手付きのメゴ笹籠

2019年12月14日

手付きメゴ笹籠


メゴ笹洗濯籠は竹虎でも幻の籠と言われていた時代があるほどで今まで同じ形の籠しかありませんでした。手付きのメゴ籠をご紹介させていただくのは今回が初めての事となります。


手付きメゴ笹籠


底編みなど他の編み込みはいつも通りまったく同じ作りです。


手付きメゴ笹籠


しかし、持ち手が付いただけで見た目もそうですが使い方にも幅ができて洗濯籠以外にも色々と役立ちそうなのです。


メゴ笹籠


そして、もう一つは縦型の深いメゴ笹籠


メゴ笹籠


メゴ笹籠


数が限定ではあるものの新しい形のメゴ笹がラインナップに加わって思わず笑みがこぼれます。
















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土佐伝統の皿鉢料理に使う大皿みたいなメゴ笹籠

2019年12月13日

竹虎四代目(山岸義浩)、メゴ笹籠


何が楽しいかと言って、このような大きなメゴ笹籠が編まれている事です。高知伝統の料理に前菜からデザートまで一つの大きな皿に盛り付ける皿鉢料理というのがあるのですが、まるでこの大きな籠は皿鉢の大皿のようです。


メゴ笹


メゴ笹は、おかめ笹とも呼ばれていて西日本を中心に広く成育しています。画像でご覧いただけるように凄く密集して生えているので、遠い戦国時代には城や砦のまわりに植えられていて、いざ攻められるとなった時には短くハス切りにして針山のようにして守りを固めたと聞いた事もあります。


メゴ笹


元々稈は細いものが多いので、これだけの大きく丈夫な籠を編むとなると太い材料探しだけでも容易ではありません。


メゴ笹籠


編まれたばかりでズシリと重い籠は、しばらく置いておくと見る見るうちに色合いが抜けていき軽くなって扱いやすくなるのです。

















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パリ展示会の竹籠選び

2019年12月11日

名作竹籠


素朴な竹籠に魅かれるのは編み目の向こうに人の暮らしが見え隠れするところだと思う。中でも磨きと呼ぶ、竹表皮を薄く剥いだ竹ヒゴで編まれた籠やザルは出来たばかりの時からは思いもよらない色合いが深まり、長年愛用してきた本人にすれば
無二の友人のようにも思えて手放せない。


竹籠、竹ざる


同じ編み方でも竹素材が違えば出来あがる籠は全く違うし、飯籠や米研ぎざるが家族の人数が少なくなるにつれて小さくなっていくのが面白い。


竹脱衣籠


この脱衣籠は昔からあった伝統の籠を自分達流に楕円形に編んでいる、家族で使うから縁巻も粗い。まあ新しい籠といっても40年か、もしかしたら50年近く前のものだと言うので竹細工の息は長いのである。


祝儀籠


婚礼が決まると鯛の尾頭付きを入れて挨拶に行く高知伝統の祝儀籠、残している籠を元にして忠実に再現してみた。小さい頃には見かけていたものの、今では全く流通していない籠なので若い職人もはじめてで戸惑ったようだが良く編めている。祝いの門出の籠だから、どうしても展示に使いたいと思っていた、ギリギリセーフで一安心だ。














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名人の無双編み籠

2019年12月 7日

八郎名人の無双籠


ミカンの美味しい季節になると、ある年齢以上の方にはコタツの上にミカンを入れて置いてあった盛籠を思い出すこともあるのではないかと思います。もちろん何と言ってもミカンが主役なので脇役の印象が残っていない方もおられるかも知れません。


無双籠


多くのご家庭ではきっとこのような形の竹籠が使われていたに違いないのですが、この無双編竹籠は脇役と言うには惜しい美しさです。


無双籠、盛器、盛籠


無双籠とは二重編みになった籠のことで、珍しい編み方という訳ではないもののこれだけキリリッとした触り心地満点の編み籠にはなかなかお目にかかれません。


無双籠、盛器、盛籠


煤竹の力竹には「八郎作」と銘が入れられています。


無双籠、盛器、盛籠


染色の色味が少し邪魔をしていて分かりづらくなっていますが兎に角美しい形に魅入るほどです。


無双籠、盛器、盛籠


この名人が数十年前の修業時代に編んだ籠が残っています、形のたどたどしさはあるものの丁寧な作りが分かります。


無双籠、盛器、盛籠


現在編まれているシャープな籠とは全く違う優しさを感じる籠、手元に置いておきたい温もりが伝わってくる籠です。













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新しい御用籠が出来ました。

2019年11月26日

御用籠


職人さんが編むことができなくなった籠の一つに御用籠があります。少しの年配の方でしたら昔よく走っているのを見かけていたホンダ・カブや自転車の荷台に太くて真っ黒いゴムで縛りつけていたのを覚えておられるのではないでしょうか?丈夫な荷物入れとして多くの方に愛されてきた四角い竹籠が御用籠でした。


