スクエアバスケット登場です

スクエアバスケット、脱衣籠


虎竹を四ツ目編みした巾着籠を数年前より作っていましたけれど、底編み部分だけを小物入れにされたいというお客様からのお問い合わせもあり四角籠での商品化をしていました。色々なサイズ展開をしたら面白いと思って、まずA4サイズが入る書類籠や衣装籠などにも使っていただけそうな大きな籠から取り組むことにしたのです。


スクエアバスケット衣装籠


衣装籠と聞きましても、あまり耳慣れない若い方々もおられるかも知れません。一番分かりやすいのは旅館さんなどで浴衣やタオルを入れてあるもので衣装盆と呼ばれる木製のものなどもあります。


虎竹四ツ目編み籠


巾着籠は虎竹模様が外側に見えるように編んでいます。実はその後に四ツ目編み小物籠として製作した籠もすべて外側に虎竹模様がでるようにしています。


虎竹四ツ目編み


ところが、せっかくの虎模様が見えなくなることから今後の籠はすべて内側に虎模様が来るようにしました。竹ヒゴがL字型に曲り立ち上がっていますが、このあたりの熱したコテを当てて曲げていく工程は動画でも詳しくご覧いただけます。


衣装籠、竹虎四代目(山岸義浩)


普通なら「虎竹四ツ目衣装籠」と呼ぶところを「スクエアバスケット」と名付けていますのはシンプルでモダンな竹籠に仕上げで今の暮らしの中でお使いいただきいたという思いを込めてのネーミングです。





磨きの竹ショルダーバッグ

竹虎四代目、竹ショルダー


いよいよ竹バッグの最後を飾るのは真竹を使った磨きの竹ショルダーバッグです。竹籠に負けないくらい上質の革ショルダーを付けているあたりが若々しい感覚ですが、バックパックが流行っているように両手が自由に使えるので確かに便利です。


竹虎四代目、竹ショルダー


しばらく雨ばかりが続いて外を歩くこともできませんけれど、晴れたらおでかけのお供に竹帽子と一緒にセットでもってこいの竹籠です。


竹虎四代目、竹ショルダーバッグ


このショルダーバッグのポイントは何と言いましても底をガッチリとガードする割竹。両端に節を入れているのもいいです、もちろんまだまだ改善するところはあるものの磨きの竹ヒゴと竹表皮を付けたままの底部分とのコントラストが段々と鮮明になってきました。これから少しづつ使っていけそうです。



竹手提げ籠バッグが編み上がるまでをYouTube動画でご覧ください

竹買い物かご


今週は竹手提げ籠バッグについてずっとお話しさせていただきました。この籠は、生活の中で使われてきたザルや手付き籠を編んでいる昔ながらの職人が淡竹(はちく)の表皮を薄く剥いだ竹材で作っています。美しい形ながらも品質第一の丈夫さと素朴な雰囲気を持つ手提げです。


竹ハンドバッグ


そこで少し見た目のポイントがあればとの思いもあって持ち手部分に黒革を巻いて仕上げてみました。
きっと似合うだろうとは予想していましたが、想像以上にしっくりきたのでそのまま定番としているのです。


竹手提げ籠


竹手提げ籠バッグ


手に持っていもいいですし、腕を通してのお使い心地もよいのでお陰様で皆様からご好評をいただく手提げ籠バッグのひとつとなっています。


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では、そんな籠が一体どのようにして編み上げられていくのか?今回はYouTube動画でじっくりとご覧いただけるようにいたしました。一人でも多くの方にご覧いただき竹細工が出来あがる様子をお楽しみいただきいたと思っています。






いろいろある竹虎四代目の手提げ籠バッグ

手提げ籠、竹虎四代目


先日からレジ袋有料化がありましたので竹手提げ籠バッグを続けてご紹介させてもらっています。今日も梅雨空で雨ばかり降っていますけれど、たまたま晴れた日があって急いで自分の周りにある愛用している物から、今では編むことができなくなった物、試作した物など手提げ籠バッグを外に連れ出してみますと思ったより種類がありました。


籐手提げ籠バッグ


とっても好きなスタイルなのにあまり使っていない籠もあって今回嬉しい発見!?でした。すぐ近くに置いてあるのに籠に埋もれて(笑)出てきたのが軽くて強い籐手提げ籠。籐の籠は輸入のものも多く安価なイメージを持たれている方も少なくないのかも知れません。しかし、しっかりと国内の職人が編んだ籐籠はこんなに格好が良いものなのです。


白竹買い物籠


母が長年使っていた買い物籠を子供が手にできる幸せ。竹の素晴らしいところです。おっと底の足がひとつ無くなっているのに気づきました、竹を削って差し込めば数分で修理完了。色目の違うのが又いい、次のスズ竹市場籠にもご注目ください!


