小さな谷間のミラクルバンブー

虎竹の里


日本唯一の虎竹の里では竹の伐採が始まっちょります。継続利用可能な唯一の天然素材と言われて無尽蔵のように思える竹ですが。実は、いつでも伐って良いというワケではないがです。品質管理上、一年の内にほんの数ヶ月しか伐採期間がなくて、虎竹の場合やったら晩秋から翌1月末までと決められちょります。


だから例えば、その竹製品に使うべき竹の在庫がなくなったとしたら、次のシーズンまでその製品は作る事ができないと言う事ながです。山出しされる虎竹の色づきや太さなど、人の力や英知ではどうする事もできない事ですきに、まっこと竹虎は、この安和の地の大自然の恵みのお陰で仕事を続けさせていただきゆう...この山道を登る度に感謝する事ながです。


焼坂の山道を上って峠付近から見渡すと、眼下に自分達の工場が見え、国道56号線が走り、その先に須崎湾、そして、雄大な太平洋がずっと広がって見えゆうがです。南国土佐の明るい日差しがサンサンと照り、小鳥がさえずる美しい山々、いつも見慣れた、変わらない虎竹の里ながです。


上空から虎竹の里


その美しい里を、先日は空の上から望む機会を頂きましたぞね。高知龍馬空港から西に向かうて飛ぶと高知市内、仁淀川、そして中学、高校時代と6年間を過ごした明徳義塾のある横波半島があり、こじゃんと分かりやすいがです。


その横波半島の付け根部分にある天然の良港と呼ばれる須崎の町と、カツオの一本釣りで有名な久礼の漁師町の間に、小さいけんどハッキリと虎竹の里が見て取れますちや。空気が澄んじゅうせいですろうか?白い竹虎の工場までクッキリと見えて感激したがぜよ。


焼坂の峠から見る時にも山に囲まれた狭い地域やにゃあ。そう度々思うがですけんど、こうやって遙か空から見てみますと、ともすれば見過ごしてしまいそうな何と小さな谷間ながやろうか?飛行機の小窓から見たら小指の先ほどもなく、そして他の山々と何ら変わる事がないように見えるあの焼坂で、あの虎竹の里でだけで虎模様の竹が育まれる不思議を改めて感じずにおれんがぞね。「ミラクルバンブー...」イギリスBBC放送の取材が来られた時に聞いた言葉を一人呟いてみるがです。


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