日本唯一虎竹の里、早朝

2012年8月31日

虎竹の里


虎竹の里の事を説明させていただく時に、いつも申し上げる1.5キロの間口の谷間の話があるがです。太平洋に向かって半円形に手を広げたような形の高知県には、海沿いに国道56号線が一本東西に走っています。須崎の道の駅「かわうその里すさき」を過ぎてひと山越してトンネルを抜けたら虎竹の里。目の前の山々に見える竹林は既に虎竹ちや。このトンネルから久礼に続く焼坂のトンネルまでの間がだいたい1.5キロくらいあるのです。山の際から頂上まで竹林があって、峠を越えると不思議に竹がないというこの谷間の内側でしか成育しない虎竹。京都大学の学者の方が二回ほど調べにきましたけんど、どうして、ここの竹だけ虎模様がつくのかハッキリした原因は分からずじまいやったがです。


虎竹の里の浜


虎竹命名の父でもあられる世界的な植物学者、牧野富太郎博士は高知県のご出身ですので高知市は五台山に広々とした牧野植物園が作られちょります。町がみおろせる山の上にあって、天気の良い日などは、まっこと気持ちのエイ。風通しのよい森を散策しているような気分になる。素晴らしい植物園ですきに機会があったら皆様にも行ってもらいたいがです。


ここで展示物のひとつにある高知県の地質を見た時に、虎竹の里のだけ、この虎竹の里の谷間だけ、見事にクッキリと地質の色が他と違うのを見てゾクゾクっと鳥肌が立つ思いやったです!!!科学的な事は解明されちょりませんがおそらく、この地質の関係や特殊な細菌のお陰でこの里に虎竹が育つと言われます。


波の静かな早朝に眺めると昔から、ずっと続いてきた自然の景色。足元には土佐藩の時代に山内家に年貢として虎竹が献上されるため虎竹が船に積み込まれた浜が見えます。オニギリ食べて虎竹茶をゴクリ。そろそろ、上りの一番列車が来る頃ですろうか?













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成長する竹の魅力

2012年8月30日

竹かご


普段、目にされる竹は青々としていますが、その青い表皮を薄く剥いで、白みがかった竹ひごにする事を竹職人の世界では「磨き」と呼ぶがです。この磨きの竹籠は虎竹や白竹など、竹表皮の美しさを活かして編み上げる竹細工とは又違う良さがあります。何とも言えない温もり、細かい竹の繊維一本一本までが見えそうな、つやつやとした素材感。磨きの竹籠を膝において眺めよりますとついつい時間を忘れます。竹の凛とした、清々しさを表現するのにはもしかしたら一番の技法ではないかと思えてくる程ぞね。


木の皮巻き


この竹籠の持ち手部分には木の皮を巻きつけちゃある。まっこと、磨きの籠でなかったら、こういう風にはしっくり馴染むことは無いと思います。竹の素材感と木の皮の素材感がお互いを引き立て合うちょります。


けんど、磨きの竹籠の一番の魅力は実はこれから。長い時間をかけて使い込んでいくうちにこの貴婦人のような白い竹肌は、茶褐色に変色していき、使いようによったら輝きも増して最後には赤みがかった焦げ茶色にまでなってくるがちや。年を追うごとに魅力的に変化する竹籠。ああ...自分が一番見習わないとイカンぜよ。竹と同じように年齢を重ねることによって成長したいにゃあ。いっつも、思うがです。













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フェイスブック!Facebook!

2012年8月29日

フェイスブック


フェイスブックはご存じですろうか?自分も、新聞やテレビで見るだけで何やらさっぱり分かりませんでしたけんど、竹虎でも分からんなりに少しづつ取り組みゆうがです。今年に入ってから実際にやられている方の人数が増えて来たこと、をおぼろげながらに感じちょりましたが、ついに虎斑竹専門店 竹虎のフェイスブックページで「いいね!」が10000名様を超える事ができたがです。


竹細工や竹製品の事を色々と言いたいですきに、一応、毎日のように書き込みはさせて頂くのですが、何とビックリすることに、田舎物の小さい竹屋のおんちゃん(おじさん)が書く記事に「いいね!」を1000名様もの方が押してくれる事もあって、まっこと(本当に)感激するがです。本当に、本当にありがとうございます!


竹は昔、昔から自分たちに日本人の身近にあって、色々と事あるごとに関わってきた自然素材のひとつです。ほんの数十年前までは台所はじめ家の中は竹ざるや竹籠、竹の道具あるいは花籠などでいっぱいやったがです。


竹細工をご覧になられて、何か親しみを感じたり、ぬくもりや、懐かしい気持ちになられるかと思います。それは、竹をうっかり忘れられているだけで心の奥底に竹があるからではないかと思うちゅうがです。竹の素晴らしさ、可能性、竹が真っ直ぐに天を目指して伸びていくようにただ、真っ直ぐに。これからも自分たちにしか出来ない事をやっていきますぞね。これからも、何卒よろしくお願いいたします。まだ、竹虎のFacebookページご覧になられていない方は、コチラをクリックして「いいね!」ボタンをよろしくお願いいたします。













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竹根の硯

2012年8月28日

竹根菓子器


竹の根っこも、昔から色々な竹細工として使われてちょります。皆さんご存じの物でしたら細い竹根は印鑑などに多用されますし、自分がずっと愛用している竹茶碗は大きな竹根を使います。今では、この竹茶碗も製造する職人がお一人しかいなくてこの方が作られなくなったら販売する事ができなくなる様な品ですが、同じ職人が作った竹根の菓子器などは竹根の形や大きさ、竹根ならではの風合いの面白さを活かした竹細工なのです。


竹根硯


竹の稈は空洞ですけんど竹根部分は身がつまっちょります。そこで、この竹根を半割して彫り込みをいれ竹根硯をこしらえています。これは結構珍しいがですが、ご愛用の方によりますと竹根の硯に入れた墨はずっと品質が変わらないと作った職人さんは言われちょりました。これは竹パワーですろうか?


