3年に一度、世界各国で開催される竹の祭典。竹のオリンピックと呼びたい第11回世界竹会議(WORLD BAMBOO CONGRESS)メキシコ大会

世界竹会議(WBC...WORLD BAMBOO CONGRESS)2018年


世界竹会議(WBC...WORLD BAMBOO CONGRESS)という世界中の竹研究者、竹業界、竹関連に従事される竹に関心を持つ方々が集まり様々な議題を検討する場があります。3年に一度世界各国様々な国や地域で開催されている、まさに竹のオリンピックのような大イベントです。次回で第11回目となる会議は、来年2018年の8月14日(火)から18日(土)まで5日間の日程でメキシコはXalapa(ハラパ)という町で行われます。


このメキシコ大会には幸運なことに日本人としてただ一人自分がKeynote Speakers(基調講演)としてお招きいただいていますので来年の大会は竹虎なりの竹への向き会い方を報告させてもらうつもりです。WBCのサイトにはプログラムとして一番最初に掲載頂いてますがスケジュールを確認すると講演は最終日の最後に予定されているようです。


世界竹会議(WBC...WORLD BAMBOO CONGRESS)


竹は継続利用可能な唯一の天然資源と言われていて、自分達も1985年から21世紀は竹の時代と言ってきましたがそれが日本をはじめ竹資源を豊富に持つ人々の理解されているかと言うとそうではありません。地球規模の大きな問題や課題に対して自分個人や竹虎のような小さな会社ができる事はあまりにも微力であり、無駄に見えてしまいますが本当にそうでしょうか?


世界竹会議(WBC...WORLD BAMBOO CONGRESS)


テーマは昔から変わりません「日本唯一の虎竹と共に100年、持続可能な地域資源活用」という演目でお分かりのように自分達が竹屋としてやってきた事、これからやっていく事だけです。


虎竹は、わずか1.5キロの間口の谷間でしか生育しない不思議な竹ですが、その特徴である表皮の虎模様は温暖な虎竹の里にあって、霜か降りるくらいの気温の低下でもたらされるとの説があります。この説がクローズアップされているのは近年の地球温暖化が日本唯一の虎竹の色づきにも影響を与えているからなのです。


竹を生業として生きてきた地域であり、会社であれば虎竹の色づきは、まさに死活問題であり、竹虎初代宇三郎が命がけで惚れ込んだ自分たちの100年来の誇りでもあります。


日本唯一虎竹電気自動車竹トラッカー


虎竹は江戸時代には土佐藩山内家への献上品として記録が残ります。ごく狭い地域の特産でありながらイギリスbbc放送はじめ海外メディアが取材にお越しただく事もありますが、この世界でも類まれな竹の事を世界にご覧いただくのは自分の思いは当然なのですが時代の宿命だと考えています。


そこで、はるか遠いメキシコではありますが虎竹電気自動車「竹トラッカー」をご覧いただく事も、皆様の前で走行することも絶対に必要な事だと思っています。すでにこの夏から関係機関と、その準備を進めていて調整を続けています。様々な問題や課題があり、費用的な事も含めて先が見えていません。最初は無理だと言われていました、しかし、不可能な事などありません。不可能だとすれば、それは通過点であり不可能は可能性です。きっと道は開けると確信しているのです。

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