パリの犬矢来


虎竹犬矢来


京都を歩くと必ず目を引くのが塀に設えられた犬矢来です。元々は軒下を守るための柵のようなもので犬のオシッコ除けだとか、雨宿りお断りのためのものだとか言われますが現在では古都の町を彩る無くてはならない竹の造作物となっています。


虎竹で製作することは珍しく、多くは白竹や青竹で作られています。出来あがったばかりの晒竹犬矢来がズラリと黒壁に並んでいたりすると本当に美しいものですけれど、これが時間の経過と共に色褪せ、枯れた風合いになってからでも又味わいが出てくるので竹はいつまでも楽しめるものです。


パリの犬矢来


さて、ところで先日パリのケ・ブランリー美術館で開催されている日本の竹工芸展を拝見に行った帰り道に面白いものを見つけました。竹と鉄と言う素材の違いはありますものの壁に沿ってずっと向こうまで並べられている物は紛れもなく日本の犬矢来のようです。


竹虎四代目(YOSHIHIRO YAMAGISHI、山岸義浩)


しかし、日本から遠く離れたフランスで文化も違うのに同じようなものがあるのだろうか?何か別の意味合いなどもあるのではないだろうか?帰りの機内でもずっと気になって考えていましたが、そう考えて竹虎FBに投稿してみたら、物知りな方が教えてくれました。


やはり設置の理由は日本と大差ないようです、特に道路が舗装されていなかった時代には馬車が通ると泥がはねて汚れるのでそれを防ぐためだというのは納得できます。確か、ニューヨークの住宅でも泥はねを防ぐために一階部分が階段になって入り口が高く作られていると何かで読んだ覚えがあります。


それにしても同じようなものが日本では竹で、パリでは鉄でそれぞれ誕生して今でも使われているのは興味深い事です。













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