御用籠力竹


丈夫さの秘密が縦横に何本も入っていた骨太い竹ヒゴです。重たい荷物を入れて少しくらい乱暴に使っても平気なくらい、これでもかっ!というほどの力竹でした。今回新しく製作した新御用籠も昔ながらの作りとまではいかないものの出来るだけ堅牢に仕上げていますので野菜籠等としてお使いいただけます。


真竹


竹はちょうど伐採の時期を迎えていて御用籠の材料でもある真竹で編まれる籠やザルも少しづつ出来あがりつつあります。せっかく生えてくる竹です、虎竹の里の竹だけではなく真竹も活かせるものは100%活かしていきたいというのが自分の気持ちです。


御用かご、野菜籠


出来なくなった籠もあれば、新しく出来るようになった籠もあってこうやって竹文化は繋がっていくのだと思います。足技の凄い職人が真竹で竹ざるをスピーディーに編んでいます、まるで手が四本あるかのような達人技。このような技術はこれから先は少なくなっていくのかも知れません。

















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命には終わりあり、竹には果てあるべからず

2019年11月21日

竹四ツ目編み


いつも竹虎四代目の30年ブログをご覧いただいてる皆様はご存知ですが、初めての方がおられたら「エビラ」と聞いて思い出すのは東宝映画『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』に登場する怪獣です(笑)あ、もちろんある程度のご年配の方々に限るかも知れませんが。


四ツ目編みざる


エビラは昔から農家さんでは重宝されてきた竹編み平籠、通常は竹ヒゴの目のつんだ網代編みタイプしかありませんでした。ふと思い立って四ツ目編みタイプも復刻しましたけれど、しばらく製作することのなかった四ツ目編みざるも作ってみようかと思っています。


茶碗籠


ところで「歌は世につれ...」などと言われます。実は竹も世につれ、人につれなのです。大家族だったころの茶碗籠や飯籠は一抱えもあるほどの大きさでしたが、今では家族の人数も随分少なくなってきました。ひとり暮らしの方も多いと聞いてお一人様椀籠という小さなサイズを製作してお陰様で好評をいただいております。


かるい、背負い籠


この小さな籠は何かお分かりでしょうか?独特の形と編み方のかるいと呼ばれる背負い籠です。横からみると底の方が狭くなる逆三角形になっていて最初は不思議に思いますけれど急峻な斜面に置いてそのまま背負うことが出来るという先人の知恵の詰まった素晴らしい籠なのです。


これも椀籠同様に小さくしたのか?


いえいえ(笑)さすがにこれでは背負う事もできません。こんな逸品でも需要が少なくなる中で室内使いできるように編み方、形そのままに小さくした「かるい」です。自分達にも覚えがあります、今までの技術を活かして何とか現代に必要とされる品を作りたい、そんな苦悩の思いが籠になっています。しかし、それにしても良い出来栄えです。できることならもう一度、名人飯干五男さんの工房で一日座ってみたいと思うのです。
















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素朴、山ぶどう手提げ籠バッグ

2019年10月11日

山ぶどう手提げ籠バッグ


秋も深まってくると恋しくなるのが山葡萄。海外からの輸入が増える中、やはり国産で昔ながらの素朴な籠を知ってもらいたいと古老の職人がコツコツ手編みしています。


山ぶどう手提げ籠バッグ網代編み


熟練の竹職人が自分の目利きした竹でないと使わないように、昔ながらの山葡萄の職人も自ら山に分け入り材料集めから始めています。地元の山の素材は色が違う、品な違うと誇りを持っているのです。


山ぶどう手提げ籠バッグ


山葡萄手提げ籠バッグの最大の魅力は素朴さです。


山ぶどう手提げ籠バッグ修理


そして強さ。こうして持ち手を修理すれば又何十年とご愛用いただけます。


山ぶどう手提げ籠バッグ


使っているうちに渋く変色し光沢を放つ山ぶどう、新しい持ち手部分は何年か経つと馴染んできます。


山ぶどう手提げ籠バッグ


自分も久しぶりに愛用している棚編みバッグで過ごしやすくなった季節を楽しみたくなりました。













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竹籠を使う運動会の新競技「とうまる、とうさん」

2019年9月25日

竹虎四代目(山岸義浩)


運動会に竹籠を使った新しい競技が加わった、その名も「とうまる、とうさん」。「とうまる」とは「唐丸」と書くのだが鶏の一種の事である。田舎に行くと今でも庭先で鶏が入れられたこの籠を見ることもあるが鶏を入れておく竹籠だから唐丸籠とも言う。


玉入れ籠


時代劇で罪人が同じような竹籠に入れられて街中を運ばれていくシーンをご覧になったことがあるだろうか?盗人が入る籠だから「盗丸(とうまる)」籠と呼ぶ職人もいるが、どうやら当て字のようだ。


しかし、「盗丸」でもいいではないか。この籠にダメダメなお父さんを捕まえて子供たちが運ぶという新競技だ。籠に入るのは日頃家族サービスをおざなりにしているあなたかも?


