2019年6月26日の投稿

ホテルロビーの懐かしい虎竹

竹虎四代目、虎竹照明


久しぶりにお伺いしたホテルのロビーに懐かしい虎竹が置かれています、近寄って見てみると20数年前のものなのに全く変わらずまるで昨日持って来たかのようです。


虎竹照明


当時この虎竹は照明として使っていました。割り込みを入れたところに電球を入れて下の展示物を照らすようにしていたのです。


虎竹盛器


土佐和紙と虎竹とは、どちらも高知ならでは素材ですのでこのようなホテルや旅館、変わったところでは竹林寺客殿などでも展示会をさせていただいてました。コチラは高知県内では最大級の宿泊施設でもありましたので様々な宴席が多くて虎竹を使った盛器を作らせて頂く事もありました。


虎竹盛器


土佐の宴会と言えば前菜からデザートまで全て大きな皿に盛りあわせた豪快な皿鉢料理が有名です。食材を引き立てる虎竹の良さを知ったのもこの時でした。


虎竹衝立


そう言えば花材と合わせた大きな衝立を作った事もありました。花活けをされる方は少なくなって竹花籠に触れる機会はあまりないかも知れませんけれど竹と花は本当に良く似合います。


虎竹車、REIWA-125号


形は変わっているものの相も変わらずか...20数年前の虎竹を前に思っています。


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竹虎四代目

竹虎四代目
YOSHIHIRO YAMAGISHI

創業明治27年の老舗竹虎の四代目。100年守り続けた日本唯一の竹林を次の100年に繋ぐ。日本で二人だけの世界竹大使。

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