スズ竹市場籠


通常のスズ竹市場籠よりも高さを少し低めにした浅めの手提げ籠はあまり見ることがありません。深めの方が一般的にはオールラウンドに使いやすいからなのですけれど、自分は一目で形の違いが分かるこの手提げがお気に入りです。先程、ご注目と言いましたのは口巻の中央部分、少し分かりづらいですが一部分が白っぽくなっています。犬にかじられてしまったので籐を巻き直しています、こうやって修繕ができる加工性の高さが竹素材の嬉しいところです。


只今、スズ竹は開花のため材料不足が続いています。YouTube動画で紹介しています、このようなスズ竹職人の仕事が早く再開できることを願っています。





続々・プラスチック製買物袋(レジ袋)が有料化

白竹角籠バッグ


実は現在、自分が普段の仕事や生活で多用しているのは白竹八ツ目角籠バックです。昨日の30年ブログでは竹籠の軽さをお話ししましたけれど、この竹籠は結構重量感があります(笑)。試作したときの籠なのでウェブサイトで販売させてもらっている籠とは微妙に細かい部分が違っていて幅が少しだけ狭いのにも関わらず700グラムあってより重いのです。


白竹八ツ目角籠バック


本や書類はじめペットボトルの水まで重たい物から、衣類などもどんどん入れて使いたかったので太目の力竹で強さだけを考えて仕上げられています。


白竹八ツ目角籠バック


荷物の出し入れには持ち手が邪魔にならないように開く事も大切です、もちろん手にしっくりとくる藤巻きの持ち手が大きなポイントです。


白竹八ツ目角籠バック


現在の白竹八ツ目角籠バッグは安定感をだすため本当に少しですが幅を広げています。


白竹八ツ目角籠バック


レジ袋有料化は、竹籠に目を向けていただくひとつのキッカケにはなって欲しいとは思いますけれど例えば、仕事帰りにスーパーに立ち寄るといった実際の暮らしを考えて利便性だけをみれば折りたためる布のマイバックなどには劣ります。しかし、竹籠を使うことによって生まれる心の豊かさや安らぎは他にはないものです、竹籠を持つ方にはそんな毎日を楽しんでいただければと思っています。



続・プラスチック製買物袋(レジ袋)が有料化

根曲竹買い物籠


これから一番の使用頻度になりそうだと言う根曲竹買い物籠は兎に角いつでも自然に手にできるところがいい。無意識に手が伸びるのは何故かと考えれば、まずその軽さ、一本手の持ちやすさ、気兼ねいらずで扱える丈夫さだ気づきました。特に重量は大事なポイントで、リンゴの収穫などにも多用されてきた根曲竹お買い物かごは白竹八ツ目角籠バックなどと比べても半分程度の重さしかないのです。


根曲竹


伐採されて運び込まれた根曲竹の野性味あふれるような姿からもそれでいて粘りと堅牢さを兼ね備えた竹質が迫力と共に伝わってくるようです。


根曲竹買い物籠


この根曲竹の買い物籠は当社に長く勤めてくれている社員が20年愛用しているもの。今日は自宅前の畑になった丸々と太ったキュウリを入れて持って来てくれました。自分はすっかりを忘れていましたけれど、どうやら使い始めには自分が背中を押していたようです(笑)。20年の年月でなかなか渋い感じになってきています。


根曲竹買い物籠


ところが、これがまだまだ序の口。もっと長く使っていますと本当にこの籠のように飴色が深まり、ただならぬ風格が出てくるのです!その日が来るまで、せっせと使うだけなのです。





プラスチック製買物袋(レジ袋)が有料化

竹虎四代目、竹手提げ籠バッグ


7/1日からプラスチック製買物袋(レジ袋)が有料化されました。小さく折りたためて便利な布製のマイバッグを持ち歩く方が急に増えたように思いますが、自家用車移動が多い自分は車に常備させている竹手提げ籠バッグで買い物に行こうと思ってこの機会に自分の手提げ籠バッグを見直してみました。


籐手提げ籠


手提げ籠バッグといいましても実に種類があります。真竹でも買い物以外にも本や書類を入れたり、衣類や小物やなんでも放り込んでいつも使っている白竹の角籠バッグはじめ磨きの籠があり、青物籠があり、淡竹で編んだ籠、もちろん虎竹の籠、そして定番のスズ竹、根曲竹、籐籠もあれば一閑張り買い物籠、アダン籠までありました。さらに形や編み方、職人が違うのでまさに千差万別。竹虎のウェブサイトでも、あまりにレア過ぎたり製造が出来なくなったりして皆様にご紹介できていない竹籠が以外に多くありますのでご紹介したいと思ったのです。


根曲竹杖


さて今回一番使い勝手が良くて出番が増えそうだと思っているのが根曲竹の買い物籠バッグ。堅牢さではスズ竹をしのぐ強さがあって昔はステッキに使われていたほどなのです。これだけ細い竹でご存知ない方でしたら少し心細くなりそうなものですけれど自分の体重くらいでしたら、しなる事はあっても折れたり割れたりする事なく安心して使える強度です。YouTube動画の中にもステッキが登場しますので是非ご覧ください。






横味噌こしザル×丸味噌こしザル

飯籠、竹虎四代目(山岸義浩)


ここにひとつ面白い竹籠があります。面白いと言っても自分の小さい頃には、このような縁側の上の軒先にはご飯を入れて吊り下げられていた普通の飯籠であり、おそらく今でも田舎の家を訪ねると台所の片隅や納屋に仕舞われているかも知れない何処にでもあったポピュラーな竹籠のひとつなのです。


