2018年11月 1日の投稿

続・口をすぼめて使う箕について

土佐箕、竹虎四代目


昨日お話しさせもらった箕が早速出来あがりましたので二つのを見比べてみます。


箕


もともと少しサイズをコンパクトに作っただけのものは土佐箕の作り方そのままですので全面を曲げて使用する事はできません。


別注箕


前面の丸竹を入れずに竹ヒゴも耐久性を考えたギリギリまで薄くした箕は、このように曲げて口をすぼめる形で使う事ができます。


箕


片手に箕を持って腰にこのような当てながら中身を容器に移さねばなりません、毎日の仕事で繰り返し使用されるためには十分な柔らかさとは言えないのかも知れませんが土佐箕では限界です。使い勝手と強さを両立させねばならず何度か編み直しもありました、今回の箕製作では改めて別注の難しさを感じています。


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竹虎四代目

竹虎四代目
YOSHIHIRO YAMAGISHI

創業明治27年の老舗竹虎の四代目。100年守り続けた日本唯一の竹林を次の100年に繋ぐ。日本で二人だけの世界竹大使。

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