四角い形の茶碗籠

真竹四角茶碗籠


古い竹籠には普通にある形なので昔は一般的に広く愛用されていた四角い茶碗籠ですが最近は編む事のできる職人さんが少なくなって、なかなか目にするチャンスも少なくなってきています。


いつだったか長い年月と煤とで赤黒い色合いになった角型茶碗籠を手に入れちょります。新しく製作した真竹四角茶碗籠に比べて二回りほど大きいのは家族の人数が多かった証だと思います、巻き縁の仕事の丁寧さから熟練の職人さんが作られたものだと分かりますが、このような形の台所籠は場所を有効に使えるので重宝されてきたはずぜよ。


真竹四角茶碗籠


ようやく、皆様にご紹介できるようになった竹籠は縁巻きのあしらいとサイズが違うものの、ほぼ昔の茶碗籠と同じ。大きなカマドは今の住宅にはありませんが、使い勝手の良さは何ら変わる事がないがぞね。


真竹四角茶碗籠


青々とした出来たばかりの色合いは、すぐに落ち着いた色目に変わり、長くご愛用いただくうちに更に色合いが深まります。少しレトロな感じの台所で竹籠を使われる主婦の方を雑誌か何かで拝見しました。けんど、別にレトロでなくとも今の現代的な台所でも竹の親和性は置けば、きっとお分かり頂けますぞね。


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