手提げ籠の記憶


虎竹買い物かご(だ円)


竹の手提げ籠を見ると、いつも白い割烹着姿の母を思いだすがぞね。けんど今時、割烹着などと言うたち、それ自体を知らない方ももしかしたら多いかも知れんちや。そりゃあ、そうぜよ、割烹着など普通の生活の中ではテレビか雑誌等で見るくらいしか無いがではないろうか?


ほんの数十年前ですちや。目を閉じたら瞼にハッキリと浮かんできそうな、そう、ついこの前という気もしてくるぞね。母も祖母も、近所のおばちゃんも普通に着物を着ちょったちや。いやいや、それだけやないぜよ。竹虎で働いてくれていた職人のおんちゃん達でも、仕事が終わり地下足袋を脱いで縁側でくつろぐ時にはちゃんと着物に着替えちょったのを思いだすがです。時の経つのは早いと言うけんど、いつの間にか小さい子供の頃に見上げちょった、ランニングシャツ姿の逞しかった職人さん達の歳に自分がなっちゅう。着物姿のおばちゃん達はいなくなり、竹の手提げ籠で道を行く人も見かけなくなったがです。


時代の移ろいに色々な事が変わっていくにゃあ。それでも、この虎竹買い物かご(だ円)は、あの日のまま。ちょっとづつ細やかな変化をしながらも、ほとんど当時の形を今に残してくれちゅう。人の記憶は、だんだんと薄れていくけんど、竹籠が、あの時を覚えてくれちゅう。


長く受け継がれるモノに惹かれるのには理由がありますろう。コンパクトで便利な手提げ袋は沢山あるけんど、一体何年使いますろうか?また、竹の手提げが活躍する日が来たらエイにゃあ。













| コメント(2) | トラックバック(0)


コメント(2)

買い物かご、懐かしいな

現在46歳です。
子供の頃、東京台東区、下町で育ちました。

当時は近くにスーパーはなく、
お肉屋さん、魚屋さん、八百屋さん、酒屋さん、
買い物に行く度に、
冷蔵庫の横に置いてある買い物かごを持って行ってたものです。

高校生位になると
近くにスーパーもでき、コンビニもできて
いつの日か買い物かごを使わなくなっていました。

買い物をすると
白いビニール袋(無料)に入れてくれるから
買い物かごが必要なくなってしまってましたが

これから又、復活するのではないでしょうか?

最近のスーパーでは
ビニール袋を貰えなくなった店舗もでてきてますね。

必要なら5~10円で購入するんです。
又マイバックを持参すれば2円キャッシュバックしてくれるお店もあります。

2014年
買い物かご復活♪

あ~買い物かごが欲しくなってきました。
原付の後ろカゴにピッタリの買い物かごがあったらいいな。。。

riko様

コメントありがとうございます!
竹籠はしっかりとした形がありますきに、かさばる事もありますが反対に買い物した中身が傷むことがなかったりしますし何より竹籠バックを持っちょりますとちっくと心が豊かになった気分になりますぞね。復活させたいですにゃあ(^^)

コメントする

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
https://www.taketora.co.jp/mt/mt-tb.cgi/25501

« 小さな谷間のミラクルバンブー | Main | 竹の顔 »

このページのトップに戻る
お客様の大切な個人情報(ご住所・電話番号・メールアドレス等)を業務以外に流用しません。
個人情報の取り扱いについて
虎斑竹専門店竹虎トップに戻る

Copyright (C) 1997-2018 taketora. ALL rights reserved.