野田商店の巻き寿司の巻

野田商店


お腹が空いてきたら、いつも思いだす店があるがです。まっこと、竹虎もいつかはこんなになりたいにゃあ。ずっと前から、そう思うちゃあるお店ぞね。遠くても、わざわざでも行かずにはおれない、いつまでも応援したくなるお店。別段、見た目は普通です、どこにでもありそうなお総菜屋さん。けんど、ここの巻き寿司は一度食べたら忘れられんがです。こじゃんと旨い!いやいや本当に旨い!海苔の香りが抜群にエイ、素晴らしいがです。車に積んでいて、後からドアでもあけようもんなら、こりゃあ、車の中が磯ぜよ、磯ぜよ。


子供の頃に引き潮時に磯遊びを良くしましたけんど、そんな日を思い起こすぼあ磯の香りが充満しちょります。海苔のしっかりした食感も、これまたエイ。甘くジューシーな卵、カンピョウがアクセントとなりシソのさわやかさが食欲をそそるがです。まっこと(本当に)お話しゆうだけでお腹がグーグーやけんど、一口頬張っただけで人を笑顔にするようなこのお店が何処にあるか言うたら、なんと遠く離れた大分県は別府市ながです。温泉の街として有名ですけんど、竹工芸の作家の方も多い街でもありますぞね。


渡辺竹清先生のお宅はいつも祖父を思い出すきに、用が無くても、ついついお伺いしたくなりますけんど、前にも先生の所の帰りには、フェリーで食べるのに立ち寄りました。駅の高架下、どこか懐かしい商店街にある野田商店さんには自分のような熱烈なファンの方も多いろうにゃあ。お近くの方は、まっこと幸せやと思うがです。こうやって沢山の方に喜んでいただけるような、ずっと楽しみにしてもらえるような、県外から橋を渡ってでも、最終目的地としてお越しいただけるような、そんな竹虎に成りたいにゃあ、そう、思うちょります。


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