洗濯籠という名の多目的籠

虎竹洗濯籠


新しく製作しました虎竹洗濯籠はメゴ笹(オカメ笹、神楽笹)やシダ編み籠(わらび)、あるいは籐編み籠などでも作られてきた伝統的な編み方を虎竹に応用したものなのです。虎竹も沢山ある素材ではありませんが、メゴ笹やシダといった素材は更に貴重で扱いが難しく長期間保管できない難点があって職人が編みたくても編めない事が多いのです。


虎竹洗濯籠


そこで虎竹でチャレンジして何度も試作しながらも、ようやく満足できる籠になった虎竹洗濯籠なのですけれど特大の45センチサイズから40センチ、36センチ、25センチと4種類のサイズがあります。


虎竹ランドリーバスケット


一番小さい(小)ですと洗濯籠という名前が付いていますものの、かなり小ぶりな籠となっていて他の用途の方がしっくりきます。


みかん籠


たとえば、みかん籠。今ではコタツなどお使いになられているご家庭は少なくなりつつあるのかも知れません。しかし、少し前まではコタツにミカンは冬の定番でした(笑)高知では商店街にコタツを沢山持ち出してきて大勢で宴会をするイベントもあったりしますので今の若い皆さんが完全にコタツ離れしているという事でもなさそうです。この冬、コタツライフを楽しむ方々には是非「みかん籠」も思い出してもらいたいものです。






300年の歴史を誇る土佐の日曜市でお買い物大実験開始!

白竹粗四ツ目スーパー籠、竹虎四代目(山岸義浩)


土佐の高知の日曜市をご存知でしょうか?何を隠そう300年の歴史を誇る伝統ある街路市で、約1キロに渡って軒を連ねる露店には季節の野菜や果物をはじめ海産物や地元ならではの産品があれこれと並んで見て歩くだけでワクワクと楽しくなってきます。毎週日曜市に市内の大通りの車道を通行止めにして開催されていますので、観光客の皆様にも大人気のスポットともなっています。最近では若い方の新規出店もあって今までになかったような魅力も加わり更に面白く魅力満載となっている日曜市に、新しい白竹粗四ツ目スーパー籠をもって行きました!


竹手提げ籠バッグ


実は、この四ツ目手提籠シリーズには非常に良く出来ていると評価が高い反面、実際にご愛用いただく主婦の方や女性の皆様から買い物をする時の不安のお声をいただいていたのです。


白竹粗四ツ目スーパー籠


もともとランドリーバスケットの発想から生まれた四ツ目手提籠です、室内での使用、そしてあまり細かい物を入れるという事ではありません。斬新なフォルムにばかりに気が向いてしまい、お使いいただく方の目線に寄り添っていなかったのかも...そんな反省を込めて皆様に安心してお使いいただくために、この日曜市で検証してみたいと思いました。


白竹粗四ツ目スーパー籠


使い勝手はどうなのか?一体どれくらいの荷物を入れられるのか?実は、自分でもアッと驚くほどの結果となりました白竹粗四ツ目スーパー籠の日曜市お買い物大実験、是非YouTube動画でご覧いただきたいと思っています。






網代底の籠と土佐網代

網代底米研ぎざる


網代底の籠やざるは真竹で編まれたものはもちろんですが、篠竹やスズ竹、根曲竹と言った寒い地方の竹で編まれたものが多く、西日本ではあまり見られない編み方です。


古い網代底籠


この迫力のある力竹が印象的な古い竹籠のように、農家さんの納屋等で見かける網代底も四国や九州では、ほとんど見た事がありません。


竹ざる


手付き竹籠


そう言えば、いつもの仕事の合間を見て腕試しのために特に力を入れて編んだザルと手付き籠を拝見させてもらう機会がありました。日常使いされる竹編みと又違った雰囲気と魅力に驚いたものですが、この職人も関東地方の技を継承されている方でした。