竹根細工


通常は竹根で作品づくりをする場合には、竹根から伸びる細い根などは通常はカットしちょりますがその根を十二分に活用して作品にしたものもあるがです。それが、この竹根ひげ仙人。竹根は土の中にあって、あまり目にする事もないかと思いますが縦横無尽に竹林を駆けめぐり天然の鉄筋コンクリートと呼ばれる事もあるほどながです。細いひげのような根もご覧の通り!


そう言うたら以前は、このような竹細工も沢山ありましたちや。竹に彫刻をして絵を描いたり、文字を書いたり、人の顔や動物でもビックリするようなリアルな物があった事を思いだしますぞね。近年は、めっきり少なくなってますので、まっこと(本当に)久しぶりに拝見しましたちや。けんど、こんなに風格のある竹根ひげ仙人は見たことがないぜよ。きっと名のある方の作のような気がするにゃあ。













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華麗なる足技

2012年8月27日

竹職人足技


では、質問です。


「竹細工は手でするものである?はい、か、いいえでお答えください」


チチチチチッ......チンッ!!!


はい、正解は「手」です。(なんや、それ~~~~~~~~~~~~~~~!)


いえいえ、けんど、手はもちろん使いますけんど、実は、足もこじゃんと(とても)使うがです。竹職人が竹籠用の竹ヒゴを取りよりますが、右足の親指と、人差し指をご注目ください。ギュッと力をいれて竹ヒゴを指で挟んでいるのが分かりますろうか?こうやって手も足も使いながらの仕事ですきに、よく「手仕事」と言われますけんどそれだけでは片手落ちやにゃあ、「足仕事」と言わんとイカンちや。













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炎のインターンシップ2012年

2012年8月25日

インターンシップ


竹は油分の多い植物ながです。そこで、細工に使う場合には油抜きという加工をするがです。虎竹の場合ですとガスバーナーで熱を加え、竹表皮からにじみ出てくる油分を布で綺麗にふき取ると美しい虎模様が浮き上がるがです。今年のインターンシップの学生の皆さんにもこの絶対に必要な油抜きの加工作業を体験してもらいます。この猛暑の中、ガスバーナーの炎がゴーゴーと音をたてる作業場は汗が吹き出すような暑さ。しかし、そこは流石に学生のみなさん、竹屋のキツイ仕事もなんのその若さでチャンレジです。


虎竹油抜き


虎竹は淡竹(はちく)の仲間ですきに、もともと薄く粉をふいたように見える竹ながです。山に生えている自然のままの竹ではせっかくの虎模様も少し分かりづらいものもあります。さて、この竹をガスバーナーに入れてみると...、


虎竹拭き上げ


二人一組でガスバーナーから出てきた虎竹を布で拭き上げます。反対側から入れられた日本唯一の虎竹は真っ赤な炎のガスバーナーから出てきたら、おっと、まったく別の竹に生まれ変わったよう!クッキリと虎竹ならではの模様が浮き上がっちゅうがです。竹の油分を拭き取った布は、何度も何度も使いよりますと竹油でふき取りできなくなるので、新しい布にやり変えながら作業はずっと続いていくがです。













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秋と竹の虫

2012年8月24日

竹の虫


先日の夜は、あんまり夜空が綺麗だったので、外に出した虎竹縁台に腰掛けて、ずっと上を見上げちょりました。日中は、まだまだ暑い、暑いと言うて首からかけたタオルを外すことができないのですが、こうして、遠くから渡ってくる夜風に吹かれていると、もうすっかり心地よい秋の気配を感じるがです。


そして、耳を澄ましてみると、ええっ!?もう、虫の声......秋の虫ですろうか?こんな季節の移ろいを感じられる事に、少しだけ喜びを感じながら前に見た竹の虫を思い出しよりました。精巧に、緻密に作りこまれた竹の虫たち。竹は、稈の部分はもちろんですが小枝、節一本の竹でも色々な表情があり変化に富んでいます。作り手の創作意欲をそそる素材やと言う方もおられますが、まっこと(本当に)、加工もしやすいので、竹を使うて身近な虫を作られる職人さんがおられるがです。


最近は、お母様方の中にもお子様の中にも虫にあまり親しまれていない方も多いようですが、竹の虫ならどうですろうか?そう言えば、竹虎本店に展示してある日本唯一の虎竹鈴虫を熱心に魅入る親子連れのお客様がおられました。もしかしたら竹の虫が自然と親しむひとつのキッカケになるとしたら、こじゃんと(とても)嬉しいと思うがです。













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青い竹ざる

2012年8月23日

竹ざる


先日、一枚の青い竹ざると出会いましたぞね。竹ざるは色々ありますが、竹虎には無いような面白い編みをしちょります。竹ヒゴの大きさを変えて、編み込まれちゅう足付きというのもなかなか洒落ているので手にとってみると、ちょうど手頃で使い勝手の良さそうなサイズやったです。荒削りなところもあるものの、面白いにゃあと思うて嬉しくなりました。


竹ザル


けんど、一番のポイントはココながです。竹ざる中央の盛り上がったところ、一目見たときから、もしかしたらと思いよりましたがお蕎麦を盛った時に盛りやすく美味しそうに見えるように中央を高くしちゅうそうです。理由や思いのある形は、それだけで魅力的ですちや。なるほど、やっぱりそうなんだと思うて香りが漂ってきそうな蕎麦が盛られた感じを想像するがです。ああ、早く持ち帰って、ざる蕎麦に使いたいちや。たった一枚の竹ざるが食卓を華やかに彩るがです。