飯籠


面白いと言うのは、この飯籠の成り立ちにあります。飯籠は、本体部分と蓋部分に分かれていますけれど良くご覧いただいたら、それぞれの編み方が違うのにお気づきいただけるはずです。ご飯を入れる本体部分は横編みと言って竹ヒゴが手前から向こう側に向かって編まれてるのに対し、蓋部分は菊底編みで編まれているので竹ヒゴは丸い形に沿ってグルグル回っています。


飯籠


かっては味噌こしに使われる事が多かった事から「横味噌こしザル」と呼ばれていた本体の竹編み。


飯籠


こうすると分かりやすいかと思いますが、そんな本体部分に対して蓋は「丸味噌こしザル」ともいう菊底編み。放射状に伸びた少し幅広の竹ヒゴに、細い竹ヒゴを回りして編まれています。


めしかご


今では家電の発達、生活様式の変化で飯籠を使うご家庭はほとんどありませんので、本体編みの部分はサイズも小さくして米研ぎざるとして残っています。


飯籠


蓋部分も水切りに使って頂きたいと思って足を付けて台所籠として製造は続いています。


手付きメシカゴ


それぞれ違う編み方を併せて一つの飯籠として販売されていたのは、生活道具として飯籠が無くてはならなかった時代でした。大量生産に応えるために実は本体部分と蓋部分は別々の職人達が作っていたのです。まず「横味噌こしザル」を編むと、今度は別の職人がそのザルの形に合わせて「丸味噌こしザル」を蓋として編んでいきます、編み方が違えば材料の竹ヒゴの取り方も違うので効率化を極めた結果でした。


飯籠の蓋は「カチリ」と音をたてて閉まります、これは非常に難しい熟練職人の技なので蓋作りの職人もさぞ大変だったのではないかと思います。それにしても隣合わせた集落で150人もの職人達が、一方は「横味噌こしザル」をもう一方は「丸味噌こしザル」を編み一つの製品として日本中に販売されていたとは本当に夢のような話。皆様にお届けさせていただく竹編みひとつひとつはそんな夢の続きなのです。






もうひとつ修理したスズ竹市場籠

スズ竹市場籠、竹虎四代目


スズ竹の開花で材料不足が続いていると先日からお話しさせていただいております。そんな中、ちょうどこの竹籠を編むだけの長いスズ竹素材があって一番大きな特々大のサイズより更に大きな市場籠が編み上がりました。しかしこれだけ大きいと女性の方には不向きかも知れません、あれもこれも入ってしますので、つい買い物をしていたらお財布も大変ですけれど重たくなって持ち運びも大変です^^;


スズ竹市場籠


そういえば一昨日にスズ竹市場籠の修理のお話をさせてもらったばかりですが、こちらの籠も修理させていただいたものです。両サイド下角部分をご覧いただきますと少し色目の違う竹ヒゴがお分かりでしょうか?


市場籠修理


古い竹ヒゴと新しい竹ヒゴが分かりやすくて修理した跡がハッキリ確認する事ができます。傷んだり壊れたりすれば何でも新しいモノが手に入る時代に、このように手直して一つの竹籠を大事に長く愛用する文化はきっと次の世代にも伝えていかねばなりません。


真竹買い物籠修理


竹虎スタッフが入社以来毎日会社にもって来ていた磨きの手提げ籠、真新しい竹ヒゴが目立っていましたがもう随分と落ち着いて馴染み出してきた頃です。





続・名人作無双籠×漆

無双籠


昨日の30年ブログでお話しさせて頂きました無双籠の色艶をご覧いただきましたでしょうか?そもそも無双籠は冬場のお茶の間でコタツが一般的だった時代には、まるでセットでもあるかのようにミカン等を入れる籠として何処のご家庭にも置かれてた普通の籠のひとつでした。


漆仕上げ無双籠


ある年代以上の皆様はハッと思い出された方も、きっとおられると思いますが、その普段使いしていた籠が漆を塗布する事によって生まれ変わったのです。この深みのあるテリ感!いつもの無双籠と比べてみれば一目瞭然、これだけ色合いが違います。長く日本で使われ続けてきた漆を改めて見直してしまいます。





YouTube動画をご覧いただきました皆様はご存知のように何故このような加工をすることになったかと言いますと実は海外に暮らされているお客様からのオーダーだってのです。お住いの国は非常に湿度が高く日本の竹籠を何度か持って行ったそうですが、どれもダメになってしまうので何とか方法がないだろうか?というご相談でした。そこで耐久、耐水、断熱、防腐性に優れていて現在でもこれに勝る合成塗料は無いと言われる漆を塗布することにしたのです。


オールド無双籠


以前も一度ご紹介いたしましたこの無双籠はまた雰囲気が違うかと思います。これは時間の経過で白竹が飴色となり見ようによりましては、まるで漆でも塗布しているかのように変色しています。しかしこれは自然に長い時間をかけないと生まれない風合い、また格別の貫禄を醸し出しています。