虎竹ひしぎ


ひしぎ


一本の丸竹にナタで割を入れてから、片方が鋭利になった専用の金槌で叩きのばして一枚の板のようにして竹ひしぎは出来るがです。何に使うち?室内装飾に使うこともあるそうやけんど、これは、ウチでは袖垣の飾り用ちや両面に使うがです。


ワシが竹虎に帰って来た20数年前には本社から車で15分ほど離れた所にも作業場があって、多い時には10人もの内職さんが毎日毎日このひしぎを叩きよりました。作業場にトラックで材料を届けにいくと、いつでも竹を叩く音と笑い声が聞こえてきよった。道路の拡張工事があって、この作業場がなくなってからはそれぞれのおばちゃん達が自宅の納屋などで仕事をしてくれるようになったぞね。


虎竹ひしぎ


本社に持ち帰ってきた、竹ひしぎはこうやって台車にのせて運んでいくがちや。それにしたち竹を叩いてのばすいう地味な仕事をずっと続けていただく内職の皆さんにはまっこと感謝ちや。おっと、このひしぎも、こじゃんと(とても)綺麗に仕上げちゅう。最初はもちろん、どれが綺麗で、どれがそうではないか全く分からんかったけんどひしぎを見たら誰が叩いたものが一目で分かるようになるきに、まっこと仕事よにゃあ。













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