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インターンシップ2012夏

2012年8月22日

.インターンシップ2012


毎年、夏に開催させてもろうちょります。竹虎インターンシップが始まりましたぞね。はじめてインターンシップの学生さんを受け入れさせていただいたのは2001年春のことやったです。最初は、自分たちのような小さな竹屋に大学生の皆さんが来られても、何も教えてさしあげる事はないしインターンシップなど大企業がやるものであって竹虎では無理だとずっと思いよりました。


けんど、これが大きな間違いで、そもそも、学生さんに教えると言う事自体が思い違いやったです。実際やりだしてみると毎回お越しいただく学生の皆さんに自分が教わる事ばっかり。今の若い方たちも色々言われますけんど、見ていてなかなか素晴らしいと思うちょります。単調な竹の仕事の中にも意味を見いだして懸命に取り組まれます。


竹籠


竹の事を知ってもらいたいと、いつも思うちょります。昔から日本の家庭にはひとつくらいは絶対にあった青竹踏みですら学生さんの半分くらいは何に使うか知らなかったりしますきに。周りの山を見れば、ほんの身近にある竹を本当に身近なものに感じてもらえるようになるだけでも、2週間のインターンシップを開催する意味はあるがです。


竹に毎日ふれあうという体験は、これからの人生でほとんどないかも知れません。日本唯一の虎竹で花籠を作るという事はほぼ、ないですろう。たった一度の貴重な経験で、有意義な夏休みにしてもらいたいと思うちょります。













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古い枝折り戸

2012年8月21日

白竹枝折り戸


枝折り戸という庭で使う簡単な竹製の扉をご存じですろうか?普通のご家庭ではあまり使うことがないかも知れません。ただ、好きな方ですとマンション等でもご愛用される方もおられますちや。ベランダにズラリと並べて花やツルものの植物をからませて楽しまれたり、お庭では柱を立てて縛り付けて、ちょっとした間仕切りや飾りにされるなど、色々な使われ方をしちょりますが、本来の使い方は出入りの戸ながです。


出たり、入ったりしますのでの自由に動く可動部分が必要です。可動部分と言うますと、まず蝶番など思いうかべられる方が多いですが、竹はご存じのように中が空洞で釘が効きません。なので、先の割れた特別なピンを使います。そのまま打ち込むと竹が割れてしまいますので、まず竹に穴をあけ割りピンを差し込み、反対側で先の割れを開いて固定するがです。


ヒジツボ


この金具はヒジツボと呼びよりますが、オス、メスがあって、オスはL字型になった釘状のものですのでこれを焼き柱に打ち込み、メスのヒジツボを上からのせて可動させます。


それにしたち、年期がはいってサビついたヒジツボですちや。竹は青々としていたり、白竹でも晒したばかりの美しい白さという出来たての新品のうちはもちろん清々しくて大好きですけんど、こうやって古くなってきてからは、更に味わいが深まります。ヒジツボのサビまでも、なにやら風合いの良さを感じてしまいますぞね。













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虎竹50年

2012年8月20日

50年前の虎竹


「見はりまっか?竹虎さんから送られてきた50年前の虎竹...。」


最初聞いた時には、良く意味が分からんかったがです。京都のお宅は鰻の寝床のように間口はそれほど広くないけれど、奥にずっと長いのです。その奥の奥の一番端に古い倉庫が残っていました。ここは、元々は京都箒の工房だったお宅。かっては日本で3本の指に入ると言われた、もの凄い生産量を誇った座敷箒メーカーさんながです。倉庫の中で職人さんが指差す薄暗い棚の上を見ると......、


まっこと、声にならんがです。


まっこと、ならんかったです。


「ウチの親方は材料だけは倉庫いっぱいでないと機嫌が悪かったんですわ」


当時はこの倉庫にいっぱい虎竹が積み上げられていて、だから本格的な箒の製造をやめてから50年以上も経った今でも、当時虎竹の里からはるばる運ばれてきた虎竹たちがそのままの状態で残っちゅうがです。


 家族


「これか..................」


50年前に若かった父が、祖父が、元気もりもりやったあの職人さんが製竹した竹。目を閉じたら聞こえてくる錆たトタン屋根の竹虎の工場に響く竹を切る音、縛る音、運ぶ音。汗をふきふきランニング姿で竹をかたぐ職人たちの笑い声。


「50年も待ちよってくれたがかよ......!」


熱いものがこみあげてきて、堪えるのに精一杯で何ちゃあ話せんきに。ずっと、ずっと、黙っちょりました。


箒職人


「ワシら、箒の柄と言うたら虎竹やったからね」


かって、この虎竹の里で育ち虎模様となった竹たちは貨車に積み込まれ、あるいは時代がくだれば大型トラックに満載され京都まで運ばれ、集荷場で馬車に積みかえられて、この工房までやって来たと言います。現在、玄関から見える大きな通りには激しく車が行き交うちょりますが、当時は舗装もなく土埃の舞う砂利道やったですろう。まさに、ここに馬車が着き、虎竹をおろし、箒の柄として製造され、出荷されていった。この地で、こんな嬉しい出会いがあるとは思いもよらざった。まっこと幸せな仕事をさせて頂きゆうと、つくづく思います。


自分は竹の事しか出来ませんけんど、自分が今、感じちゅう幸福感や伝統の大切さや虎竹の心を、誰かに引き継ぐことはできるろうか?自分が今、曾じいさんや祖父や父を思うように、いつか誰かが自分達を思うてくれるようになったらエイにゃあ。そのために、これからしなければならない事は、こじゃんと(とても)沢山あるがぜよ。


箒職人


昔の職人さんに、こうやって出会えたのも縁。ここで50年前の虎竹に会えたのも縁。今回、志に共感して製作していただく事になった座敷箒はこんな不思議な縁がとりもってくれた箒ながです。だから、素材ひとつひとつにも、こだわったがです。箒草を縛っていく紐にしても、日本唯一の虎竹で染めていただいたし、天然藍でも染めてもらいました。


