国産山葡萄長財布、手付き小籠そして手提げ籠バッグ

2019年4月13日

山ぶどう長財布


経年変色した山葡萄も竹に劣ることなく魅力的です、もう長く愛用するものは30年になりますがシンプルなだけに飽きがこないばかりか更に愛着がましてきます。この山葡萄長財布はこれからですが、お使いただく方が触れる機会の多い品だけに手油で色合いがどんどん良くなっていきます。


山葡萄セカンドバッグ


母がセカンドバックを購入した頃は山葡萄を知る人も少なく、今思えば驚くような安価な値段で手にしました。職人さんもまだまだ沢山おられて、籠が大きな段ボールに山積みになっていたのを思い出します。


山ぶどう籠


前にもお話ししたように山葡萄に人気が出てからは海外の素材を使用したもの、海外生産のもの等が目につくようになりました。以前のように粗悪な物は皆無となり見分ける事ができないほど素晴らしい出来栄えの籠バッグがありますので海外製品が悪いという事でもありません。


竹虎は当然ながら地域の竹と職人、国産にこだわり抜く一方で、東南アジアにも定期的に出かけて行き勉強させてもらっています。中国は竹の本場ですから何度行ったか分からなくなりましたが、どこに行ってもギラギラした目のヤル気にあふれた職人さんが印象的です。しっかりした工場では高品質の製品を産みだしているので、きっと中国製の山葡萄もそのような職人さんが作られているのでしょうか。


国産山葡萄手提げ籠バッグ


ただ、一時は関心を失っていた日本の昔ながらの素材に再び心が動く職人との触れ合いがあり、山々でのモノとの出会いがありました。


国産山葡萄手提げ籠バッグ


山葡萄の蔓は水で決まると言います。「この美しい山水で育つ葡萄蔓だからこの赤味が出る」だとか言われると、ああ竹山の職人と同じだと嬉しくなります。それぞれの山深い地域で、それぞれの作り手がプライドを持って編み続けているのです。













| コメント(0) | トラックバック(0)


見た事もない極みのシダ編み籠

2019年4月11日

  シダ編み洗濯籠(ワラビ籠)


高知では昔から生活道具として親しまれてきたシダ脱衣籠、今ではほとんど見かける事もなく実際ご家庭で使われている事も稀ではないかと思います。わらび細工などとも呼ばれていますがシダは日本中の山に生えているので、かっては各地で編まれていた籠です。


防水性に富んだ性質は台所籠としてプラスチックの登場までずっと重宝されていました。何度かお話しするように虎竹の里は茎の長い良質のシダが多く自生しており隣町にはシダ素材ばかりを扱うシダ屋さんが二軒もあったと言います。大量に集められたシダは何処で、どのような籠に編まれていたのか?今では知る人もいなくなりましたので残された籠を見て推察する他ありません。


シダ編み脱衣かご


そんなシダを使って今回新たに編み上がったのは非常に珍しく、もちろん個数限定ではありますが極みとも言える脱衣籠なのです。昔から普通に見かける籠とは全く違った風貌と思いながら持ってみると若干ズシリと来る質感に「あれ?」と思います...、よく見ると何と二重編みになっているのです。


シダは表皮がツルツルして衣類の繊維質にひっかからないのも大きな特徴です、二重編みにすることによりシダヒゴの先端を内側に隠すことができるので本当に使いやすい脱衣籠となっているのです。


シダ(わらび)編み洗濯かご


楕円形になった長い方のサイズで53センチもある大きさにも注目です。シダ編み籠の難しさのひとつに材料集めがあって、いくら大きな籠用の太いシダが欲しくとも実際に山に入ると、なかなか思い通りの材料が採取する事ができません。


シダは採取してからすぐに編まないと硬くなってしまい編めない素材です。なので、この大きさで更に二重編みとなると太さの揃ったシダ材を手に入れるだけでも大変なのです。大小と二種類のシダ編み脱衣かごに使用される素材の太さは微妙に違っています。職人が素材を見て編み込む籠の大きさを決めるのでシダ籠のできばえは、ある意味山次第と言えるのです。


ワラビ(わらび)籠


細い材料で可愛いサイズのシダ編み小籠を編んでもらいました。スマホや時計、お部屋の鍵、小銭入れなど小さな物入れにピッタリです。数えるくらいしか作ることができませんので、ごくごく一部の方にしかお届けできないのが残念ではありますが、昔の日本では当たり前に暮らしの中にあったシダ籠をお手元に置いていただければ嬉しく思っています。













| コメント(0) | トラックバック(0)


春の行楽にカジュアルな籐かごバッグ

2019年3月28日

籐手提げ籠バッグ


籐(とう)は日本にはない植物ですので籐細工の材料として主にインドネシアなどから輸入されています。しなりがあり、軽くて強いという特性を持つていますので、家具などにも多用される素晴らしい素材です。


