感激!虎竹和紙団扇の試作完成


  虎竹和紙団扇


5月30日のブログでもお話しさせて頂いちょりましたが、今年の虎竹は、どういう理由か分かりませんが和紙に漉ける繊維質になるのに普段の数倍の時間がかかってしもうたがです。最終的にはそれでも、まだ和紙には出来ないとの事やったので、竹素材を和紙メーカーさんから竹虎本社まで一度持って帰ってきて、皆で代わる代わる大方半日がかりで少しづつ木槌で叩いて細かくしたのです。


いつもと変わらない竹素材のはずだったのですが、まっこと自然素材の難しさを改めて感じた今回の竹和紙作りですが、けんど、そうやって苦労をして和紙漉きできるようになり、和紙工場で一枚の竹和紙となって来た時には、やうやく難関を突破したような気持ちで、まっこと嬉しかったがです。


虎竹和紙うちわ


ところが、それで終わりではありませんぞね。虎竹和紙を使うて、今度は団扇職人さんに団扇にしていただかねばならないのです。ひとつ懸念しちょった事があります。それは、竹和紙の油分の事ですぞね。今度の団扇は長くご愛用いただきたいと思っています。なので団扇には柿渋を塗り仕上げる事にしちょりました。柿渋を塗布しますと、風合いも当然増すのですが、その他にも防水、防腐、防虫効果があるのです。100年くらい前の団扇が現代にも普通に残っていたりするのですが、これは、この柿渋の効能による所が大きいのです。


さらに、柿渋仕上げの団扇に自分が魅了されたのは、その経年変化ぜよ。年を追うごとに色合いが深まり、まさに渋みが増していく様は、まっこと、磨きの竹細工を見るようで嬉しゅうなってきますぜよ。ただ、ひとつの懸念というのが、この柿渋が竹の油分にどうか?という事だけだったのです。上手く塗ることができればエイけんどにゃあ...。


そうこうしている内に団扇が出来あがってきましたぞね。一目見て、柿渋が何とか上手く虎竹和紙に馴染んでいるのが分かり、まっことホッとするやら、そして和紙作りに苦労しただけに、淡い色合いに入った竹虎ロゴマークに感激してしまったのです!思わぬアクシデントがあって、皆様にご紹介できるのが遅くなっちょりますが、来月には黒竹の団扇立て同様にお披露目できそうです。日本の猛暑はとどまるところを知りませんので、エアコンを止める事には少し抵抗もあるかも知れませんが、暑い時期には節電も言われよりますので設定温度を上げるなどして、その後は、昔ながらの伝統の団扇で涼んで頂く、そんな、夏もエイのではないですろうか?













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