最近の国産箒と言うても箒草を輸入する事もあるそうですが、今度も箒は、わざわざ箒草の種からはじまっちょります。種を蒔き、畑で育て、刈り取り、天日干し、その材料で昔ながらの技術を継承し手作りされる。こんな取り組みに参加されちゅう作り手の若い職人さんも素晴らしい。きっと、自信をもって皆様にオススメできる商品になると確信しちょりますけんど、とにかく、今か今かと出来上がりを一番楽しみにしちゃあるのは自分ながです。













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節付きの竹スプーン

2012年8月18日

竹スプーン


カレーの好きな方は多いかと思いますけんど、自分も最近、特にカレーの日が楽しみになっちょります。食欲の落ちることの多い夏は、ピリッとする辛いものが適度に食欲を刺激してくれますきに、カレーなどはうってつけです。汗をかきかき食べられゆう方も多いかと思います。けんど、心待ちにしちゅうのは季節のせいではなく、実は、これこれ、これながです。夏前から金属製のスプーンをやめて使いはじめた極上竹スプーンを使いたいがやきに。


肉厚の竹を厳選して竹表皮を薄く剥いでから、半円形のふっくらした形にした持ち手は、こじゃんと手に馴染んで持ちやすいですし、他の素材とは全く違う口当たりの優しい感じも気に入っちょります。日曜日のお昼に時間を気にせず、ゆっくり食卓を囲むくつろぎながら味わうランチタイムなどには、まっこと最高に似合う竹スプーンながです。今まで自分が使いたいと思うものが、なかなか無かったのですが、ようやく見つけた気がしています。


さて、そんな自分が又最近出会うた一本の竹スプーン。竹表皮を残して加工しちょりますが、竹林からそのまま出てきたような素朴な風合いと、スプーンの皿の首もとにワンポイントに輝いちゅう竹節に惹かれて思わず手にとった竹スプーンながです。極上竹スプーンも、この節付き竹スプーンも、それぞれ作り手がこだわり思いを込めて仕上げたもの。その日の気分によって、それぞれ使い分けて大事に使うていきたいにゃあ。そう思いよります。













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竹製の耳かき

2012年8月17日

耳かき


まあ、けんど耳かきは、やっぱり竹ではないですろうか?何と言うても竹のしなり、耳当たりの優しさと心地よさは他の素材では真似できませんぞね。だから、竹を使うて耳かきを作られる職人さんは結構沢山おられます。普段は別の細工をされている職人さんが、気分転換に、チョコッと削るという事もありますし、やはり竹は身近にあって調達しやすく、細工もしやすく、耳かきのような小さなものは刀一本あれば何処でも作ることができますので、色々な所で見かけたり職人さんから頂いたりして、今、見回して手元にあるだけでも二十数本ありますろうか?


虎竹のものが多いかと言うとそうでも無くて、白竹、黒竹、図面竹...そして、意外と多いのが高級素材の煤竹という竹ちや。煤竹は昔の民家などで百年くらい囲炉裏に燻されて自然に飴色に変色した竹なのですが、長い時間の経過で、すっかり乾燥してしまい竹細工に使えなくなってしまった物も多いのです。けんど、そんな竹でも長い竹ヒゴには取る事は出来ずとも部分的に使える竹もあるのです。せっかくの高価な竹材でもあるので、そんな時にはお箸や、耳かきなどの小さな製品はうってつけながです。


それにしたち耳きの皿部分の形、大きさ、首の角度、厚みなど、作る職人によって、一つとして同じものがないですちや。使い心地も、それぞれ全部違いますが、使われるお客様も耳あたりがソフトなものが好みの方もおられたら少しガツンとくる当たりが好きな方もおられます。


そんな中、持ちやすさから、耳当たりの良さまでトータルに評価の高いのが名人作虎竹耳かきぞね。虎竹は身の厚みが比較的薄い竹ですので持ちやすい耳かきを製作するには、まっこと竹を厳選します。動画を見よったら、こじゃんと(とても)簡単そうに削りよりますが、やってみたら、やっぱり、なかなかですちや。













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出雲大社の竹釘

2012年8月16日

竹釘


これは、意外なところで竹釘に出会うたがです。おっと「竹釘」と言うても何か分からない方もおられるかも知れまんちや。竹釘というのは太さや長さは色々ありますけんど、分かりやすく言うたら、そうですにゃあ...。おでんの串を思い浮かべて頂いたらエイと思います。串のように長くはありませんが、片方を鋭利に削っている、おでんの串くらいの細さのものから、女性の方が使われるお箸くらいの比較的太さのあるものまで。


竹虎では虎竹縁台袖垣枝折り戸などに多用しよります。中が空洞になっている竹に小さな穴をあけて、竹と竹とを、しっかりと固定していくのには金属製の釘などではダメで同じ天然素材の竹釘なら、しっかりと留まるがです。


けんど、今回見かけた竹釘が使われちょったのは何と出雲大社!御本殿は現在、平成の大遷宮の最中ながですが、その大屋根には檜皮を何枚も何枚も重ねていくそうなのです。何でも64万枚という気の遠くなるような枚数を、大屋根に使うそうですけんどその檜皮を止めるのに竹釘が使われるのです。


このような建物を作るという事は、おそらく昔から変わらない施工法で行われているのではないかと思います。64万枚のもの檜皮を止めるには、その何十倍もの数の竹釘が必要です。竹の強さ、しなやかさ、そして身近な素材であり加工もしやすい。そんな理由で、古来より愛され親しまれて来た竹が、こうやってあの出雲大社にも使われてる事を知り、ああ、やっぱり竹とは凄いがやにゃあ~。こじゃんと嬉しい気持ちになったがです。













