくベルトなどもありましたしネックレス、ブローチといったアクセサリー類も竹製のものが驚くほど沢山のバリエーションだったように思い出します。


竹レトロポシェット、竹ビーズ


そんな多くの竹製品のひとつに竹ポシェットもありました。ラグビーボールのような形に削られた竹の中心には穴が開けられていて紐で繋げてバッグに作り上げています。


竹レトロポシェット


昔の製品がこのような良い状態でそのまま目の前にあるとは、本当にタイムスリップした気分でする


竹レトロポシェット


自分達にしてみれば懐かしく見慣れた品のひとつでも多くの方は存在すら知らず新しい感覚で竹を見ていただけるかも知れません。海外で作られたものならいざ知らず、40年、50年前に日本の竹で日本の職人たちが生み出しお母さんやお婆さんの世代が愛用した竹なのです。













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続・60年、感動の箕作り職人

2019年9月23日

カズラ箕


型や出来映え全てにおいて非の打ちどころのない箕ではあります。ただ、だからこそ只一つだけ気になる所がありました。最後の仕上げの縁巻にビニール系の紐を使用しているのです。


重ねた箕


もちろん大量に製造していますので切れることがなく管理を容易で扱いやすいビニール系の紐を使うのは無理はありません。これ程の竹細工なら最後の仕上げまで昔からそうであったようにカズラで縛るのが一番ですが、そもそもカズラのような山の素材を集める職人がいなくなりました。


竹箕職人


しかし、この箕を見れば見る程に残念でなりません。そこで竹虎の袖垣に使用している四万十カズラで縁巻をお願いする事にしたのです。


四万十カズラ


職人さんはカズラの質をとても気にしています、今まであまり良い素材を使った事がなかったのかも知れません。あまり太いと使えませんし、均一の太さで質がよくないと細工の途中で切れて仕事にならないのです。竹虎のカズラは風通しのより天井裏に数年寝かしてあり格子を縛らねばならない自社製品にも問題なく使用しているので箕の細工には絶対使えるはずだと自信はありました。


カズラ箕


カズラの質が良かったせいか、予定の倍の数が編み上がりましたが、やはり箕はこうでないといけません。最後の竹製箕らしい最高の品の完成です。













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60年、感動の箕作り職人

2019年9月21日

箕


最後の箕作り職人のいる日本に感謝したい気持ちでいっぱいです。たまたま写真には4種類の箕しか写していないものの本当は5種類の大きさが一番大きなサイズから順番に入れ子となりキッチリと収まっていて、まるで工業製品でも見るかのような出来栄えです。


箕職人


今では竹を伐って運んでくれる業者などいません、自分達で竹林に入り竹を選び伐採し運び出してくる労力だけでも大変なものです。しかし、60年黙々と毎日この箕だけ編み続けて来ました、今日も当たり前に竹と向き合うだけ。まさに本物の職人です。


箕、竹ヒゴ


長い竹ヒゴを6枚剥ぎにして編み込みます。昔ながらの職人は竹を無駄にしません、これだけ使いきってくれたら伐られた竹も本望です。竹が喜んでいます、この工房に来て感じる心地良さや安堵感はきっとこのせいだと思いました。


箕網代編み


「この道一筋」とか良く言われますが、箕ばかり数十年編んできた職人に言葉もありません。作り続けて来たという事は注文があって使われ続けてきたと事の証です、つまりは作り手は使い手があってこそなのです。


箕裏面


農具や漁具として編まれた実用的な青物細工は使い手が竹を鍛えて続け、作り手が応え続けてきた歴史です。だから伝統の竹細工は美しく価値があります。この箕にも裏面の両端の傷みやすい部分には力竹を入れて補強されています。


箕先


そして、これですコレ!何と言いましてもこの箕の素晴らしさは箕先にあります。一目で技術の高さを知らしめる言わば職人の見せ場、最近はあまり見ないだけに惚れ惚れとしてしまいます。


箕の在庫


この箕の生産量を聞くと嘘のような数の多さに唖然とします。それでも7~8寸の真竹をトラック何台も使っていた当時からすれば随分と少なくなったそうです。

 











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生活の道具だったスズ竹行李

2019年9月17日

修理した古いスズ竹市場籠


使い込まれたスズ竹市場籠を修理させてもらいました、この色合いからすると随分と長くご愛用いただいているようです。スズ竹は丈夫で粘りのある竹材ですが思い荷物をいつも入れて持っていると持ち手と底の四隅の角がどうして傷んできます。良くご覧いただきますと両端の底近くに真新しいスズ竹ヒゴが入っているのがお分かりいただけると思いますが、その部分が手直しされた部分です。


