日本唯一の虎竹自動車(Tiger Bamboo car)、横浜への道

日本唯一の虎竹自動車(Tiger Bamboo car)


日本唯一の虎竹自動車には、いつくかの困難がありました。その一つが、自動車としての機能面を考慮したり制約がある事ですが何せ初めてのチャレンジであり、どうしても車のカタチの完成を急ぐばかりに、その辺りの事がおざなりとなってしまった事があるがぜよ。


日本唯一の虎竹自動車(Tiger Bamboo car)製作


せっかく苦労して編み込んだ車体フロント部分を中央で切断せねばならなくなったのです。車の顔とも言える部分を切り裂かれて何とも無惨な姿となっています。前面左サイドに起動用バッテリーがあって点検や交換のため定期的に開閉できるように改良したのです。よく考えたら普通の自動車はボンネットを開けられるようになっていますが、同じような構造になったという事です。


日本唯一の虎竹自動車(Tiger Bamboo car)製作


このような一進一退を繰り返しましたので今回の虎竹自動車作製には最大時には4人もの職人が取りかかりながらも、竹虎に車体が届いてから半年以上もの時間を費やしてようやく完成をみせる事になったがぞね。


日本唯一の虎竹自動車(Tiger Bamboo car)製作


全面の切り取った部分を開閉出来るように、車でいうところのボンネット部分を虎竹で製作しています。ヘッドライトの入る所を丸く開けて編み込んでいますが、これは輪弧編みあるいは、うずら編みとも呼ばれる編み方で温泉竹籠"白竹温泉かごや白竹広口瓶などにも使われている技法、しかし、大きさが全く違います。


日本唯一の虎竹自動車(Tiger Bamboo car)製作


そして車体側はこんな感じで製作が進みました。虎竹ボンネットをはめ込められるように加工している途中の画像です、何かのメンテナンスで前面を外す事になれば、このような形にして整備ができるようになります。




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