お一人様の洗濯籠にポリエチレン製ランドリーバスケット

2020年2月21日

脱衣籠、ランドリーバスケット、洗濯かご


お一人様の脱衣籠として新しく仲間入りした籠があります。洗濯籠でもランドリーバスケットでも色々呼び名はありますけれど、とにかく一世帯当たりの人数が少なくなっている現状がありますのでお一人かお二人くらいのお洗濯物なら、このくらいのサイズがちょうどではないかと思って新発売したのです。


脱衣籠、ランドリーバスケット、洗濯かご


若い頃なら何ともないと思いますがご高齢の方ですと沢山入る大きな籠だと重たすぎる事もあるかと思います。小振りなお一人様洗濯籠は、その点ご愛用いただきやすいのではないでしょうか。


脱衣籠、ランドリーバスケット、洗濯かご


さて、この洗濯籠には少し特徴があって、それが直径34センチ×高さ28センチのポリエチレン製ランドリーバスケットがスッポリと入る大きさだと言うことです。


脱衣籠、ランドリーバスケット、洗濯かご


このポリエチレン製ランドリーバスケットはダイソーで300円で販売されていたものです。防水性の高い素材と組み合わせることによって使い方も広がりるのではないかと思っています。
















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不思議な形、謎の魚籠

2020年2月14日

  竹虎四代目(山岸義浩)、魚籠


竹は知れば知るほど知らない事ばかりだ、この鮎籠の形を何と言えば良いだろう。四方を海に囲まれ水の豊富な日本ではそれぞれの地域に根付いた竹で様々な形の魚籠が編まれてきたが、これは今まで見たどの籠とも違う。もしかしたら似たような、この形に繋がる手がかりになるような竹編みがあっても良さそうに思えるが、自分には分からない。


魚籠


若い頃からこの魚籠を使ってきた、投網で捕った鮎を50匹も入れて重たくなるほどだった。籠を編む手を止める事もなく、ひょうひょうと古老は話す。魚を傷めないためだと言うデザインは、ある日突然に清流が谷間をぬうように続く山深いこの地に生まれたのだろうか。


魚籠作り


ボソリ...、職人が編み進める籠を見ているうちに気になる事を呟いた。


魚籠


海外から...?ますます面白い。竹細工の技はもともと大陸から伝わったものであるし東南アジアなどとそっくりな魚籠が日本で編まれてきた歴史もある。興味が尽きない竹の謎は、編み上がって間もない青さの残る籠が職人の持つ飴色の鮎籠のようになるまでに解けるだろうか?調べた後にまたこの30年ブログで報告したい。
















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山葡萄の強靭な紐

2020年2月12日

山葡萄買い物籠


昨日に続いて山ぶどうのお話しをしてみたいと思っています、若い葡萄のツルが長い年月で得も言われぬような風合いに変わって行く様もご覧いただきました。


山葡萄買い物籠タナ編み


山葡萄手提げ籠バッグは自然な武骨さが魅力です、武骨さを強調しすぎる作風もあまり好きではありません。


山葡萄買い物籠


あくまでも自然に、山にあるように雄々しく。


山ブドウ手提げ籠バッグ


デザインを入れるにしても古老の編む山葡萄は優しさを感じます。


山葡萄ショルダーバッグ


先日まで珍しいショルダーバッグが一つだけ本店にありました。


山ブドウのロープ


ショルダーの紐に使われていたのも当然山葡萄です。この紐も水に強く自然素材では最強クラスの丈夫さを誇ります、先日ご紹介した竹縄と東西横綱かも知れません。ただ一つ大きな違いは竹素材の身近さでした、毎年ドンドン生える若竹を素材とした竹縄ほど山葡萄は豊富に収穫できなかったのです。


クルミ手提げ籠バッグ


クルミの手提げバッグも昔から作られ続けてきています。表皮とウラ皮の色合いの違いを活かして面白い表情のものが編まれていますが、傷みやすい持ち手とジョイント部分に堅牢な山葡萄を使っている職人が何人いるでしょうか?自然素材は長く使う内に真価が問われるものです。















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山葡萄手提げ籠バックの心

2020年2月11日

  山葡萄手提げ籠バッグ棚編み


山葡萄手提げ籠は母や祖母の時代から愛用してきたので、その良さは十分に知っている。今では高価なバッグとなって高嶺の花のようになっている物まであるのだが当時の山葡萄は大きな箱に入れられて驚くような安い値段で取引されていた。ところが使ってみると、どうだ。その強さと時間と共に変わる風合いは見事としか言いようがないのである。


山ぶどう籠


編みがったばかりの元々の色合いも自然そのままの武骨さがあり良いものだ。採れる山によってツルの色も微妙に違って面白い、職人はそれぞれ自分の山に誇りを持っているところも虎竹の里と同じで深く共感した。