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強くて、しなりがある国産竹楊枝

2012年8月15日

竹楊枝


竹楊枝を使うた事がありますろうか?えっ......?竹ですか?もしかしたら、楊枝の事などあんまり気にかけられていないかも知れませんが、実は一般的に竹楊枝は、あまり販売されちょりませんのでご存じの方は少ないかと思います。普通によく見かける楊枝は木製で、木の性質も非常に柔らかく、鋭利にしてある先端部分がすぐにつぶれたりして、使い勝手はあまりエイと言えないのです。


けんど、それに比べて国産竹の楊枝は凄いですぞね。元々竹繊維は、こじゃんと固く丈夫なのですが、その竹の中でも一番固い、表皮近くの部分だけを使っているので、先端部分がつぶれたり折れたりする事がないがです。竹職人が日本一と胸を張る竹楊枝の品質を支えちゅうのが材料取り。身の厚い1本の割竹から表皮に近い一番良い所だけ使い、後は全く使わない、本当に贅沢な材料の使い方をしちょります。


竹材


だから、不要になった竹材を入れるリヤカーがこのとおり、竹楊枝だけでなく竹串も同じように、こだわって製造されるので端材が大量に出てしまうのです。自然素材を贅沢に使うのは今の時代は時流に反しているようにも見えますけんど、いえいえ、なんの、なんの、竹は人の手を借りずとも地下茎で毎年どんどん生えてきますし、たったの3年で製品にできるというサイクルの早さ。継続利用可能な唯一の天然資源と言われるように、伐っても、伐っても使いきれない程の豊富な量あるのです。


まっこと(本当に)、強くてしなりがある竹楊枝。使いはじめたら他の楊枝は使えなくなりますぞね。毎日のように自分が使っていますので、よくよく分かるがです。













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命名筆と名付けた虎竹筆

2012年8月14日

虎竹筆


「竹虎さん、お店のメニューを筆文字で書いてもらえませんか?」


たまに、ビックリするようなご依頼をいただく事があるがです。いえいえ、もちろん丁寧にお断りさせていただきますけんど、筆文字など習ったこともない自分にこんな、お問い合わせが来るのも竹虎通信をずっと筆で書かせてもらいゆうきですろう。思うたら、竹虎通信も虎竹の里の事を毎月、月替わりで少しでもお伝えできたらと始めましたが、2002年から書きよりますので今年で、ちょうど10年目。毎月、毎月、よく続いたものですちや。


けんど、こうやって続けているお陰で、全くの自己流で、本当に下手な字なのに、こうやってお客様の目にとまるがやにゃあ。継続は力なり、まっこと(本当に)良く言うたもんながぜよ。この前から、虎竹筆を使うことが多くなりましたぞね。独特のかすれが出るし墨もちがエイですので、竹筆も、まれに使いよりましたが日本唯一の虎竹ではなかったのです。やっぱり自分が愛用するやったら、この虎竹。日頃の手紙やちょっとした書きものなど、筆で書くのはなかなか楽しいものですぞね。ぜひ、皆さんにもオススメしたいがちや。


けんど、どうして虎竹筆に命名筆と名前を付けちゅうがやろうか?


実は、いつも言うことですが竹は、こじゃんと不思議なパワーを持っちょります。スクスク育ち、筍から親竹と同じ大きさになるのに、たったの3ヶ月しかかからない神秘的とも言えるような成長力があるのです。健やかな子供の成長を願うのは、今も昔も同じですきに、昔から子供の命名の時には竹筆が使用されちょったのです。竹は、まだまだ奥が深いものですぞね。さあ、レッツ竹筆じゃあ!













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来間屋生姜糖本舗の生姜糖

2012年8月13日

来間屋生姜糖本舗


生姜の生産量は実は高知県が日本一ながです。虎竹の里から車で30分くらい西に走った地域でも沢山の農地があり、収穫シーズンともなったら生姜を満載したトラックが走ります。今は高速道路も出来ましたのでそうでもないですが、以前は夕方の国道が毎日のように混雑し生姜ラッシュと呼んでいた程なのです。


ちなみにミョウガの生産量は地元須崎市が日本一らしく、どうも、生姜とかミョウガなど名脇役に縁のある高知県ぞね。そんな土地柄なので生姜を製品化したものは結構多くて、色々ありますし生姜は自分も好きなので色々試した事がありますが、ここのような生姜糖は、まっこと(本当に)はじめてでした。来間屋生姜糖本舗さんというお店ですが、最初は「生姜飴」と聞いちょりましたのでてっきり、透明ないわゆる飴色の固い粒状のものを想像しちょりました。


生姜糖


なんせ、創業300年の老舗のお店です。しかも、昔と変わらない素材と製法を守りつづられゆうとの事で、こじゃんと(とても)期待をしながら訪ねて行ったがです。手作りで作られゆうと言うしどんなものかと思うておりましたら、まっこと(本当に)これは、現代の飴というより落雁をもっともっと固くしたような感じの食感。原料は砂糖と生姜だけですが、ただ甘いだけでなく、こじゃんと後を引くがぜよ。長い間続いて来たというのが納得の生姜糖やったです。


抹茶味の抹茶糖というのもあり、これは最近、抹茶が流行っちゅうきにバリエーションで作ったろうか?などと失礼なことを思うたらとんでもないぞねっ!!!製造はじめたのは約150年前と言いますちや。松江藩主の松平不味という大名茶人の生誕百周年を記念したそうなき、驚くしかないがです。


さて、この生姜糖をとにかく気に入って、今日も一袋完食してしもうたがですけんど、どうして、これほど好きになっちゅうかと言いますと、なんと使われちゅう生姜は出西(しゅっさい)生姜と言うてここ島根県出雲市日斐川町出西地区でしか成育しないからです。400年の歴史のある出西生姜ですが繊維が少なく、風味、香りがよく独特の辛味がある生姜。不思議なことに他の地域で栽培したら、ここの出西生姜として育つことがないというので、


