竹かご三兄弟

竹籠三兄弟


温かい陽射しに誘われるように田舎道に遊びに出てきた三兄弟。いつやったか「だんご三兄弟」と言う唄が流行った事がありましたけんど、だんごならぬ、竹かご三兄弟ながです。


だんご三兄弟では長男、次男、三男が、それぞれ性格が随分と違うちょったように覚えちゅうがですが、この竹かご三兄弟も、それぞれに容姿が微妙に違いますぞね。同じ職人さんが同じ山の同じ竹を使うちょりますが、持ち手の長さや口の開きや何やら小さな異なりがあるがです。だから長男、次男、三男と順番を入れ替えても、どれが、どれかピタリと分かりますきに...。と、思うてシャッフルしてみたら、ややっ...!?意外と分からん?もちろん、細かく見よったら分かりますろうけんど、初めての方にパッと見せたち、なかなか区別がつきませんちや。さすが熟練職人が編み上げた竹籠たちやにゃあ。


けんど、こうやって三兄弟が仲良く揃うておれるのは、一体いつまでやろうか?同じ形の兄弟達ですけんど、いつかはどこかに別れて行って、ある者は花籠として、ある者は小物入れとして、それぞれの場所で、それぞれの使われ方でお役に立つがやろう。離ればなれになるけんど、それは、こじゃんと楽しみな事。今はこうやって皆で揃うて春の風に吹かれゆうがぜよ。


コメント(2)

やなちゃん 返信

竹虎四代目さん!あ~かっこいい!こんな人なかなかいないわ。人生の楽しみ方知ってますね。籠で楽しめるなんて~~シュールでおもしろすぎる。

竹虎四代目 返信

やなちゃん様

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また、コメントありがとうございます。

竹籠たちを見よりましたら
どうしても、こんな事を思わずにおれませんきに
お話させていただきました
毎日書きつづける30年ブログですきに
よろしければ今後もお付き合い何卒よろしくお願いいたします。

ありがとうございます!

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