2011年8月 4日の投稿

竹炭工場

竹炭原料


身の厚い孟宗竹は思うたより硬くてナタで割ったりするがにこじゃんと(とても)骨が折れますきに、菊割の機械に丸竹をあてごうちょいて次々に割っていくがです。竹炭窯に入る量は決まっちょりますので窯に入る分だけ割ったら窯入れの作業に移り、いよいよ生の竹が竹炭に生まれ変わっていくがです。


2週間もの時間をかけて昔ながらの土窯を改良した竹炭専用窯の中で高温で焼き上げられる竹炭ですが、そう、そう、この時に煙突からモクモクと出てくる煙から竹酢液も採れるがです。けんど、季節により、竹の素材により、天候により焼き上がりが微妙に違うてくるのでまっこと自然相手の仕事いうがは大変やと思いますちや。


竹炭職人


窯だしされた竹炭は使いやすいように小さいサイズに切断したり選別したり、窯入れする前にも手間がいっぱいかかるけんど窯だしした後にも、アレコレ手がかかるがぜよ。竹炭の粉の舞う工場は壁も床も真っ黒ちや。竹炭職人さんの顔も服も帽子も真っ黒、それでも顔はニコニコ笑いゆう、炭職人さんは皆元気ちや。こりゃあ、竹炭効果かよ!?毎日一生懸命で竹炭焼きゆう皆さん、まっこと(本当に)ありがとうございます。


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竹虎四代目

竹虎四代目
YOSHIHIRO YAMAGISHI

創業明治27年の老舗竹虎の四代目。100年守り続けた日本唯一の竹林を次の100年に繋ぐ。日本で二人だけの世界竹大使。

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