新しい竹の命


煤竹花籠


この煤竹の花籠の事は、前に一度お話させて頂いた事があるかも知れませんぞね。けんど、あんまり美しい「新しい命」ですきに、どうしてもお伝えせずにはおれんがですちや。「新しい命」というのは煤竹の事。煤竹は、囲炉裏の生活をしよったその昔に、天井裏で煙に燻されて長い長い年月の間に自然に炭化され渋い色合いになった竹の事ながです。


色の濃淡が見えるがは縄目の部分ぞね。そこが煙に当たらず薄い色合いで残っちゅうがです。煤竹の竹細工は、その製品自体の素晴らしさは当然ですけんど、この竹そのものの価値、長い時間をかけた本物しか醸し出す事のできない風格がたまらん魅力ながです。


けんど、こんな凄い竹やったとしても、屋根裏にある時には煤けて真っ黒いただの汚れた竹みたいぞね。磨かれて、選別され、職人の手によって形づくられ、第二の人生ならぬ、第二の竹生を歩みだすがです。そう言う意味あいでの「新しい命」やと思うがです。


花かごの工夫


さて、この花籠には、もうひとつビックリの工夫がありますぞね。それがこの、内側部分ながです。花を活けるオトシが中に入りますけんど、横幅の広い花籠の形やき、オトシを安定させるために丸いオトシをいれる輪っかが中に作られちゅうがです。


ちっくと感動しませんろうか?まっことの凄さを改めて感じるがぜよ。100年古民家の屋根裏で、しっかり屋根を支え過ごした竹がこうやって今度は表舞台にでて、また次の100年、人の目を楽しませてくれる。考えたら煤竹は、人の役にこじゃんと立つ竹やと言う事ができると思うがです。













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