背負い籠


それにしても、要するに竹虎で言うところの玉入れ籠ではあるがメタボなお父さんを入れるとなると大きさはどうだろう...。小学校の生徒さん達が竹籠を使う事になって嬉しい反面、背負い籠のように力竹を用意してしっかり補強しなければ使えないかも。


スズ竹二重編み背負い籠


いやいや素材から見直せば粘りのあるスズ竹か?堅牢な二重編み背負い籠ならいけるだろう...しかし、中に入るお父さんが見えなくなってしまう。


根曲竹玉入れ籠


そうだ、玉入れ籠としては非常にレアではあるが根曲竹を使うとか...そんな事をアレコレ頭を悩ませているところで目が覚めた。


ああ、夢で良かった。













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変わりゆく竹肌の魅力

2019年9月11日

竹虎四代目、経年変色の竹籠


この二つのは別の種類の竹材ではありません、同じ竹材を使って同じような籠を編んでいるのですが時間の経過によってこれだけ色合いが違ってきます。ご存じない方が見れば、まるで別の竹を使ったのか?それとも染付けしたのか?と思われるかも知れません。


竹虎四代目、経年変色の竹籠


竹の経年変色はこのように渋く深い色合いになるのが何とも言えない魅力です。生活道具として身の周りにあった籠や笊は少しくらい壊れても捨てられる事はありませんでした、傷んだ部分を手直ししながら一つの籠の寿命が尽きるまで愛用し続けたのです。


経年変色の竹編み


そうした竹編みには時間の経過だけでは物語れない色艶が残されていて、それが昔の囲炉裏の生活による煙でした。今でも茅葺の家にお邪魔すると入ったとたんに懐かしい炭の香というのでしょうか、囲炉裏からは煙がもうもうと立ち昇っている事があります。


ミニ飯籠


台所のカマドも薪を使っていましたので家の中が燻されているような状態です。それが茅葺屋根を長持ちさせると共に暮らしの中に溶け込んでいた竹を色づかせてきました。


竹虎四代目、経年変色の竹籠


ただ、囲炉裏の生活がなくなった今にあっても30年、40年前に編まれた籠は独特の美しい竹肌に成長しています。


古い竹籠


また、納屋に置かれたり軒先に吊るされたりしていた籠は又違う進化を遂げていて趣があります。


網代編み、経年変色の竹籠


この枯れたような網代網の圧倒される迫力はどうでしょうか?長く働いてきた熟練職人の手を見るようです。














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レアな逸品、根曲竹の玉入れ籠

2019年8月26日

根曲竹玉入れ籠


根曲竹の玉入れ籠などは、ほとんどご覧になったことがない籠ではないでしょうか。竹と名前が付いているもののボールペンくらいの太さしかない笹の仲間なのですが、雪の重みにジッと根元が曲がるほど忍耐強く育ち、強く堅牢に鍛えられた竹になっているのです。


玉入れ籠


竹虎で定番の玉入れ籠は、運動会の玉入れ競技に竹籠を使っていただきたいと思って採算ギリギリで作り続けているものです。しかし少しでも材料費も抑えねばなりませんので竹表皮部分だけでなく表皮を取ったすぐ下の身部分の竹材もヒゴにして編むようにしています。


玉入れ籠


「全国の小中学の玉入れ競技に使われる籠を昔ながらの竹籠にしたい」そんなお話しを、ちょうど只今開催中のインターンシップの学生さん達にもお話ししました。若い皆さんの世代の運動会では、やはり竹籠は少数派のようですから道は遥か遠いと改めて感じました。


根曲竹玉入れ籠底面


さて、この根曲竹の玉入れ籠ときたら元々が竹材の中で最強クラスの丈夫さを誇りながら材自体が細いだけに全てが一番強い表皮部分で編まれています。


根曲竹玉入れ籠鞄


そこで、珍しい籠なので自分専用に手元に置いておきたい事もあって、ここ数年ずっと愛用させてもらっているのです。どんな風に使っているのかと言うと鞄置きなのです、試に自分の鞄を量ってみると今日は6.5キロの重さがありました。日によって重さは違うものの毎日、逆さにしたこの籠の上を使い続けています。


軟弱な竹ならすぐにダメになってしまいそうですが、これが根曲竹の魅力なのです。さらに疲れて帰ってきて足を伸ばしたい時にはオットマンにしてみた事すらあります、根曲竹の粘りを信用していないとこんな使い方は到底できません。竹に支えられて足を伸ばす気持ちよさ、疲れなどいつの間にかどこへやらです(笑)。













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