数年前までは、このナチュラルな籐を使った昔のお母さん方が買い物に愛用していたような手提げ籠バッグがありました。非常に腕のよい職人さんでしたが、お仕事ができなくなってからは竹虎ではずっと欠品だったのです。しかし、あれから何年も経ってようやく綺麗な籠を編む職人さんが現れ籐買い物籠が復活しました。


籐手提げ籠バッグ


以前の籐手提げ籠バッグとの一番の大きな違いは二本になった持ち手部分です。デザイン的にも格好が良く、耐久性もアップして言うことなし、これからの春の行楽シーズンに外にお出かけする機会も増えるのではないでしょうか?物の出し入れがしやすく、丈夫で自然な色合いの籐手提げ籠バッグなら、もっと気軽にお花見も楽しめそうです。


籐手提げ籠バッグ


ナチュラルな細工に対して、籐素材を染めてから編み込む染籐のバッグは落ち着いた感じでお洒落にお持ちいただく事ができます。一見どこにでもありそうな籐の籠ですけれど、サイズ感が絶妙で、奧行きがキリッと引き締まっていてシャープにお使いいただけます。


籐手提げ籠バッグ


熟練の籐職人が編み上げているので実用性や堅牢性は当然の事、この手提げ籠バッグの使いやすい優れた一番の特徴は持ち手部分に隠されています。


バッグは手に提げるばかりでなく、室内、あるいは車内で置いておく場合も多いものです。そのような時にも、持ち手と本体取り付けジョイント部分に大き目の籐製の輪が付いていますので両方の持ち手がパタンとコンパクトな形で本体に添って折れますので邪魔になりません。実際にご愛用いただく女性の方々の声を聞きながら少しづつ改良して完成された籐籠バッグなのです。














| コメント(0) | トラックバック(0)


思い出す、廣島一夫作の魚籠(シタミ)

2019年3月26日

廣島一夫作シタミカゴ


もう5年程前の事になりますが竹細工の名人だった故・廣島一夫さんの竹籠や竹ざるを拝見する機会がありました。色々な籠の中で特に気になったのが、シタミと呼ばれる鮎を入れるための魚籠だったのです。ご本人は「竹細工は道具」だと常々お話しされていたようです、一度お会いさせてもらった時の静かなまなざしを思い出します。


あの自然体、気負いの無さから生み出された竹は、言葉通り作り手と使い手の長い共同作業で進化するものでもありました。しかし、それにしても飾っておきたくなるような惚れ惚れするフォルムにただ魅入るだけでした。


魚籠腰テゴ


いつもお話しさせていただくように竹はイネ科であり、世界一美味しいお米の育つ日本の竹は最高の素材です。そして大陸より渡ってきた竹の技は、その秀逸な素材と日本人の美意識によって昇華されて来たのだと思います。


ネパール魚籠


大阪にある国立民族学博物館にはネパールで使われていた魚籠が展示されています。驚くのは鹿児島の職人さんが父親から作り方を習ったという細くなった口、特徴的な碇肩の魚籠(腰テゴ)と瓜二つだった事です。


竹虎四代目、シタミ


廣島さんの鮎籠は、遠く海を渡って伝わって来たであろう魚籠の形を取り入れながら毎日の仕事で磨かれ、洗練されてアートの領域にまで高められているかのようです。


鮎籠、シタミ、魚籠


あの魚籠が欲しくて、ずっと近くで廣島さんに師事されていた職人さんに製作をお願いしたのは2014年の事だったのか...。数年を経て手元に届いたシタミは、まだ若く青々としていますがそのうち落ち着いた色合いに変わっていくのです。













| コメント(0) | トラックバック(0)


春を彩る、籐手提げ籠バッグたち新登場

2019年3月 8日

染籐手提げ籠バッグ(黒革持ち手)


南国高知と言われるだけあって虎竹の里も随分と温かくなってきました。そろそろ桜の話題もチラホラとでるようになってきた今日この頃に、新しく仲間入りした籐バッグ達をご覧いただきたいと思います。


染籐手提げ籠バッグ(黒革持ち手)


春はお出される機会も多くなる季節かと思いますが、そんな機会に一緒にお連れいただきたい黒革持ち手籐バッグの良いところは何と言っても、しなやかさと強さにあります。耐久性に富む籐ヒゴは柔らかく腰当たりも良くので気軽に持ち歩くのには最適の素材です。美しい仕上げができる加工性の高さと、思うよりもずっと軽くて長時間持っても疲れないのも人気となっています。


虎竹ワンポイント


今回の籐バッグシリーズには、それぞれ細かい所に日本唯一の虎竹をワンポイントに使ってみましたが、いかがでしょうか?