スズ竹弁当箱


スズ竹と言うと強さとしなりがある事から市場籠の他にお弁当箱として多用されています。毎日の持ち運んで使うものなので気を使わずに扱えるというのが一番楽で支持されているところだと思います。


スズ竹行李


このような弁当箱、買い物籠ばかりが目立つスズ竹製品です。しかし、プラスチックケース等が一般的にではなかった時代には衣装籠として大量に製造されていました。


スズ竹行李、衣装籠


今では作る職人さんが少なくなり、見る事もなくなったスズ竹行李には色々なサイズがありました。昔の家では各家庭の押入れを見れば何個かは、このようなスズ竹製か柳行李があって着物など衣類が仕舞われているのが珍しくありませんでした。


古いスズ竹行李


資料館で拝見したスズ竹行李には持ち主の名前と「沖縄行き」と文字が直接書かれていて、旅行の荷物入れや運搬用にも使われてきた事が分かります。つまり、現在見るようなかしこまった品ではなく日常使いする庶民の道具だったのでした。何とも豊かで贅沢な古き良き日本を見たような気分です。



 












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虎竹井戸蓋

2019年9月14日

井戸蓋


「担いでいるのは井戸の蓋です」そう申し上げても最近では井戸は見かけないし蓋といっても一体どのようなものなのか知らない方が多いので、井戸蓋とは何か?この竹をどう使うのか?疑問がいっぱいかも知れません。


今では随分と少なくなったものの自分の小さいし頃には虎竹の里にも普通にあちらこちらに井戸がありました。母や祖母が井戸水を大きな金属製のタライに汲み上げて洗濯板を使うのは毎日の生活の光景でした。家庭にあった井戸は言ってもそれほど大きなものではありせんでしたし水を汲みあげる手押しポンプが取り付けられていたように思います。竹を棕櫚縄などで縛って簾のように編んだ井戸蓋などは使われていませんでした。


古い井戸蓋


井戸蓋の写真を見てもらうと「ああ、なるほど」とご存じの方もいるでしょうし、どのような物かご理解いただけたかと思います。担いでいる竹の長さをご覧いただいてお分かりのように今回作らせてもらった井戸蓋は少し直径の大きな井戸に使うのだと思います。


しかしお客様によってはまだまだ大きなモノをご要望いただくこともあり、庭に沢山の鯉が泳ぐ池一面に井戸蓋のような設えをされる方もおられ3メートルを超える長さの太い孟宗竹を極太の棕櫚縄で縛って繋げたものを製作した事もあります。この大きさになるとちょっとした竹の筏のようでした。


そう言えば小学校の頃に孟宗竹で筏を組んで海で遊ぶのが流行った事があります。一つの筏に7~8人が載っていたと思いますが、雨の日でも傘をさしてまで漕ぎ出していましたから余程楽しかったのだろうなあと懐かしく想いだしています。














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昭和レトロな竹アクセサリー

2019年9月 6日

竹レトロブローチ、昭和アクセサリー


デッドストックされていたのはハンドバッグやクラッチバッグだけではありませんでした。この時代に大流行していた(虎竹の里だけかも知れないと最近思っています)、竹ブローチもあるのです。


竹レトロブローチ、昭和アクセサリー


細く取った竹ヒゴを上手く活用して作られたブローチを最初に考案された職人さんは天才です。中心部分のアクセントになった飾りには籐が使われています。


竹レトロブローチ、昭和アクセサリー


竹のしなやかさ、柔軟性を思う存分発揮した美しいアクセサリーは見ていても飽きることがありません。


竹レトロブローチ、昭和アクセサリー


小さなツボミのようにも見える色とりどりのブローチには沢山の内職さん達が関わって一つの形に仕上げられていました。

















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昭和レトロな竹ハンドバッグ、竹クラッチバッグ

2019年9月 5日

竹レトロハンドバッグ


45年間倉庫に眠り続けていた昭和レトロな竹ビーズバッグたち、ハンドバッグはすぐに完売となりましたものの追加で一箱が見つかって色が限定されていますが少しだけ販売を続けています。


竹レトロハンドバッグ


これらの竹ハンドバッグの素晴らしさは近づいてみなければ分かりません。維管束の小さな孔が見えるかと思います、そうです、楕円形だったり、球形だったり、俵型だったりする一つ一つが小さな竹の身を削り出したビーズなのです。


