藁いずみと飯籠


  別注藁いづみ、飯櫃入れ、わらびつ、ふご、つぐら、こも


別誂えの小さな藁いずみのサイズを聞いた時には、こんなに小さくても良いのだろうか?と少し疑問に思ったものです。飯櫃に入れたご飯の保温のための道具なので藁の厚みがあるため中に入れられる飯櫃は外側から見るより随分と小ぶりになるからです。


別注藁いづみ、飯櫃入れ、わらびつ、ふご、つぐら、こも


飯櫃入れは、カマドで炊飯するのが当たり前の時代には全国各地にあった道具なので、藁いずみの他に「よさ」「コモ」「ふご」「つぐら」「藁びつ」等と呼ばれて愛用されてきました。今ではすっかり見なくなった道具の一つですが、こうして炊飯ひとつとっても日本の四季、先人の知恵を思わずにいられません。


飯籠


冬は炊いたご飯が冷めないように藁いづみにいれて保温します。反対に夏に使われるのが竹で編まれた飯籠となります。藁にしても竹にしても民家のすぐ近くにあって変幻自在に形を変えて生活に役立ってきた秀逸な素材たちです。


手付き飯籠


内職さんの納屋に残る古い飯籠の多くには長い持ち手が付いていたりします。現代の住宅には縁側などというものはありませんが、ほんの数年前までは縁側に腰を下ろすと軒先にはこのような竹籠が吊り提げられていたりました。高温多湿の日本の夏に通気性のよい竹編みの籠にご飯を入れて腐らないように保管していたのです。大家族がなくなって大きな飯籠の必要はなくなりましたが、今でも製作する飯籠には長めの持ち手を付けています。持ち手ひとつにも持ち運びに便利というだけでない飯籠の歴史ありです。


ところで、この持ち手は吊り提げる他にとても便利な使い方があるのをご存知でしょうか?飯籠の蓋を開けるのには、ちょっとしたコツがあります。こちらの動画で説明しちょりますので、どうぞ。
















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