山葡萄手提げ籠バッグ


そして、やはり愛用するほどに深まる色艶はその後に海外生産され輸入されるほどまでに人気となっている。


山葡萄手提げ籠バッグ持ち手修理


山葡萄のツル素材にもよるが、いくら堅牢といっても長く使う内にヒゴが折れたり傷むこともある。持ち手も修理することの多い部分なので本体の色合いと手直ししたばかりのヒゴの色合いで月日と共にどれだけ変化するか分かりやすい。


山葡萄手提げ籠バッグ


前にもお話ししたように、山葡萄の手提げ籠は個人的に好きで愛用するものの実は関心が薄れていた時期がある。海外素材を海外の職人が編んだもの、国産素材を海外職人が編んだもの等輸入品が多くなるにつれて技巧に走るものばかり目について昔ながらの伝統的な良さが失われていると感じるからである。


山葡萄手提げ籠バッグ網代編み


海外で編まれたものも品質が高く、価格は国産と変わらなかったり反対に高額なものもあり、それはそれでユーザーの裾野を広げ需要に応えてる素晴らしい取り組みであり美しい籠たちである。ただ、自分は土地に根付き母や祖母から受け継いだ技を温かな日差しを受けながら編むあの手が好きなだけだ。
















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籠やザルの修理をしたり、別注対応したり

2020年1月22日

スズ竹市場籠修理


スズ竹の市場籠が修理という事で手元に届きました。特別丈夫なスズ竹なのに余程ハードな使い方や重い荷物をいれたのか、珍しい事だなあと思っていたら持ち手部分の破損でした。


スズ竹市場籠修理


なるほど籐巻持ち手でも芯部分がロープではなく丸籐を使っています。この細さでは野菜や魚を入れてガンガン持ち運ぶ市場籠の持ち手としては役不足、折れてしまうのも分かります。


スズ竹市場籠修理


竹虎では、自社で購入いただいたものでなくとも自分たちの力の及ぶ限り修理をさせてもらうようにしています。このスズ竹市場籠も当社で販売したものではないのだが、お客様からすれば竹虎で断られたら一体どこに持って行けば良いか路頭に迷ってしまいかねません、そこで今回も快く引き受けさせていただいて頑丈なロープ持ち手にやり替えさせてもらったのです。


別注籠


修理や別注の籠やざるのお問い合わせは近年少しづつ増えてきた仕事のひとつ。この四ツ目底角水切り籠(たらし)もサイズを大きくして使いたいという業務用のお客様のご要望で製作しました。サイズを大きくすると印象は全く違うし、使い勝手はもっと違います。


オーダーメイド簾


籠やザルだけでなく小さな簾(すだれ)も10枚からオーダーメイドの別注対応をしています。残念ながら円形のものは職人がいなくなって出来なくなったのですが容器に合わせたい場合、少しだけ大きくても小さくても使いづらいもの、このような皆様のご不便を少しでも解決できればと思っています。
















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香る真竹茶櫃籠

2020年1月17日

真竹茶櫃籠


来週24日からパリで開催される竹細工展では自分が持っている籠の中から合計38点を選んでいる。どうしても手元に置いておきたい籠が積もり積もって置ききれなくなっても、まだ新しい魅力的な竹が現れてくる。それが、どうしようもなく楽しいのだが、この茶櫃籠もそんなひとつだ。


真竹茶櫃籠


西日本では菊底編みで本体や蓋部分を編む細工が多いのだが、網代底の本体に網代底の蓋とは面白い。


真竹茶櫃籠


竹籠と焼物は陶器でも磁器でもよく似合う、こんな食卓が日本のどこかの家庭にあるといいなと思った。そこで元々自分用にと思っていた真竹茶櫃籠を販売することにしたのだ。


真竹茶櫃籠


普段は見えない底部分、力竹も渋い、三か所の足がいい、かなり男前である。


真竹茶櫃籠


この籠に限ったことではないが今の季節に編み上がる竹細工の香りはたまらない。空調の効いた部屋に置いていて随分と色合いは落ち着ついてきたけれど、まだかすかに香っている。














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縦ヒゴ手提げ籠バッグ

2020年1月14日

真竹籠


は日本各地にあって昔から使われてきただけあって何とも不思議な思いにかられる事がある。古老の職人が庭先で近くで伐採してきた真竹を割っている、何ができあがるのかと思っていたら手提げ籠バッグ。元々昔から編んでいた籠を、人から頼まれて持ち手を付けた買い物籠に作るようになったと言う。なるほど、ズシリとくる丈夫さを感じさせる重さと筏底になった四隅の足に若い頃から手に染み込んだ熟練の仕事が見え隠れする。


初めて見た時には少し驚いた、ここからはずっと遠く離れた山の中に暮らす懇意にして頂いている職人と、そっくりな籠の作りをしていたからだ。幅1.5センチ程度の縦ヒゴをゴザ目編みにかぶせる技法は珍しい。


真竹手提げ籠バッグ


真竹で編まれた手提げ籠バッグをこうして見てみると足が効いている。かなり身の厚い竹だから孟宗竹かも知れないと思ってたずねてみたが、やはり真竹。良質な真竹が多い土地柄の生みだした竹細工のひとつだ。














