2019年1月24日の投稿

篠竹野菜籠の経年変色

篠竹野菜籠


昨日は大きな篠竹籠についてお話しさせてもらいましたが、ご家庭でお使いいただける適当なサイズの籠はこの篠竹野菜籠ではないかと思います。ところで、左右の竹籠は違う種類の竹ではありません。同じ篠竹ですが長くご愛用いただくうちに青々とした色目が、このような渋い色合いに変わってくるのです。


篠竹野菜籠


虎竹の里では土のついたままの大根や、収穫したばかりのカボチャなど野菜も沢山いただく事があって、そのような野菜の保管に通気性の良い竹籠は最適なのです。しかし、そんな事がなくとも野菜には冷蔵庫に入れるよりも常温での保管がよいものがありますので竹籠は一つあれば重宝します。


篠竹野菜籠


竹細工の楽しみ方はそれぞれですが、時間が経つごとに変色していく竹の表情は大きな魅力のひとつです。数十年たった竹籠が、ハッと目が覚めるような美しさで驚くことがあります、大切に使ってこられた方の持ち味が加味されている幸せな竹たちです。


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竹虎四代目

竹虎四代目
YOSHIHIRO YAMAGISHI

創業明治27年の老舗竹虎の四代目。100年守り続けた日本唯一の竹林を次の100年に繋ぐ。日本で二人だけの世界竹大使。

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