海外向けビデオ撮影の一日


竹虎本社工場


あれは2009年の事でした、虎竹の里を撮影したいとの問い合わせに、「アマゾンです」と言われますので、あのインターネットのアマゾンさんか?とドキドキして話しを聞きよりましたら、同名ではありますものの全くの別会社様やったがです。あの時の事はハッキリ覚えちゅうのに早くも6年も経とうとしゆうがやにゃあ。今回、改めて動画を制作され直すのに当たり、再度アマゾンさんが来高されて撮影が始まったがですが、しみじみと時の流れの速さを感じてしまうがですぞね。


竹籠編み方


数年前に来られた時には虎竹林などを中心に撮って頂いちゅうがですが、今度は竹編みの種類なども紹介されたいとの事で、竹籠や竹ざるをいくつか竹職人さんに用意してもらっていました。竹編みの種類というのも、こじゃんと(とても)沢山あります。違いが分かりやすく、比較的目にすることの多い、網代(あじろ)編み、四ツ目編みを披露してもろうたがです。


竹細工は出来上った美しい籠やざるだけを見ていると、もしかしたら何か専用の機械でもあるのだろうか?と思われちゅう方もおられるようながです。けんど当然の事ながら手際よく編み上げる工程は全てが職人の手によるもの。こうやって撮影した動画を広くご覧いただく事によって、本当に少しでもエイので竹に対する理解が深まればと思うがです。


虎竹ピクニックバスケット


虎竹のピクニックバスケットは、編むというより組上げるという、そんな表現がピッタリくる竹細工ながです。ところが編むのではないから簡単かと言うと実はそうではなく、他の竹編みとは違うノウハウがあり決して楽ではない竹製品ぜよ。自分の小さい頃には何種類ものサイズがあって、竹虎の本店にも、まさに山積みのように置かれちょった竹細工であり、九州の地方では豆腐かごとも呼ばれよりましたが、要するに日常使いの竹として愛用され続けてきたものながです。そうそう、たまに骨董品の店先などで、深い飴色になった籠を見つける事がありますが、その姿を見るだけで、その家庭で重宝されてきた毎日を思うて、ちっくと(少し)嬉しくなったりもする竹籠でもあるがぞね。


日本唯一の竹林


せっかく虎竹の里にお越し頂いちょりますので、前に一度撮って頂いてはいるものの、日本唯一の虎竹はどうしても撮ってもらいたいですし、東京から、はじめて来れているスタッフさんにとりましては、貴重な体験になるかと思うて当然のように竹林にやってきましたぜよ。


ハーハー息をあげて登って来る急勾配の細い山道。はじめは桧などが見えちょりますが、少し上がると辺り一面が虎竹になる、その気持ちよさ、明るい陽射しが差し込む竹の間を吹き抜けていく風の清々しさ、やっぱり、ここに来て体感いただく事こそが、動画を製作されるにしても一番大事なことですろう。虎竹の里の山々に何本となく伸びている、このような何でもないように思える山道が、竹虎にとって命の道という事だけは知ってもらいたいがぜよ。


竹虎本店


実はカメラを向けられたインタビューは、こじゃんと苦手ながです。そもそもスポットライトを浴びる機会のない田舎者が、このように何人かの方に注目していただくだけで緊張してきますちや。少し頭の回る方やったら何か聞かれたとしても、スマートな返答ができるろうし、伝え方も上手ですろう。けんど、慣れない自分などは聞かれた事に真っ直ぐに正直に自分の本気の思いを話すことしかできないがです。


今回のインタビューでも何を話したかあまり覚えてはいないがですが、改めて自分は本当の事しか話せん男やにゃあと自分で思いましたぞね。言いすぎた事があるかも知れん、分かりにくい事があったかも知れん、けんど、自分には竹しかないし、話した事は全部自分が竹に思う本心しかないがです。













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