籐手提げ籠バッグ


籐手提げミニ籠バッグは小ぶりで可愛いサイズですので、ちょっとした外出にお連れいただきたいバッグです。


籐手提げ籠バッグ


明るく軽快な感じのナチュラルホワイトと、渋い染の二種類をご用意しています。どちらも細部まで丁寧に作り込んだ籐バッグです。


染籐手提げ籠バッグ


染籐の色合いも編み込も熟練職人ならではの美しい仕上がり。特にこの籐手提げミニ籠バッグは優しいフォルムにこだわり、口部分も胴体部分も穏やかな曲線美をお楽しみいただけるようになっています。


染籐手提げ籠バッグ


最後にイチオシの染籐手提げ籠八ツ目バッグです。特徴は本体ボディを縦一文字に入れた日本唯一の虎竹です。口部分、持ち手留部分にも虎竹を使ってバッグ全体をキリリと引き締めているのです。


染籐手提げ籠バッグ


しっかり編みこまれた八ツ目編みにもご注目いただきたいです。実際に手にされると見た目以上に軽く持ちやすい事を実感される秘密はここにあります。


染籐手提げ籠バッグ


好きな手提げ籠を持つとそれだけでウキウキして心弾みます。心地よい春の一日を籐手提げ籠バッグたちが更に楽しい時間にしてくれます。














| コメント(0) | トラックバック(0)


美しい定番の山ぶどう手提げ籠バッグ

2019年3月 2日

山葡萄棚編み手提げ籠バッグ


山葡萄の手提げ籠バッグは、東北の山々で採取された葡萄のツルを使って編まれています。温暖化の影響もあって竹の北限はどんどんと北に上がっていますが、孟宗竹や真竹、淡竹といった日本三大有用竹と呼ばれる加工性が高く細工に適した竹材は東北にはあまりありませんでしたので生活や仕事の中で使われる道具類にはスズ竹や根曲竹といった笹類の仲間が多用されてきました。そして、それと同時に驚く程の耐久性がある山葡萄などのツルや、アケビ、山桜や胡桃の樹皮で作る細工が発達してきたのです。


古い山葡萄籠


今でこそ海外からの輸入品含めて多種多様な製品があふれている山葡萄ですが、35~40年くらい前までは、大きな箱に入れられて一山いくらというような取引をされていた時代もありました。当時は知る人も少なく、母なども自分で使ってはじめて山葡萄の良さを知ったといいます。


山ぶどうセカンドバッグ


そんな母から譲られたセカンドバッグは使い込んで黒光りしていて、まるで上等な革細工のような風合いになっています。しかし実際手にしてみますと、その辺の革などとは比べ物にならないほどの強さと山育ちの無骨な風合いが何とも言えない魅力を醸し出しているのが分かります。


山葡萄棚編み手提げ籠バッグ


いつだったか東北の農家さんで腰籠として使っていたという古い山葡萄の籠と出会いました。畑や山仕事に使うための籠ですので棚編みされたヒゴは粗々しく決して整っていると言う訳ではありませんでしたが魅かれるものがあって山葡萄の職人さんに持ち手を付けてもらって手提げ籠として愛用さてせもらっています。やはり好きな物を持つて歩くと訳もなくウキウキしてきます。


山葡萄手提げ籠バッグ


実は近年、素朴さや味わいのある籠が少なくなり山葡萄にはあまり魅力を感じなくなっています。技巧に走りすぎるものではなく昔ながらの自分の好きな定番の編み方と形、大きさの山葡萄の手提げ籠バッグが久しぶりにありました。端正な形はさすがに熟練職人の技です。













| コメント(0) | トラックバック(0)


久しぶりの国産山ぶどう手提げ籠バック

2019年2月 5日

山ぶどう手提げ籠バック


山ぶどうという素材は野趣に溢れ、その強靭さといったら驚くほどの耐久性を誇ります。今ではお出かけに持つ手提げ籠として知られていますが、その昔は農作業や運搬用籠の素材として使われてきました。自分がずっと愛用している一つも、元々は農家で背負い籠として使われていた山ぶどうに新しく持ち手を付けてもらっています。


山葡萄


母から譲ってもらったセカンドバックタイプの山ぶどうも長く愛用するうちに艶がどんどん増して黒光りしてきました。知らない方がご覧になられたら黒く光沢のある革製かと思うかも知れません。


山ぶどう手提げ籠バック


根強い人気の山ぶどうですが近年色々なタイプの手提げが作られるようになっています。国産材を使った籠だけでなく輸入材を使った製品や海外製の物も多くみられるようになりました、価格は思うほど安価になっていないものの以前のように一部のファンの方だけでなく裾野が広がっている感じを受けています。


