竹林で竹酢液大実験

竹酢液大実験


夏場の竹林に来られた事はありますろうか?山登りなどされる方なら、ご存じかも知れませんけんど、竹林にはどういうわけか蚊が、こじゃんと(とても)多いのです。


手入れの行き届いた竹の林のことを「竹林」と言うて、荒れた竹の林は「竹藪」と一般に呼ばれますが、伐採をあまりしたことがなく陽の光もあまり差し込まないような竹藪に行くと、藪蚊と名前に「藪」の付くだけあって、本当に沢山の蚊がいて耳の横であのイヤな「プーーーン」という羽音がずっと聞こえっぱなしのような状態ながです。ところが手入れされた竹林でも程度の違いこそあれ、人間が心地よいとの同じように、蚊にとっても居心地かよいのか、足を踏み入れると、どこからともなく飛んで来るがです。さて、そこで登場する竹林に無くてはならない秘密兵器があるがぞね。一体それは何ですろうか!?


実は、それが何を隠そう竹酢液スプレーながです!竹酢液原液を約10倍程度に希釈してスプレーボトルに入れて、プシュー!プシュー!と身体に振りかけるがです。もちろん市販されちゅう虫除けスプレーもあるようですが、虎竹の里では昔からコレ、山に行く時にはいっつも携帯しちょります。


そもそも竹酢液(ちくさくえき)をご存じですろうか?竹炭を焼く時の煙を冷やして集めたものながですが、竹酢液には300種類というような沢山の有効成分が含まれちょります。排煙口の温度で80度より低いと成分があまり含まれず、150度を超えるとベンツピレンというような、身体に悪い有害な物質が入ると言われちょります。なので竹虎の竹酢液は、その温度帯でだけ採取して、更に一年間安置してタール分を除去しちょります。入浴用もそうですけんど、虫除けの場合にも肌に直接ふりかけますので、竹炭に焼く竹材や、ガスや石油を使わない土窯にこだわる等、製造工程もしっかりして安心して使えるものでないと、特に自分のように肌が弱い方にはオススメできないのです。


竹酢液(ちくさくえき)


夏場に竹林に来るという事は、本当はあまり多くありません。竹の伐採の時期というのは、11月あたりから本格的になるのは12月、1月の寒い頃、品質管理のためこの時に伐採した虎竹しか製造に使う事はないがです。けんど、お陰様で最近は竹林見学などに来られる方も多くなりました。一年中、いつと言う事なく山に行いきますので、夏場の虎竹の里では、ちょうど竹酢液の効果を体感していただけるラッキーなチャンスでもあると思うて、昔から使われてきた自然素材での蚊除け対策をお試しいただきゆうがです。


そしたら思い出されるのが昨年のテレビ局の人気番組で、こじゃんと有名なアイドルグループの方がお二人来られちょった事ですちや。ちょうど残暑の厳しい頃、竹を求めて山道を登り、竹林にはいって竹を伐るという撮影シーンがあったがです。これは蚊除けが必要だと竹酢液を全身にスプレーさせていただきました。独特のニオイがありますので、都会から来られた若い方にはどうかにゃあ?ちっくと心配して思いよりましたが、実はお二人とも前に木酢を使った事があったという事で、まったく平気!というより、もっと念入りにと言われたほどやったです。


そしたらです!その甲斐あってか竹林に入った後


「ここの山は蚊がいないねえ~」


こう言うていただけるではないですか!?実は蚊は、竹林ですので沢山おったがですが、竹酢液の効果で全く近寄る事がなかったがですぜよ。


竹酢液は竹から採取したもの、もともと自然素材のものですし、昔から炭焼きさんは山仕事で使いよったり、民間療法的に親しまれたものでありました。安心して使え、しかも殺菌力などもあり、このように虫除け効果のあるものではあるものながぞね。


これを口で言うだけではなく、ちっくと目に見える形で皆様にご紹介できんろうか?前々から長いこと、そう思いよりましたが、今回ついに竹虎四代目が身体を張って動画撮影をしてみましたぜよ!結果は毎回実感している事ですので当然思うた通りながですが、ご存じない方には是非ご覧いただきたいがです。


日本唯一の竹林での竹酢液大実験はコチラぞね。



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