古い新聞1974年


7月終わりの頃の30年ブログでもご紹介させていただきましたがハンドバッグの詰め物には昭和49年(1974年)の新聞が丁寧に白い薄紙で巻かれて入っています。北の湖、輪島という力士の文字に時代を感じずにいられません。


竹レトロハンドバッグ


クラッチバッグも数種類ありますのでお好みでお選びいただけます。


竹レトロハンドバッグ、クラッチバッグ、セカンドバッグ


今の時代だからこそ新鮮でモダンに映える竹レトロバッグです、ご存じない若い方々は素材がお分かりにならないかも知れません。


竹レトロハンドバッグ、クラッチバッグ、セカンドバッグ


竹は何ともないのです、しかし内布部分にはシミや汚れのようになっている部分があります。古い物ですからその辺りには目をつぶってお使いいただけますのと嬉しいです。


竹レトロハンドバッグ、クラッチバッグ、セカンドバッグ


それにしてもドキリとするくらいクールです。どんな方がどんな風にご愛用されるのか、どこかで拝見できることを願っています。













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奇跡のデッドストック!45年眠り続けていた昭和レトロな竹バッグ

2019年7月27日

竹ビーズハンドバッグ


現代人は竹を忘れています。ほんの数十年前までは日本の住宅には竹が多用され、台所や居間では竹製品があちらこちらで使われていました。家の中だけでなく休日にお洒落して出かけて行く時にも竹は大活躍、竹のヘアーアクセサリー、竹のブローチ、竹のベルトなどもありました。そして手には竹のハンドバッグやお買い物には竹の手提げ籠が定番だったのです。


竹ビーズハンドバッグ


懐かしく思い出される方もおられませんでしょうか?しかし、ほとんどの方にとっては初めてご覧になられる、ちょっと目新しい感覚のハンドバック達かも知れません。それもそのはず、この竹ビーズハンドバッグは国内で45年以上前に販売されて一世を風靡していた製品達なのです。


竹ビーズハンドバッグ


バッグに中には一つ一つに綺麗に折り畳んで白紙で包んだ新聞紙が詰められていました。「輪島ツナの意地」などと相撲の見出しを見るだけで時の流れを知る事ができますが、日付をみるとなんと昭和49年(1974年)ちょうど45年前。


竹ビーズクラッチバッグ


長い長い眠りから数十年ぶりに復活した竹バッグたち。おそらく今の時代に日常使いしているのは自分の母くらいではないかと思っています。先日も会合にこの黒いクラッチバッグを手にしていました、すでに50年近く愛用しています。


虎竹バッグニューヨーカー


思えば復刻した虎竹バックニューヨーカーも元々のデザインは60年も前に編み出されていたもの、昭和は竹にとっても幸せな時代だったに違いありません。


竹ビーズハンドバッグ


奇跡のデッドストックの中には母が使うのと同じような竹クラッチバッグもありました。ジッパーの中を開けるとシミになっているものもあるものの外側の竹ビーズは自分の小さい頃の記憶のまま。当時の竹製品の技術力の高さに感激しつつも在庫限りながらご紹介できる幸せに浸っています。













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笠を支える竹骨

2019年7月17日

菅笠


梅雨が終わって暑い夏が、すぐそこまでやって来ています。強い日差しの中、外での農作業や漁業などには必需品だったのできっと江戸時代や明治、大正、昭和のはじめ頃にはこの様な菅笠姿の人はどこにでも居たのではないでしょうか。


菅笠


そんな菅笠の値打ちは一針、一針丁寧に手縫いで仕上げていく職人の技、この縫い目です。


菅笠


そして菅のやさしく、それでいて陽の光や雨を防いでくれる軽い手触りは本当に魅力的。


クバ笠


しかし、少し硬めの表面が大粒で勢いのある南国の雨さえも力強く防いでくれる石垣のクバ笠も頼もしいものです。


菅笠竹骨


いずれにせよ大事なのは笠全体を支える骨組み。竹ならではの粘り、しなりがあっての笠です。笠は竹骨に感じ入るのです、自分など竹骨を被っていると言っても過言ではありせん。


それが近年、伝統の技をここまで繋いできているのに骨組みをプラスチック製にしたものが流通しています。価格や製造量など多くの課題があることは日本の手仕事を考えると痛い程分かります、しかし「残念」という一言では片づけられない思いです。













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