土佐網代籠


西日本では中国地方の一部に網代編みの竹籠が伝わっているだけで、全く見る事のない編み方なのに突如遠く離れた四国は高知に「土佐網代」として伝統の竹細工があったというのは不思議です。毎週日曜日に開催されている300年の歴史を誇る日曜市、地元の産品にあふれる露店の店先で使い古された土佐網代の籠に面影が残っています。



進化する竹籠

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高知では特産の新高梨が美味しい季節となった。大好物なので、大きくて高価なものには手が出ないけれど小ぶりなものを既に何個か頂いた。今、手にしているのは50年前までは梨を入れて運ぶために編まれていたと言う梨籠だ。海外から同じような竹籠が輸入されるようになり次第に製造量が少なくなり、段ボールが広く普及してから国産の籠は姿を消した。


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輸送に使われて、すぐに廃棄される竹籠よりは少しだけ丁寧に編まれる進物用の籠もある。現在でも国産で編まれていたのが凄いが、あくまでも容器としての竹なので青竹の色合いがぬけてしまうと何の価値もないように扱われている。


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粗く編まれた竹籠も色が落ち着いてきて、それから更に時間が経つと今度は良い風合いになってくる。屋外で使われるのか、室内にあるのか、その方の使い方によって大きく違ってくる「進化」。だから、それを知っている籠屋さんでは、こんな嬉しくなる竹に出会うのだ。


蜘蛛の巣編みの山葡萄手提げ籠バッグ

山葡萄手提げ籠バッグ


山葡萄の蔓は丈夫で昔から農家の籠などに多用されてきた。背負い籠や、腰籠など山葡萄で編まれたものなら切れたり壊れたりする事もないので農作業や山仕事などに集中できたはずだ。


山葡萄ロープ


近年になってナイロン製のロープが登場するまで竹で編まれた竹縄が最強の紐として使われていたが、山葡萄で編んだロープもその強さと耐久性は折り紙付きだ。


山葡萄蜘蛛の巣編み


この山ぶどうの手提げ籠バッグ、蜘蛛の巣編みと呼ばれている通り、まるでクモの巣を彷彿させるような編み込み。元々は素朴さが魅力だった籠だから個人的にはあまり好みではない。


山葡萄手提げ籠


それでも愛用されている方が大事にされている色づきは同じである。


山ぶどう手提げ籠バッグ


しかし、やはりこのような腰籠として長く仕事をしてきた籠に魅かれる。


お出かけにもお部屋の中でも、ずっと使える白竹手提げ籠

白竹粗四ツ目手提げ籠バッグ


粗く編み込んだ縦と横のラインが新鮮な手提げ籠です。洗練されたスマートな形が人目を惹きそうですが、実際に使ってみると見た目の竹編みからは想像できないような力強さを感じます。


白竹粗四ツ目手提げ籠バッグ


お買い物にも安心の四ツ目手提籠は、折り畳みできる持ち手も特徴です。お出かけで使った後は、お部屋の中でランドリーバスケットとして、あるいはマガジンラックや小物入れとしても使えます。


白竹粗四ツ目手提げ籠バッグ


横長タイプと縦長タイプ、どちらも細かい部分まで熟練職人ならではの技と経験のつまった逸品です。自然の竹ならではの優しい使い心地、愛用するほどに飴色に変わってくる竹の表情と深まる風合いも魅力です。


白竹粗四ツ目手提げ籠バッグ

白竹粗四ツ目手提げ籠バッグ

竹買い物籠バッグ


白竹で編まれた粗四ツ目手提げ籠バッグには今のところ四種類出来あがっています。一番奥に写っているスーパー籠で先日は高知で有名な日曜市に出かけてみました。


白竹粗四ツ目楕円手提げ籠バッグ


毎日のお買い物と違って、季節の野菜や果物はじめ日曜市でしか見かけない品々も多くついつい買い過ぎて重たいくらいでたものの、籠はビクともせずにスーパー籠の強さを改めて感じました。






