女竹

女竹


まっこと偶然やけんど、車を停めたら、目の前に何やら良さげな竹垣がずっと続いちゃあるきに、へんしも(早く)見にいってみろう、思うて来てきたら、ありゃあ、こりゃあ、珍しいよ。女竹(メンチク)をズラリとならべちゃある。メンチク言われても、どんな竹やろうか?思われるかも知れませんけんど、ボールペンらあよりびっくと太いばあな細さの竹で、川辺らあに良く生えちょります。


以前は四万十川上流域あたりまで、トラックで何台も集めに回らんとイカンばあ、全国あちこちから注文がありよりました。出荷量も結構ありましたきに、細かい細工用というよりも、壁竹やら、こんな竹垣用に使われちょったがやにゃあ。幅広に割った竹やら黒竹で、竹垣を作ることはありますけんど、女竹を使うち、この辺りでは、よう生えちょってから手に入りやすがやろうか?まっこと、竹垣ひとつ取ったち、それぞれ素材、形に特徴があって面白いがぜよ。


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