「ええっ!?そりゃあ、日本唯一の虎竹と同じやいか?」


と、思わず声に出たがです。虎竹も何度か他の場所に植え替えた事がありますけんど、虎竹としては育つことはありません。本当に植物と言うか、自然のものはこういう微妙な事があるがです。そして、この出西生姜にこだわり、この生姜だけでつくる来間屋生姜糖本舗さんの生姜糖。この生姜を生産される農家の方々と共に進んでいくという姿勢も、竹虎とまったく同じスタンス。竹虎は118年、こちらのお店のように300年続くためにはいったい何をしていったらエイろうか?生姜糖を又ひとつ口に入れて考えてみるがです。おおの、それにしたち紅茶と良く合う...。













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角物と呼ばれる竹籠

2012年8月11日

角手提げ


丸みを帯びた手提げ籠バックなどもエイのですが、四角い形をした竹バスケットや弁当箱、ランチボックスも昔からずっと愛用されている竹細工の一つながです。もちろん、ランチボックスとは言うてなかったですし、用途も今とは違うちょりました。


四角い形の竹籠を「角物」と呼びますけんど、角物の中には豆腐籠として、お豆腐屋さんが回ってきたときなどに豆腐を入れてもらう籠として使われよったものもあるがです。けんど、もっと前にはこんな手付きの洒落たものではなくて、近くの魚屋さんや八百屋さんに少し深さのある丸い竹ザルなどを持っていき、その竹ザルに秋刀魚など魚をのせて帰ってきていたそうなので時代が変われば、竹籠や竹ザルの使い方は全然違うてくるもんですろう。


さて、思い起こしたら自分の小さい頃には、この角物で色々な商品があったように思います。だいたいは手提げのついた買い物籠のような物が多かったですが、部屋で使う小物入れのように結構小さなものでも同じ竹細工の技術を使うて作られよりました。角物は形が四角に決まっている。当たり前やと思われる所が実は難しいところでそれぞれ性格の違う竹を直角に曲げて組み上げるのはやってみると意外と大変ながです。


三段ピクニックバスケット


アウトドアでのランチや運動会などにお弁当をつめて出かける白竹三段ピクニックバスケットは同じ四角の形のものが三段積み重なりますので、美しく仕上げるのは技術的にも苦労が多くて高度な技が必要とされ、最近では職人さんが少なくなりつつあります。けんど、家族のお弁当をひとつにまとめて持ち運べる機能性、通気性が良くて時間がたっても蒸れることなく美味しく食べれる事できる竹弁当です。少しづつでもご紹介し続けていきたい竹細工のひとつだと思うちょります。













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虎竹の里の使命

2012年8月10日

円座


名前は忘れましたけんど、茅に似た草を干してそれを材料に編まれた円座を頂いてきましたぞね。まだまだ、こんな円座を編むことのできるお年寄りがおったりしますきに、なかなか日本の田舎は素晴らしいと思うがです。


早速、板の間において座ってみましたが、適度な硬さとクッション性もあってこれは、こじゃんと(とても)快適ぜよ。一昔前は、こうやって自分たちの手近にある素材を上手に使うて、毎日の暮らしに役立てよったことを座ってみて改めて感じたりするがです。暑い最中ですきに、ふと、足元みたら竹皮草履を履いちょります。これなども近くにあった素材を有効活用したエイ例かも知れません。


そうやって思うたら、竹という素材は里山にどこにでもあっていつでも手に入れることが出来ます。軽量な一本の堅くて長い棒にもなれば、割って細くしたら、しなかやで強く自由自在に曲がる。変幻自在なヒゴともなる。昔の人にしてみたら、まっこと不思議でこんな有り難い植物は他になかったのではないですろうか?神事などで多用される事からもなんとなく想像できる日本人の竹への思い。もっと、もっと見直してもろうて次の世代に繋げていく事は虎竹の里の自分たちの使命の一つながです。













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神の手同様、達人の手

2012年8月 9日

竹皮草履の絵


一通のお手紙をいただきましたぞね。


実は先日、竹皮草履をお送りさせて頂いた静岡のお客様からでした。竹虎の竹皮草履を非常にお気に召していただいて、こじゃんと感激されたという内容のお手紙です。まっこと(本当に)読んでいても胸がジーンと熱くなってきますけんど、読み進めていくとこのお客様が子供の頃、藁草履を生活必需品として作られていた事、現在では近くの趣味の講座などに招かれて草履の講師をされている事などなどが書きつづられちょりました。ああ、そうかご自分で実際に製作される事があるから余計にこの竹皮草履の職人芸、細やかな技までご理解いただけるのだなあ...。そんな事を思うたがです。けんど、まいったぞね。竹皮草履の美しさに感動されたのは、分かりますけんど、


「神の手同様、達人の手」


との一文には、びっく(少し)恐れ入りましたぞね。これは職人が聞いたら喜ぶを通りすぎて、真っ赤に赤面でもするがではないですろうか?おっと、最後の最後に一枚の絵を入れて頂いちょります。何やろうかと思いよったらなんと、このお客様は切手のデザインにも採用されるような絵を描かれる日本画家の先生やったがぜよ!!!なるほど、普通の絵ではないと思いよりました。こりゃあ、大事に額装させてもらわんとイカンぜよ。また、ひとつ、こじゃんと(とても)嬉しい絵が竹虎に掛かるちや。













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夏の別注虎竹縁台

2012年8月 8日

別注虎竹縁台


この夏も全国各地で色々なお祭りがあったり、暑い季節ならではのイベントが沢山開催されゆうと思います。竹虎でもずっと昔から作り続けてきちょります。日本唯一の虎竹を使うた虎竹縁台に幅の広い別注のご注文をいただいていました。少し幅を広げると、こちら側からも、あちら側にまわってからも複数の方が腰かけるのに余裕もあって、ゆったり座れる感じで、いざ出来上がってみるとなかなかエイがです。試しに職人が腰かけます。


