どうして、竹なのか?パリ、Premiere Classe Tuilerie

世界竹機構、Michel Abadie、竹虎四代目(山岸義浩),作務衣,さむえ,SAMUE


「どうして竹なのか?」


今まで何万回自分に問いかけてきたろう、そして何百人の人達に問うてきたろうか。そしたら彼はすぐに話しだすのです。


小さな子供時代を過ごした南仏での祖父との思い出でした。フランスには竹は少ないというものの温かな南の方に行けば日本で見られるような竹もあるようです。スマホの画面で拝見させてもらった竹林は南方系の竹のようでしたが今ではお孫さんでしょうか、小さな子供たちが竹の中で元気に遊んでいます。


世界竹機構、Michel Abadie、竹虎四代目(山岸義浩)


きっと、この方も幼い頃にこのようにして祖父に見守られながら竹に親しみ、竹を見ながら大きくなられたのですろう。そんなある時、その竹林から、まるで夢でも見ているかのような神々しい光が差し込んでいたと言います。その瞬間に、美しさに引き込まれ、竹に魅入られた。そう語る顔は真剣そのものでした。


Premiere Classe Tuileries


話を聞いていて、グッと胸にせまってきます。涙をこらえるのに精一杯、手に持っていたメモ用紙はグシャグシャぜよ。


世界竹機構、Michel Abadie、竹虎四代目(山岸義浩)


「この虎竹のバック、欲しいよ~」
「いやいや、タダでは差し上げられませんぞね」


と言って虎竹バックを取り合っているのではありませんがこの方とは一昨年に韓国潭陽で開催された世界竹会議(World Bamboo Congress)でお会いさせていただき並々ならぬ竹への情熱を感じていました。


なるほど、だから竹か...。


ここにも居ったぜよ、青い目をした竹人じゃ。世界竹機構、Michel Abadie会長、まっことパリまで来た甲斐があったがぜよ。


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