続・口をすぼめて使う箕について

土佐箕、竹虎四代目


昨日お話しさせもらった箕が早速出来あがりましたので二つのを見比べてみます。


箕


もともと少しサイズをコンパクトに作っただけのものは土佐箕の作り方そのままですので全面を曲げて使用する事はできません。


別注箕


前面の丸竹を入れずに竹ヒゴも耐久性を考えたギリギリまで薄くした箕は、このように曲げて口をすぼめる形で使う事ができます。


箕


片手に箕を持って腰にこのような当てながら中身を容器に移さねばなりません、毎日の仕事で繰り返し使用されるためには十分な柔らかさとは言えないのかも知れませんが土佐箕では限界です。使い勝手と強さを両立させねばならず何度か編み直しもありました、今回の箕製作では改めて別注の難しさを感じています。


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