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めでたく幸せな祝儀籠

2020年1月 6日

祝儀籠、肴籠


今年は新年早々にパリでの展示会を予定しているので、どうしても伝統の籠として復刻したかった一つに祝儀籠があります。肴籠(さかなかご)とも呼ばれていて縁談が成立すると、この籠に鯛やイトヨリといった赤い魚を入れて祝儀の贈り物として使っていたのです。檜や南天の葉、あるいは笹を下に敷くのが普通でしたので色合いも美しいものだったと思います。


祝儀籠、肴籠


この竹籠を使うのが高知だけの風習なのか、どこか他県でも行われていたのかはハッキリしていません。しかし自分の学生の頃には竹虎には普通に並べられていて流通していた竹を使った生活道具なのです。


真竹、苦竹


祝儀籠に使う真竹の竹林に行くと青く生命力に満ちた竹の姿に圧倒されます。彩に溢れた今の時代の自分でさえそうなのに、昔の人々が例えば一面雪景色となった中でも青々と立っている竹に神秘的な力を感じずにはいられなかったと思います。だから神事にはもちろん婚儀など祝いの場にも竹は歓迎され、いつしか「松竹梅」と言われるようになったのではないかと想像しています。


祝儀籠、肴籠


今まで見てきた祝儀籠は決して大きなものではありません、鯛にしろそこまで大きな魚が入れられる籠ではありませんので普通の庶民が使ってきた暮らしの籠という部分にも魅力を感じます。


「生臭坊主」と聞きますとあまり良い意味ではありませんが、婚儀が了解されると「ナマグサ=生の魚」になったと言っていたそうです。地域に残っている言葉ひとつからも生きた幸せな竹籠の歴史を垣間見る思いです。


初日の出も素晴らしい、けれど仕事はじめの今朝の朝焼けはもっと素晴らしい(笑)。今年も「豊かな竹のある暮らし」に頑張っていきますので何卒よろしくお願いいたします!














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孟宗竹で編まれた四つ目籠

2019年12月28日

四ツ目籠


何の変哲もない何処かで見た事のあるような四ツ目編みされた竹籠です。黙っていたらそのまま行き過ぎてしまいそうな四つ目籠、自分も見慣れてしまっているので数年前までは普通のように思っていました。ところが昔ながらの竹材で、昔と同じように編み続けていた籠が気がつけば結構レアな竹細工になっています。


孟宗竹


ここに伐採されているのはご覧のとおり直径も太く身の厚い孟宗竹です。竹虎では袖垣の芯材として使いますので、このように山出ししていますが現在では孟宗竹は竹炭として焼かれる他ほとんど使われる事がありません。孟宗竹は真竹などに比べて太く重量もあり、割るにしても剥ぐにしても硬くて使いづらく竹細工には不向きとされているのです。


四ツ目籠


ところがその反面、孟宗竹を好んで使う古老の職人がいるのです。ひとつは高知の場合には身近に良質の真竹がなかったのかも知れません。ずっと質より量の時代でしたので太い孟宗竹が素材として選ばれていたのです。それと、もうひとつは強さです、農家や家庭の道具として使われていた竹編みは耐久性が一番に求められていました。





孟宗竹で編んでいる?聞いたら驚く職人もいるかも知れません。他では見られなくなりつつある竹細工、この竹ざるも縁には孟宗竹を使って丈夫に仕上げられます。













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竹サンタからのクリスマスプレゼント

2019年12月25日

魚籠


さて昨夜はクリスマスイブでした、皆さん素敵なプレゼントはいかがだったでしょうか。大人になっても12月のこの時期は何もないのにウキウキとしてしまいますが、特に今年は長い間待ち焦がれている大好きな贈り物が届きそうとあって楽しみにしていました。


魚籠、うなぎ籠


心待ちにしているのは、この特徴的な魚籠。魚籠の形はその地域の竹材にもよりますし、魚の種類によっても違います。この魚籠は首部分が狭くて胴体が張っている鰻用のもの、底に入れてある力竹の本数、竹の重なり、その下に見える四ツ目編みにしびれました。


魚籠


竹籠を編む場合、竹素材がすべて同じと思われている方がほとんどかと思います。ところが実際には太い骨竹などに丈夫な孟宗竹を使う場合もありますし、たとえばこの魚籠は細かい編みには淡竹を使い力竹には真竹、そして口巻部分には若くて柔らかい成育年数の違う竹を使います。


ただ、この籠にはたまたま適当な竹材をきらしていたのでしょうか、口巻には黒竹を使ってしまっていました。昔からの伝統の竹籠には少し似合いません、そこで新たに編んでもらう事にしたのです。


竹籠、魚籠


ずっと待っているのにはこのような理由がありました。首の長さに合った蓋の深さも気に入っています、仕上げも素晴らしい出来栄えです。


鰻籠、魚籠


イブには届かなかった魚籠、トナカイがぐずっているのかも知れません(笑)。年内にはウチに来るのだろうか?竹サンタ。













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