2011年9月17日の投稿

竹が踏ん張っちゅうぞね。

うつぼ籠


ウツボのタタキは食べた事はありますろうか?驚かれる方もおるかも知れませんが、そうです、ウツボです。あの海のギャングとも言われゆうギザギザの歯をもった恐ろしい顔をしたウツボ。それぞれの家庭で食べるという程ではないけんど高知では結構普通に出てくる食べもので、近所でお客(宴席)の時らあは皿鉢料理の大きな大きなお皿ひとつが全部ウツボ。そんな感じで馴染みのある食材ながです。


切り身の料理になったらあのグロテスクな姿から想像できないようなあっさりした淡泊な味でお酒もすすむし、ご飯もすすむ、美味しい食べ物ちや。ウツボ料理が多いという事はウツボ漁も盛んに行われゆうという事ですけんど、竹編みのウツボ籠は竹虎にも置いちょりますが本体を丸いプラスチック製にしたウツボ漁用の漁具があるがです。大きな金属製のおもりを縛り付けて使います。


本体は丈夫で所々に細かい穴をあけたプラスチックやけんどウツボが入る入り口はやっぱり竹で作っちゃある。釣りの世界でもカーボンじゃあ、何じゃあと新素材がどんどんあるようですが、漫画「土佐の一本釣り」で有名な久礼の漁師町では竹竿がバリバリ現役で使われよりますし、まだまだ竹も色んな所で踏ん張っちゅう言う事ですぞね!


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竹虎四代目

竹虎四代目
YOSHIHIRO YAMAGISHI

創業明治27年の老舗竹虎の四代目。100年守り続けた日本唯一の竹林を次の100年に繋ぐ。日本で二人だけの世界竹大使。

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