ブラジル高知県人会への贈り物

高知新聞掲載、ブラジル高知県人会への贈り物


先月はじめにブラジル高知県人会で歓待頂いたお話しをさせてもらったかと思います。ジャパン・ハウス サンパウロ(JAPAN HOUSE Sao Paulo)にお招き頂いて竹の可能性について講演をさせて頂いた際に在サンパウロ日本国領事館のお計らいで高知県人会々長の片山俊一アルナルド様に冒頭のご挨拶をいただいておりました。そして、そのご縁でブラジル高知県人会(Associacao Cultural dos Provincianos de Kochi no Brasil)さんにご招待いただける事になったのでした。


ご存じのようにブラジルは日本から遠く離れた地球の裏側にある国です。しかし、そんな遠くの地に高知県各地から移民されて暮らす沢山の方々がおられるのです。自分もおぼろげながらには知っていましたが実際にサンパウロに暮らす高知県人会の皆様と交流させてもらいカツオのタタキ、鯖寿司、茄子の味噌和え等が並ぶ宴席に座り、はじめて行く異国に古き良き伝統をそのまま遺している懐かしい高知がある事に心から感動したのです。


そこで帰国した後、ブラジル高知県人会様へ何か贈り物をしたいと思いました。最後に移民された方が50年前と聞きましたので、昔の高知はよくご存じかと思いますが「今の高知」をあまりご存じないのかも知れないと考え、現在元気に活躍されている地元企業様の特産品を通じて今の高知を体感いただけたらと思いたちました。


高知特産を扱われ地産外商に取り組む主に食品関係の企業様を中心にお声がけさせていただきましたところケンセン35様、エコアス馬路村様、はたやま夢楽様、望月製紙様、戸田商行様、あぜち食品様、浜幸様、山のくじら舎様、黄金の里様、仁淀川.com様、モリサ様、四万十ドラマ様、ヘルシーライフ寿屋様、白木果樹園様、すえひろ屋様より各々自慢の商品のご提供をいただける事になったのです。


土佐の文化を継承して


これには本当に感謝感激いたしました!地球の裏側にまでお送りしますため県産品でも割れ物、なまもの、禁制品など制限があります。今月サンパウロで開催される土佐祭り開催前に届けたいとの思いもあり急なお願いになりましたのにも関わらず予想を大きく上回る土佐産品が集結する事になったのです。


来年は日本からの移民110周年、ブラジル高知県人会設立65周年の節目の年だそうです。現地には200家族の高知県出身者の皆様がおられ郷土の文化を守り継承されています、まさに遠い国の小さな高知だと感じました。


自分達が先人から受け継ぐ虎竹は高知の気候・風土が生み出した土佐ならではの不思議な竹です、だからより地域を大事に思ってしまうのかも知れません。しかし、土佐ならではの産品、文化、一番大事な人、すべて地域の自然が生み出したものと言うても良いのではないでしょうか?同じ伝統文化を持つブラジルの皆様との交流が深まればと願っています。


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