「こりゃあ、ゆっくりしちゃある」


縁台の仕上がりにシワの刻まれた顔が満足気ぞね。同じサイズのものを2台製作させてもらいましたが、こうやって続けてお庭におくがですろうか?浴衣姿に手には団扇のお客様が笑顔で行き交う夕闇の向こうには花火が綺麗にあがりゆう。そんな夏の一夜を想像しよったら、


カラン、コロン


カラン、コロン


どこからともなく下駄の音が聞こえてきそうながです。













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海の男の竹籠

2012年8月 7日

竹かご


この竹籠は、かなり大きなものやったです。竹虎にも竹籠は色々ありますけんど、大きな竹籠というのは技量だけでなく腕力も必要となりますので、高齢化のすすむ竹職人の中ではなかなか作り手の少なくなりつつある竹細工の一つながです。


さて、この竹籠は一体何に使っていたのかと言いますと、漁師さんが実際に海で使いよった竹籠でした。さすが漁に使われるだけあって作りは堅牢そのもの。見るからに丈夫な籠を手で触ってみても、押してみても少し持ち上げてみちゃうと両手で持ってみても、なかなか重量もある。なるほど......。これなら雨ざらし、風ざらしの厳しい環境で荒っぽい使い方をしても大丈夫やったのではないろうか?少々の事で壊れるようでは、せっかくの苦労して捕った獲物を逃してしまいかねません。なので、考えられる限り強さと耐久性を極められてきた竹籠、長い月日の中で、現場で鍛えられた竹籠。まさに、現場の仕事師の風格が漂いよりますぞね。


そんな海の男の竹籠をよくよく見てみると、横に編み込んだ竹ヒゴがただの1枚の竹ヒゴでないことに気がつくがです。このような大きな籠は、幅の広い厚みもある竹ヒゴを使いますが、厚みのある竹ヒゴは堅く編みづらいのです。だから、まず1枚の竹ひごを皮をはぐように割っておいてそれを重ねるようにして編んでいくがです。


おそらく、この竹籠を使う漁師さんも魚をとるプロ。ある意味では職人として自分たちでは知るよしもない、こじゃんと凄いテクニックがあるのだと思いますが、このような竹籠には、竹籠でちょっと見ただけでは分からない細かなところに実は竹職人の技が隠されちょります。













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Facebookで竹虎と交流しませんろうか?

2012年8月 6日

竹杖


最近はこの竹根の杖をこじゃんと気に入っちょりまして、出張にもついて来てもらいよります。空港の待合室に入る時には荷物検査をされますけんどもちろん杖も機械に通しますので、「代わりの杖をお持ちしましょうか?」と、係の方が親切に聞いてくれます。ただ、ただ、持ちたくて持ち歩きゆうだけなのでそのたびに申し訳なく思うて、「いえいえ、結構です。ありがとうございます。」とお詫びをするがです、まっこと(本当に)スミマセンぞね。


さて、けんど今日は竹根の杖の事ではなくてFacebook(フェイスブック)の事ぞね。皆さんはFacebook(フェイスブック)は、やりよりますろうか?何となく名前だけ聞いてはいるもののいまひとつ、やり方が分からんし、面倒やし、そんな方も多いかも知れませんちや。


けんど、今年の5月の統計ではもう4人に1人がやりゆうそうですし、はじめてみられたら便利やし、なかなか楽しいものです。竹虎も、昨年からFacebookで新しい情報発信をさせていただきよります。「竹のある暮らし」のご提案には、まっこと(本当に)手軽で簡単ですし、これからスマートフォンをお使いの方も増えると思いますが、フットワークも、こじゃんと軽い。是非、竹虎四代目の30年ブログをご購読の皆様には、ブログ同様、Facebookにもご参加いただくと嬉しいがです。


Facebookでは、コチラの虎斑竹専門店 竹虎のページにアクセスして「いいね!」ボタンを押してファンになっていただくだけで最新の竹虎のお話を見てもらえますし、何よりコメントとかしやすいので今までより交流が簡単ではないかと思うちょります。人と人がつながるのに、まっこと便利なものではありますのでご関心のあられる方は一度お試しいただくと面白いかも知れませんぞね。













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7月の雑誌掲載

2012年8月 4日

雑誌掲載


7月は竹屋が結構せわしい(忙しい)時期でもあります。梅雨も明けて暑くなって、さあ!夏本番という事で涼し気な竹となるがですろうか?けんど、それにしても今年の7月はびっくと多かったちや。何が多いがと思われますか?実は、これが雑誌掲載ぞね。


先月だけでこれだけの雑誌に色々と載せていただいたがです。まっこと竹虎のような田舎にある小さな竹屋をひいきにして頂いて感謝、感謝ぜよ。掲載いただいた商品は、黒竹玄関すのこ白竹抱き枕六ツ目竹皮草履など、暑い夏を快適に過ごせる天然素材のものが多かったですが、虎竹ランチボックス鬼おろしなど、食に関するもの。そして、竹繊維でできた竹布Tシャツもあったちや。


おっと、こうやって考えたらどうですろうか?先月の雑誌掲載を見させてもうただけでも竹は「衣・食・住」すべてに渡って、色々な活用法や道具があるという事が改めて分かってもらえるのではないかと思うちゅうのです。これからも、もっともっと竹の可能性を広げていきたいし、竹のある暮らしを皆様に伝えていけるようにする事は自分たちの使命であると心に決めちょります。













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釈迦院時雄さんの竹筆

2012年8月 3日

釈迦院時雄さん


80歳を過ぎてもますますお元気な竹筆仙人のような釈迦院時雄さん。しかし、竹筆のお話をはじめると、さらに熱が入り饒舌になるがです。何と言うても笑顔が魅力的。好きな事に打ち込まれちゅうのがビンビン伝わってくるがぜよ。


