国産真竹の竹皮について

国産竹皮


竹皮」と普通に呼んでいて日頃から目にしていますので全く何とも思っていませんでしたけれど竹皮が一体何なのか?と疑問に思われている方も中にいると知って驚くことがあります。もしかしたら竹皮の名前が分かりづらいのかも知れません、竹の皮だから竹林に生えている竹のどこかに皮が付いていると想像されるようなのです。


孟宗竹の竹皮


竹皮とは正確には筍の皮の事です。筍は、たったの3カ月で20数メートルの竹に成長しますのでその過程で筍の皮を一枚、また一枚と脱ぎ捨てるようにして伸びていくのです。この脱ぎ捨てられた皮が竹皮です、季節に竹林に入ると筍から竹に変わりつつある竹があちらこちらに生えていますが脱ぎ切れていない竹皮は剥がしては竹が傷んでしまいます。


竹林の竹皮


完全に脱いだ竹皮だけを拾い集め天日干しして加工された物が皆様の知っている竹皮です。しかしこの竹皮を集める職人も高齢化が進み日本の竹皮の99%は竹林で朽ちているのが現状です。


竹皮職人


天日干しした竹皮は焼いたスルメのように丸くなりますので平らにのしていく作業が必要です。そして全て自然素材のため太さや色合い、キズなど見極めながら選別していく技がまた凄いのです。





今では見られなくなった神業とも言える熟練職人の技、こうして動画で見ていてもあの日の竹皮工房の空気感をつい先日の事のように思い返されます。手際よく選り分けていく職人の格好良さ、自信に満ちた表情、凛とした雰囲気、まさに圧巻でした。


国産竹皮弁当


竹林に行けばいくらでもあるものではありません。その季節に筍が落とした竹皮だけを集めて行きますから毎日のように竹林に入るのです。そうした手間をかけ天日干しして作られる国産竹皮、少なりつつあるものの出来る限りお届けできればと思っています。



虎竹の里より、ありがとうございます。

台湾からの贈り物


台湾の黄さんより竹虎の社員も大好きな美味しいお菓子が届きました。冬筍餅はイラストでも分るようにサクサク感のある筍の入ったクラッカー、筍をお菓子にしているものは日本には無いと思いますので自分達にとっては嬉しいオヤツです。その他、台湾で有名なお茶やカラスミまでお送りいただいて本当に感謝しています、ありがとうございます。





竹筒を切り抜いて中に照明を入れ「2020竹山」と浮かびあがる提灯も気に入りました。今年は9/16日~9/22日の日程で第12回世界竹会議(World Bamboo Congress)が台湾桃園の国立中央大学で開催されますので是非お伺いしたいと思っています。


竹職人さんから野菜の贈り物


遠くから贈り物をいただく事があれば、近くの職人さんから自分が育てた野菜や釣ってきた魚、採ってきた貝などもいただく事があります。自然豊かな高知ならではですが本当に幸せだと感じるのです。


農村漁村の宝奨励賞


農村漁村の宝奨励賞


頂くと言えば、中国四国農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」奨励賞も頂戴しました。わざわざ賞状を届けていただきましたけれどこうして色々と頂くばかりではいけません、頂いた分はお返しできるように頑張らねばなりません。ありがとうございます!


関ジャニ∞横山裕さん、安田章大さんからの手書きのおハガキ!

関ジャニ∞横山裕さん、安田章大さんからの手書きのおハガキ


長い出張から帰ると新聞やら荷物やら手紙類やらがデスクに積みあけられているのです。今回も海外から帰社して整理をしていると書類の中にキラリ!と輝くハガキが一枚!一体なにかと思ったら関ジャニ∞横山裕さん、安田章大さんからの手書きのおハガキでした!


日本唯一の虎竹電気自動車「竹トラッカー」


実は先の関ジャニ∞須崎公演での差し入れへのお礼です、多忙極めていると思うのに凄い!第一線で活躍され続けている方々は違います。手書きの文字にも感激するのですが、横山さん、安田さんともにその日の撮影のことをつい先日の事のように書いてくださる優しい心づかいに感じいりました。


関ジャニ∞ファンクラブ入会


何を隠そう実は田舎者の自分は芸能界にとっても疎く数年に一度歌うカラオケは北島三郎。若いアイドルやら何やらほとんど知りません、そしてコンサートはおろか、ファンクラブなどこの歳まで一度も入会したことも無いのです。しかし、関ジャニ∞の横山さん、安田さんのお葉書には心が動きました!ハガキ頂いたその日に郵便局に走ってファンクラブに入会です。関ジャニ∞のファンの事を「eighter」(エイター)と呼ぶことも教えてもらいました、ということで新米エイターです。


関ジャニ∞須崎公演の事を知った休日の朝の様子はこんな感じでした。





パリの竹細工展示会レセプションで「山田まん」

山田まん


パリのレセプション会場で異彩を放っていたのは青竹酒器や青竹盃だけではありません。実は「山田まん」という高知県立山田高校の皆さんが地元特産品で作ったお土産用お饅頭もゲストの皆様に食していただいておりました。