和みの竹のある暮らし

茶碗籠


竹籠がひとつあると台所が和みます。この茶碗籠は淡竹(はちく)で編まれた昔ながらの重厚な作りが特徴です。口巻が磨きといって竹表皮部分を薄く剥いでいるので変色が激しく、表皮を残して編み込んだ本体部分との色目のコントラストが本当に格好いいと気に入っています。


虎竹スクエアバスケット


先日、新しく仲間入りした虎竹スクエアバスケットを台所に持ってきました。


虎竹スクエアバスケット


調味料など小物を入れても良いようです。


角碗かご


四角い茶碗籠は場所を有効に使えるので人気です。実際かなり使いやすいので、このような籠を編む職人さんが少なくなりまたが、いつまでも続いて欲しい技のひとつです。


飯籠


貫禄の飯籠があると落ち着きます。


虎竹スクエアバスケット


小物を入れて使ってみました。


虎竹籠


虎竹スクエアバスケット


ダイニングテーブルや洗面台でも虎竹スクエアバスケットを使ってみました。一つの籠で雰囲気の変わる生活を楽しんでください。



白竹粗四ツ目手提げ籠バッグ

白竹四ツ目買い物籠


直線的なラインが強調される白竹粗四ツ目手提げ籠バッグには角型だけでなくて少し柔らかい印象の楕円形の籠もあるのです。


白竹四ツ目買い物籠


編み目が粗いので、もちろん小さな物はそのまま入れられませんが、自分の愛用する八ツ目手提げ籠も細々したものは落ちてしまうので別の袋にまとめる等して使っています。あまり不自由を感じることはないので、このようなタイプの買い物籠は使い方だと思います。

 
白竹四ツ目買い物籠


もちろん室内で小物入れなどにお使いになられても良いと思います。テレビを見ながらソファでうたたねする事が多いので常にリビングにブランケットを常備している自分のような方にはこのようにしてご愛用いただけます。





お部屋の中でも外でも四ツ目手提籠は大活躍

白竹粗四ツ目衣装籠


白竹粗四ツ目衣装籠はマス目の粗さがいいのです。竹籠の良さは軽くて丈夫なところです、これだけ竹ヒゴの間隔を開けていても強度的には全く問題ないのが竹のしなやかで強い特性を良く表わしています。


白竹粗四ツ目衣装籠


どこに出しても恥ずかしくない衣装籠は、他の用途としても色々と活用の幅が広がりそうです。


白竹粗四ツ目スーパー籠


白竹粗四ツ目スーパー籠は名前の通りスーパーマーケットの籠をモチーフにしています。元々は買い物に使う事を考えていましたけれど、店内ではカートに載せる事もあるサイズ感ですので女性の方が持ち歩く事は少ないかも知れません。


白竹粗四ツ目スーパー籠


ちもろんお買い物やお出かけにもお使いいただけますが、お家の中でも洗濯籠などとしてお使いいただくと毎日の暮らしに潤いを感じていただけそうです。このような時には、やはり持ち手の可動式は便利です。





蘇る、懐かしく新しい虎竹洗濯籠

虎竹脱衣籠


この籠をご覧になられて「懐かしい」と思われる方は、ある一定の年齢以上の皆様だと思います。町の銭湯は、すっかり少なくなって今や大浴場といえば温泉地か健康ランドくらいしかないのかも知れませんが、その当時あちこちにあって銭湯で脱衣籠として使われていたのが、この形の籠でした。


虎竹洗濯籠


その籠の多くは籐製だったり、オカメ笹あるいは神楽笹という細い竹の仲間で編まれていました。オカメ笹は高知ではメゴ笹と呼ばれていて既に30数年前には「幻の籠」となっており自分も一度見たいと思いつつ何と実物を手にするのに3年もかかった覚えがあります。


虎竹ランドリーバスケット


職人の高齢化や素材不足で編まれなくなっていた籠たちではあるものの、編み方の技術自体はシダ編み食器籠などとして細々と残っていましたので一つづつ復刻してきました。そして、遂に今回は日本唯一の虎竹洗濯籠として蘇らせることになりました。