外来種、ムネアカハラビロカマキリと竹箒

虎竹カマキリ


日本には、居ないはずのカマキリがいる!?そんな少しショッキングな記事が新聞に掲載されていました。その名もムネアカハラビロカマキリ、元々日本にいた在来種を駆逐しているそうですから大変です。最初に確認されたのは2000年だそうですが、その侵入経路が問題なのです。


実は、外来カマキリは中国から入ってくる竹箒に付いて大陸からやって来ていたのでした。現在の竹箒は多くが輸入品であり、国産で製造しているのは竹虎で扱っている黒竹柄の黒竹箒など本当に極一部ではないかと思います。


竹の伐採をすることが無くなってきた日本では、竹枝など材料がありませんので竹箒を製造する事は不可能です。その点、中国の竹林に行くと大量に、そして安価に竹箒が作られていますので消耗品の性質をもった箒の輸入は仕方のない事ですろう。中国浙江省の竹箒工場に見学に行った時のことを思い出しますが、まるで体育館のような大きな倉庫に竹箒が山積みされていました。ほとんど日本向けの商品との事でしたので、あのように驚くような量が輸入されるのならカマキリ対応は非常に難しいです。


竹箒


新聞の記事によると多摩動物園に納品された420本の竹箒の中で13本も卵が付いていたと言いますから随分多いとも感じますが、カマキリの卵は、ちょうど保護色の様になっていて箒の枝の色に溶け込んで、とても分かりません、


コンテナでの薬剤処理をもっと徹底するような記事もありますけれど、昆虫の場合は成虫なら比較的薬剤が効いても、卵は意外と耐性があり強いものなので効果がどこまであるか疑問です。それより、その竹箒を素手で使う人の事のほうが心配にもなります。


ムネアカハラビロカマキリの新聞記事


20都道府県に広まっているのが確認されているとは言うものの、自分が中国の竹箒工場に行ったのは25年以上前の事ですから恐らく外来カマキリはもっと全国的に生息しているのかも知れません。


大きな外来カマキリに負けないのは、虎竹の里にいる虎竹カマキリくらいのものか...。ますます頑張ってもらわねばなりませんが、繊細な作りですので動かしていて触覚が取れてしまいました(笑)。


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