豊洲移転後、築地場外の虎杖(イタドリ)

虎竹ひしぎ張りの壁


築地市場が豊洲に移ってからは場外市場はお客様が少なくなったとは聞いていましたが、確かに減ってはいるもののやっぱり築地は早朝から元気です。


築地場外市場


見た所、海外からの観光客の方や自分のように地方から上京している人が、やはり多いように思います。ここだけなら移転前の築地場外とそう変わらない雰囲気を感じました。


虎杖(イタドリ)


そんな築地場外に数店舗あって人気となっているのが虎杖(イタドリ)です。もしかしたら何か変わった店名だなと思われる方もいるかも知れません、いや、そもそもイタドリをご存じでしょうか?


タデ科の植物で岸辺や土手、空き地など、どこと言うことなく育つ雑草のひとつですが、子供の頃にはお腹が空くとポキリと折ってオヤツ代わりにしていました。それどころか、実は何を隠そう高知では煮物など使われる食材として街路市でも販売されている山菜扱いです。まず炒めてから鶏肉や油揚げと一緒に出汁で煮ると歯ごたえも楽しめて本当に美味しい料理となります。


虎杖(イタドリ)の虎竹


名前に「虎」が入っているのも親しみを感じるところですが、これは茎に虎のような模様があることから来ています。そんな店名のお店だからか、店に続く通路には立派な虎竹ヒシギ張り、店内にも虎竹を多用いただいており渋い雰囲気満点です。角に使った材木の木肌も虎竹に合わせたような色具合、施主の思い入れを感じます。


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