作務衣で行こう、雑誌「GO OUT」に掲載頂きました。

雑誌「GO OUT」


雑誌「GO OUT」と言えばアウトドア関連では非常に人気の高い雑誌だそうです。そのような業界で有名な雑誌に掲載いただいたのは竹の抱き枕と竹皮草履ぜよ。どちらも昔から日本に伝えられてきた暑い夏を快適に過ごすための先日の英知の結晶のような商品なのです。


雑誌「GO OUT」竹抱き枕g


竹は熱電導率が高いため手で触れるとヒンヤリとした感触と清涼感があるのですが、その特性を利用して昔から寝苦しい熱帯夜に使われてきた竹の抱き枕があります。六ツ目編みというザックリと編んだ技法で作られた枕は通気性がよく、竹ならではの優しいしなりと肌触りも相まって自然な快眠へと誘ってくれるのです。


実は竹枕を愛用しているのは日本だけではなく、お隣の韓国や台湾、中国など東南アジアも含めた竹が多く成育する竹文化圏とも呼べる地域では広く使われいます。エアコンの普及があり現代の日本ではあまり必要とされてきませんでしたので一時はほとんど製造される事も無かったのですが、竹虎は国産にこだわり日本の竹を使い、伝統の職人技で編み上げた竹抱き枕を紹介しています。


この時代に今年も新作を作るなど少し変わっているかも知れませんが、かっては竹夫人とも筒枕とも呼ばれて親しまれた日本の竹文化を知っていただくアイテムとして作り続ける事自体にも意味があるように考えちょります。


雑誌「GO OUT」竹皮草履


竹皮草履も決して昔を懐かしむものではありません。竹皮とは竹と名前がついているから竹のどこかの皮らしいが一体何なのか?とハッキリご存じない若い方も多い中、発信を続けているのは本当にこの素材に惚れ込んでいるからに他なにません。


自分達自身が竹皮の日本一の大ファンでもあるのです。足を初めて入れた時のサラリとした今までどんな履き物にも感じた事のない心地よさと感激は数十年経った今でも覚えているほどなのです。


また、時代劇などご覧になられましたら竹皮にオニギリを包んで持ち運ぶシーンがあるかと思います、これは竹皮の持つ抗菌性を活かしたものでありますし、自分の小さい頃のお肉屋さん等でも包材は全て竹皮でした。こうした抗菌性、耐水性、柔軟性、加工性など類い希な機能性をもった国産の竹皮は今の日本ではほとんどが使われる事なく竹林で朽ち果てています。実は日本の誇るスーパーマテリアルであるのに出番がない竹皮に竹虎が光を当てずに誰がやるのでしょうか?


今日は短めにお話しするつもりが、つい長引いてしまいました。そもそも今回の雑誌の表紙にある作務衣をあのアウトドアメーカーとして知られているモンベル(mont-bell)が作っている事を言いたかったのですが明日にしますぞね。


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