日本唯一の虎竹自動車設計会議 その2

日本唯一の虎竹自動車設計会議


桒垣先生が数年前に竹編みで製作されたボディを何度も、何度も触ったり、押したりして確かめられよります。少し古くなった竹は、自分などからすると落ち着いた雰囲気となり、更に味わいが深まって新しい竹だった時よりも魅力的に見えますぜよ。


日本唯一の虎竹自動車設計会議


今回は、せっかく二人乗りで、しかも日本唯一の虎竹にこだわりますので、同じ竹の電気自動車としても、まったく違う形にして、竹の持つ素晴らしい特性を、もっともっと大きくアピールしたいと思うちゅうがです。


日本唯一の虎竹自動車作り


現場の整備工場の方に聞いても詳しく分からない事は光岡自動車さんの担当に電話をしながら、さっそく何やら専門的な数字を書かれよります。一体何を考えられゆうがやろうか...?話かけるのを少しためらってしまう程の迫力、さすが凄いちや。


日本唯一の虎竹自動車設計会議


竹自動車の製作を実際に指揮しながら進める事になる専務と、今回はじめて竹自動車をご覧なられた、桒垣先生が、真剣な表情で何やら打ち合わせをされよります。車体イメージは簡単ではないかとは思いますが、さわりの意見交換だけからでも斬新な形の事や、竹虎ならではの竹のあしらいに、職人ならではのこだわりがヒシヒシと伝わるぜよ。これは、虎竹の表情を活かして、かなり面白いものができると確信したがです。


日本唯一の虎竹自動車設計会議


日本唯一の虎竹自動車の本体となる電気自動車Like-T3は、まだ全国にもそれほど沢山走っている車ではありません。ただ、住宅密集地などでの宅配便さんや郵便配達などには、沢山の荷物が積めながらも音も静かですし、排気ガスも出ない。スムーズな走りは本当に絶大な威力を発揮しそうです。


現在、運送会社様や、牛乳配達、市場などでも少しだけ導入され毎日走っているのですが、そのような試験期間をおいてから本格的に導入を検討されゆうのかも知れませんぞね。たまにクロネコヤマト便さんが自転車で配達されゆうのを拝見しますが、あのようなシーンこそLike-T3の出番ではないかと思うがです。今回のプロジェクトを通じて、この電気自動車の認知もひろまって、使い道によっては用途が広がる事もあれば、こじゃんと嬉しく思うのです。


日本唯一の虎竹自動車設計会議


以前製作された竹自動車、新しく本体となる電気自動車。それぞれの職人さんやデザイナーさん、整備担当の方が勢揃いして、日本唯一の虎竹自動車設計会議は、すでに数時間が経過。なかなか終わりませんけんど、まっこと、ああしよう、こうしよう...。考えるだけでワクワク出来る事は楽しいですちや。


日本唯一の虎竹自動車設計会議


プロジェクトには直接関わる方だけでなく、この竹自動車の周りに沢山の応援いただく方の声援があります。この応援のを自分達の力として、自分達だけでなくて、多くのモノ作りの方や、新しいチャレンジを試みたい全ての方への元気の源になれるように、とにかく目標はただひとつ。来年の春には、心地良い風を感じながら、きっと走り出したい。いや、自分の中ではすでに走り出してはいるのですが、ただ、ただ、それだけの事ながです。


創業明治27年老舗竹屋の挑戦!日本唯一の虎竹自動車を創って竹の美しさ、強さをお伝えし、伝統文化の素晴らしさを全国発信するプロジェクト


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