パリのホテルでも国産竹皮草履

国産竹皮草履


長いようで短かったパリの展示会Premiere Classe Tuileriesも終わりましたぜよ。どのくらい皆様に日本の竹の事をお伝えできたかは分かりませんが、ひとまず会期が無事に終了したことに安堵しているのです。


この出張中、自分がホテルの部屋で愛用していたのは虎竹の里から持参した竹皮草履やったぜよ。筍の皮が一枚一枚剥がれ落ちるのを集めて編まれた逸品、昔から日本では履かれてきましたし、滞在しているホテルと同じようにフローリングだった昔の小学校では上履きとして使われていた履き物です。朝9時から夜7時までの長丁場を立ちづくめで疲れ切った足が竹皮草履で生き返ります。


今回は特に海外という事で、自分が代々続く藍農家さんに感激して作った藍染め鼻緒の竹皮草履を持ってきていました。誰にも見られる事がありませんが、もしご覧になられたら「ジャパンブルー!」と注目をあびそうな鼻緒ちや。歩くたび足裏への心地よい刺激、サラリとした感触、龍馬ブーツを脱いで履き替えた時のホッとする安堵感は遠く故郷を離れているだけに、より大きく感じたものです


パリ


パリは言わずと知れた世界有数の観光都市、自分のような田舎者でも知っている有名ブランドの本店が建ち並び、世界各国から来られたと思われるような方々が行き交います。


それだけに少し歩いただけでも何軒ものホテルを見かけます、中には名だたる有名ホテル、高級ホテルもあるかと思います。しかし、どんな豪華客室でも自分のような最高の室内スリッパを履いている人は、まず居ませんろうて。


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