竹筆の工房


能登半島の先端近くにある工房の前には海が広がり、天気のエイ日には立山連峰が美しく見えて、まっこと(本当に)絶景やそう。夜通し竹筆と格闘し、ついに明け方、差し込んできた黄金のような朝日の中で完成した1本の竹筆の事など、こんな情熱はどこから来るがやろうか?普通の人がみたら不思議に思ってしまうくらいやけんど、自分には、何となく分かる気がするがです。竹とは、それだけ魅入られる深いものがあるがですきに。


釈迦院作の竹筆


竹筆と一言で言うても実にさまざまな形や大きさがあって、小筆くらいのものから畳数畳分くらいの大きさの字が書けそうな両腕で抱えないと持てないほどの太いものまであるがです。大きなものは製作に2年かかると言われますきに、まっことスケールが違うぜよ。竹筆は、子供が生まれた時の命名の際にずっと使われていたそうぜよ。竹はスクスクと育ち一年中青々として成長力、生命力の象徴みたいな植物やき、昔から健やかな成長を祈って書く文字には竹筆やったがですろう。なるほど、そう言われたら竹は、たった3ヶ月で親竹と同じにまで大きくなる不思議なパワーがありますきに、まっこと納得するがです。


一期一会


自分が訪問させていただく事を知って、京都の古いお寺の襖紙に「一期一会 蘭愛知己」と竹筆で書いたものを用意してくれちょりました。しげしげと見ていたら言葉の意味を説明してくれます。「蘭の花はどうして美しく咲くのか?」虫たちのために花を開くのではないかと思いよりましたが、


「自分を知るために咲くのですよ」


ドキリ......!ああ、まっことそうちや、そうながやきに!自分の事を、自分の進む道を教えてくれゆうがやと思うて嬉しゅうなってくる。釈迦院さんが、こうやって竹筆を作り字を書くのも自分が誰か知るためながやろう。これだけの竹筆の作品を創作された今でもまだまだ目は遠く遠くを見ちゅうような気がしたがです。













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虎竹で作るモノとは?

2012年8月 2日

虎竹


「さて、これくらいの太さの頃合いでエイろうか?」


日本唯一の虎竹の里にある工場には、虎模様の浮き出る不思議な竹、虎竹がいっぱいぜよ。何と言うたちイカンちや、イギリスBBC放送もやって来たがやき、まあ、何もない田舎にあって、山と海と太陽しかないような所ですけんど、こと、虎竹に関して言うならば、何処よりもいっぱいある場所ぞね。そして、この沢山ある虎竹の中から厳選に厳選を重ねて数本を選びだします。そして、サイズにカット!


「ふふふ......」誰もいない早朝の工場に不気味笑い声が響くがです。面取りもキチンとして、穴をあけて「ふふふふふ......」紐を通して「ふふふふふふふふふふふ......」一体、何を作ろうとしているのかっ!?それを知りたい方はコチラを見てもらうしか無いがぜよ。
ガショー(賀正)


ええっ!?分かりませんでしたか?それでは仕方がないですちや。ここをご覧ください。
燃えよ!タケトラ













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薬用育毛剤「たかんな」勉強会

2012年8月 1日

竹林


そもそも竹には神秘的ともいえる力があると思うちょりますが、昔から神事に使われたり、伝説や伝承が多いところをみると古の昔から人は不思議なパワーを感じていたのではないですろうか?地下茎をどんどん伸ばして筍が毎年生えてくる。あれよ、あれよという間に天高く成長する竹はたった3ヶ月で20数メートルの親竹と同じ大きさになる。


草でもなく、木でもなく、時はに食用として、時には建材として、籠として、しなりと強靱さを併せ持ち、身近にあって細工や加工のしやすさから日本人の暮らしの道具として、ありとあらゆる物に利用されてきた竹。近年では、継続利用可能な唯一の天然資源とも言われて、農業や家畜の飼料、燃料への利用、抗菌性や消臭性など機能的な特徴を活かす試みや製品も多くなってきちょります。


「最近、竹林に入ったことのがありますろうか?」


たまに、こうやって質問させていただくことがありますが、すぐそこに竹はあっていつでも山に行けるはずの高知県などに住んでいたとしても、ここ20年いったことがない...。あるいは若い方では、竹を触ったことがない......。そんな事を言われる方が大多数ながです。


薬用育毛剤たかんな


日本人と竹の関わりは、昔からずっと深くずっと身近な存在やった。今は忘れられちゅうがですが、竹は忘れちょりません。今でも覚えちゅう、そして、人々のお役に立ちたいと今もずっと竹林で思いゆう。竹と人をもっと近づけるのが自分たちの仕事であり使命ですろう。そう考えた時に、竹のミネラル成分の素晴らしさに感激してこの効果を化粧品に利用したいと取り組んで来られた崔允聖(チェユンソン)博士の開発した薬用育毛剤「たかんな」も竹の可能性を伝える、ひとつの形ぞね。


チェ博士


先日は、日本唯一の虎竹の里まで崔博士にお越しいただいて「たかんな」の勉強会を開催しました。改めて感じたのは崔博士の竹への深い愛情と思い。ご使用いただくお客様の事を真剣に考えて、環境にも人にもやさしいモノづくりに徹する姿勢。商品に対する理想と自信など。


育毛剤勉強会


参加してもろうた社員からも色々な意見が出ましたけんど、そんな自分たちと同じ志を感じとっていただけた、こじゃんと(とても)有意義な時間になったがです。竹を愛する崔博士はそんなに遠い将来ではなく、また、この竹虎にやって来られますろう。そんな気がしちょります。なんと言うたち、自分も竹自身の持つ魅力を再認識させてもろうたがやきに。













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