2018年2月13日の投稿

小さくても本物の竹籠

竹籠、竹虎四代目(山岸義浩)


竹虎で用意させていただいている竹籠の中でも碗籠としては7種類あって、それぞれ職人によって真竹、淡竹、根曲竹と素材も違えば編み方もサイズも少しづつ違いますが、どれもイチオシの一生ご愛用いただける品質の籠はがりです。


今まで編んでいた籠をそのままスケールダウンするのは実はかなり高度な技が必要で、小さくなったから値段的には下がりそうなものですが反対に高額になるような事もある程なのです。


碗籠


まだまだ試作の段階ではありますが、今度もかなり出来映えの良い竹籠が編み上がってきました。底の四ツ目編みの美しさ、立ち上がりのキリッとしたあしらい、底の力竹の丈夫さ、節を荒削りした足、緻密な編み込み、手触りのよいしっかりした口巻。本当に申し分ありません、何度も何度も手にとってみて、つい笑顔がこぼれます。


もう少し浅い方が使い勝手がよさそうかにゃあ?竹の清々しい香りを楽しみながら考えています。


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竹虎四代目

竹虎四代目
YOSHIHIRO YAMAGISHI

創業明治27年の老舗竹虎の四代目。100年守り続けた日本唯一の竹林を次の100年に繋ぐ。日本で二人だけの世界竹大使。

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