2017年8月 3日の投稿

竹ターナー40年の年期

40年使った竹ターナー(竹ヘラ)


おもむろに厨房から手を差しのばして見せていただいたのが何と使い込んだ竹ターナー(竹ヘラ)。随分と使い込んでいて、所々に焼け焦げの後などもあり毎日の仕事にご愛用いただいている感じがこじゃんと(とても)いい味を醸し出しているのです。


竹ターナー(竹ヘラ)


ところが、確かに竹製ではありますものの、ご存じない方からすれば長さはあるものの先端部分の平らな部分がこのように小さな竹製品はあっただろうか?と思ってしまうだろうと思います。


40年使った竹ターナー(竹ヘラ)


「竹虎さんで買ってから40年使い続けゆう!」


ご主人の一言が全てを物語ます。竹ターナーは2年や3年の使用ではなかなか分かりませんがこうして店舗で毎日使って40年という歳月の中では少しづつちびてきて元々は広いヘラ先が、このように小さく可愛いヘラ先になってしまっているのでした。


継続は力なりとも言いますが、丈夫な竹が連日の使用でこれだけ小さくなってしまうものなのです。しかし、まっことこれだけ使うて頂ければ竹ターナーも本望、自分たちも大満足ながぜよ。


コメントする

竹虎四代目

竹虎四代目
YOSHIHIRO YAMAGISHI

創業明治27年の老舗竹虎の四代目。100年守り続けた日本唯一の竹林を次の100年に繋ぐ。日本で二人だけの世界竹大使。

TAG

おすすめタグ

関連タグの記事一覧

記事一覧