山ぶどう手提げ籠バック


東北でずっと編み続けている職人が自分で山に入り山ぶどうの蔓を採ってきました。すでに高齢ですので無理も出来ず、十分満足できるほどの良い材料ではないのです、しかし昔ながらの無骨な感じ、前もうしろも枡網代編み、側面も枡網代、底まで枡網代、そんな素朴な手提げ籠バックです。













| コメント(0) | トラックバック(0)


篠竹野菜籠の経年変色

2019年1月24日

篠竹野菜籠


昨日は大きな篠竹籠についてお話しさせてもらいましたが、ご家庭でお使いいただける適当なサイズの籠はこの篠竹野菜籠ではないかと思います。ところで、左右の竹籠は違う種類の竹ではありません。同じ篠竹ですが長くご愛用いただくうちに青々とした色目が、このような渋い色合いに変わってくるのです。


篠竹野菜籠


虎竹の里では土のついたままの大根や、収穫したばかりのカボチャなど野菜も沢山いただく事があって、そのような野菜の保管に通気性の良い竹籠は最適なのです。しかし、そんな事がなくとも野菜には冷蔵庫に入れるよりも常温での保管がよいものがありますので竹籠は一つあれば重宝します。


篠竹野菜籠


竹細工の楽しみ方はそれぞれですが、時間が経つごとに変色していく竹の表情は大きな魅力のひとつです。数十年たった竹籠が、ハッと目が覚めるような美しさで驚くことがあります、大切に使ってこられた方の持ち味が加味されている幸せな竹たちです。














| コメント(0) | トラックバック(0)


日本最大級、篠竹楕円籠

2019年1月23日

篠竹楕円籠


篠竹で編まれた楕円籠は農家さんで使われてきたものですが今では需要も少なくなり、あまり沢山製作されている籠ではありません。篠竹で思いだすのは篠崎ざるという江戸川沿いの護岸用の篠竹で編まれた竹細工です。職人さんはご自身の竹笊の上に飛び乗ってその強さを語られていたのを懐かしく思い出します。


篠竹籠


篠竹もその土地により多少色目や特性が少し違います、さらに扱う職人の仕事も違うので同じ竹でも編まれた製品の特性により用途も考えねばなりません。この楕円籠は大きめの脱衣籠などに形は適しているようですが、もう少し工夫が必要だと感じています。


篠竹籠、ぼた籠


この籠でも大きいと感じていましたが、実は同じ篠竹で編まれている更に大きな籠があります。横幅60センチ、奥行き48センチ、高さ35センチ、篠竹で編まれている籠としては日本最大級の竹籠でしょう。


先日お客様のご注文で真竹を使い直径70センチの深竹ざるを作りました、これは日本一と胸を張れるほどの強度を持っていますので業務用として使うプロの方にも満足いただけて何度もリピートいただいてますが、この篠竹特大編み籠の方は大きい割に篠竹のヒゴの厚みが取れないため堅牢性では劣っています。


篠竹籠、ぼた籠


しかし、柔らかいから耐久性が無いのかと言うとそうでもありません。あまり重たすぎるものを入れると使えませんが、例えば公園の掃除で落ち葉を沢山集める場合など、どうでしょうか?かさばる落ち葉も、この大きな竹籠ならかなりの量が入れられます。そして、もち運びが大事ですが引きづる事を考えての力竹を入れた底の設えをしています。段差のある所を運んでも衝撃を竹のしなりがうまく籠全体に拡散してくれるのです。














| コメント(0) | トラックバック(0)


新作の籐編み手提げ籠バック

2019年1月15日

籐編み手提げ籠バック


昨年から用意していた籐編み手提げ籠バックが、いよいよと形になってきました。籐は柔軟性、堅牢性にすぐれており竹細工の口巻などに多用され重宝されている素材です、籐編みを本体にして細部に虎竹をあしらい、内側の巾着部分には虎竹模様を表現して特別に製造してもらった織物「竹虎」を使います。


籐編み手提げ籠バック


籐の凄いところは、細くヒゴにすると柔らかくしなやかな特性を持つものの、丸籐そのままで使うと強度のある素材という相反する二つの性質を併せ持つところです。少し竹にも似ていますが、中が空洞になっている竹よりも堅牢性、加工性で優れていますので籐家具などが世界中で愛されているのだと思います。


籐編み手提げ籠バック


籐ヒゴで編まれた優しいカーブが印象的な本体に取り付ける持ち手は細い丸籐を使っています。小さい手提げがバックではありますれれど、細くても、しっかりした強さがある丸籐の特性をも活かしきっています。













| コメント(0) | トラックバック(0)


1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11


このページのトップに戻る
お客様の大切な個人情報(ご住所・電話番号・メールアドレス等)を業務以外に流用しません。
個人情報の取り扱いについて
虎斑竹専門店竹虎トップに戻る

Copyright (C) 1997-2018 taketora. ALL rights reserved.