温泉かごの仕事場

温泉かご


「温泉かご言うたら懐かしいねえ...」


ご年配のおばさんが目を細めて話てくれるがです。温泉籠は、湯かごとも呼ばれて、主に温泉場でタオルなど身の回りの物を入れて使われよった籠です。今では温泉場というよりも普通のご家庭で野菜かごやマガジンラック、小物入れとして使うていただくことが多いと思うがです。いえいえ、もちろん、全国の温泉地などから数十個単位のご注文をいただくこともありますきに、まだまだ現役で愛用されよります。


前に、ご自分のお母さんが竹職人でその仕事を小さい頃から横で見て育って、自分自身も竹職人として熟練の腕前となられちゅう方にお会いさせてもらいました。ずっと受け継がれてきた竹編みの技、派手さは無いけんど生活の道具としてしっかり地に足のついた力強さを感じる竹の道具。仕事場に座らせてもらいながら、まっこと(本当に)エイ、まっことエイ、これからも、ずっと受け継がれてもらいたいにゃあと、つくづく思うがです。


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