夏に思い出す虎花かご

虎竹花かご


セミがミンミン、ジージーと賑やかやにゃあ、朝から皆で大合唱しゆうぜよ。そんな夏の日になんとなく思い出した虎竹花かごがあるがです。もう、20数年ばあ前になるろうか?専務が虎竹を使うて製作した花かごです。直径が50センチ高さが75センチもあって、オトシだけでも55センチも長さのある竹を3本も束ねちゅう。花を投げ入れするやったら大振りな木の枝などを大胆にいれられそうなくらいのなかなかの大作ぜよ。


うーーーーーん、けんど、形といい色合いといい、こりゃあ、なんとなくセミやにゃあ。虎せみ篭と言うてセミの形を忠実に模倣したような掛け花かごはありますけんど、この花かごは形がちがうようで、なんとなくこの季節になったら気にかかる花かごちや。年々、虎模様も微妙に変化しながら本店の片隅に鎮座しちゅうがです。


コメント(2)

yoko 返信

蝉形の掛花入は茶室でよく使われ全体の形が蝉に似ているので 柱に蝉が止まっているようにみえてすぐに蝉とわかりますが この花かごも下部の編み方が蝉の羽の模様に似ていますね。写真からはそんなに大きくはみえませんが実際に花を入れた姿をみてみたいと思いました。

竹虎四代目 返信

yoko 様

コメントありがとうございました。
この虎竹花籠は普通の蝉とは全く違う形ではありますけんど
どことなく蝉に見えてくる花かごながです。

高さが75センチもありますきに
大振りな枝物など豪快に活けることができるがです
機会がありましたら活けてみて皆様にご紹介したいです
何卒よろしくお願いいたします。

コメントする