助手席の虎竹長財布

虎竹長財布


生まれてこの方、祖父も父も、もちろん自分もふくめてガソリンスタンドは決まっています。以前は社内に竹運搬専用の運送会社を持っていた名残かも知れませんが給油する際にもサインなどもしないのです。それだけ給油に頻繁に来ていたという事で驚く方もいるのですが、ずっとそうなのです。


ただ、さすがに地元を離れたら当たり前ですがカードを預けますし、サインもせねばなりまん。急いでいますので財布を助手席に投げ出して走りだします。


いや...、走りだす事ができず隣の虎竹財布を二度見します。


虎竹の林


「格好が良いな」


正直、自分が一番の愛用者でありファンだと思います。もし仮にひとつも販売できないとしても、実は密かに満足してしまっています。機能性なら革の方が圧倒的に優れているし、経年変化も含めて自分も大好きです。


しかし、この虎竹長財布を持ち歩かずにはおれません。どうと言う事もありませんが、ここまで出来あがるのに124年と10ヶ月かかっているだけです。


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