山田まん


一般的にヨーロッパの方々は餡子が苦手と聞いてましたけれど、そこはさすがに日本贔屓の皆様ひとつふたつと手を伸ばしていただいたのです。


日本唯一の虎竹


そもそも何故このようなお菓子と竹虎の接点があるのか?不思議に思われる方もいると思います。何を隠そうこのお饅頭には竹炭が使われており、この春リニューアルに際してもっと高知県産にこだわりたいとの意向で虎竹を使った竹炭で製造したいとお話しをいただいたのです。


山田まん、竹虎四代目


炭を食する文化は古くからヨーロッパにもあって、日本の竹炭パウダーはパリでも料理やスイーツに使われる事がありますので全く目新しいお菓子という訳ではありません。しかし、普通の竹炭パウダーに原料として使っているのは孟宗竹です。虎竹の竹炭を微粉末に加工して使った最初のスイーツという事で、ちょっと値打ちがあるのです。






フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」レセプション

フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」レセプション、竹虎四代目


24日(金)から開始したフランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」には前夜に招待客様だけにお越しいただくレセプションがありました。


フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」レセプション会場


すっかり準備の整った会場にデリバリーの業者さんが来られてパーティーの設えにしていきます。


竹虎四代目、フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」レセプション


企画展責任者のドミニクさんの挨拶でスタートしたレセプション、日本はもちろんアジア地域を何度も旅されて関心の高い皆様も多く展示されている竹細工を興味深くご覧いただく様子が本当に嬉しかったです。


竹虎四代目(山岸義浩)、フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」レセプション


竹虎四代目、フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」g


竹虎四代目、フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」


フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」


フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」レセプション


フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」レセプション


青竹酒器、青竹盃、フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」


日本の竹の展示会らしくお越しいただいた皆様には青竹の瑞々しい日本酒を味わっていただこうと青竹酒器、青竹盃を持参していました。香り高い竹酒になるよう早くからお酒を入れて冷蔵庫で冷やしていました。


青竹酒器、青竹盃、フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」


シャンパングラスが並ぶパーティー会場に青竹酒器は存在感抜群で良く似合います。やはり竹は凄いなあと我ながら惚れ惚れしてしまいます。


青竹酒器、青竹盃、フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」


フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」


フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」


フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」


パリでは昨年からずっとストが続いて地下鉄が止まり市民生活に大きな影響が出ています。実はレセプション当日もちょうどストが始まってしまい、来ることのできなかったお客様も多かったものの、そんな事を感じさせてないような賑やかで盛大な夜となりました。


■パリ会場
会期:1/24~4/10
1, rue Dante, 75005 Paris, tel : 01 44 41 50 10


■リオン会場
会期:5月初旬~10月中旬
46 Rue du President Edouard Herriot 69024 Lyon, tel : 04 78 38 30 40

■ツールーズ会場
会期:10月下旬~翌1月末
5 Rue Croix Baragon 31000 Toulous, tel : 05 61 14 51 50






続々・フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」

フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」パリ会場


フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」パリ会場はノートルダム大聖堂がすぐ近くに見える所にあります。


フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」パリ会場


明るくセンスの良いギャラリーを大きな窓からご覧いただけますので道行く人が通りすがりに覗いていく事も多い場所です。


フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」パリ会場


反対側のガラス面には今回の企画ポスターが飾られています。


フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」パリ会場


窓からギャラリーを見ると、お月様のように見える二重編みの大きな竹ざると草取り椅子が一番に目に飛び込んできます。


フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」パリ会場


竹で、こんな笑顔がフランスでも見られるとは嬉しい限りです。


フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」パリ会場


展示会場に並ぶのは自分達にとっては当たり前の普通の竹細工たち、けれど竹に馴染みのない国の皆様には全てが新しく新鮮な様子です。


フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」パリ会場


フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」パリ会場


フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」パリ会場


フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」パリ会場


お客様、フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」パリ会場


フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」パリ会場


フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」パリ会場


竹皮草履、フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」パリ会場


フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」パリ会場


フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」パリ会場


パリ、リオン、ツールーズと三か所で一年続く企画もこのような素晴らしいスタッフの皆様がいる会場なら安心です。





続・フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」

フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」


フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」のパリの会場(1, rue Dante, 75005 Paris)にやって来ました。ここで1/24日から4/10日までの日程で開催されるのです。


フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」


「ASIA」と赤い文字で書かれた建物が展示会場、旅行会社に併設して大きな窓で通りからも良く見える広々としたギャラリーが設けられています。


パリの植栽竹


気温の低いパリでも青々とした葉を散らすことのない生命力の強い竹が街角の植栽として使われています。日本の真竹や淡竹とは違うのですけれど商業施設から個人のアパートまで鉢上の竹はあちらこちらで見ることができるのです。


フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」


到着して早速トラブル発生です!なんと日本から送付したはずの3個口の中の1個が届いておらず現在どこにあるのかも定かでないような状態だったのです。急いで確認していただくと税関で止められてしまっているとの事でした、届いていないものの荷物の所在を知ることができて一安心です。


フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」


届いていない籠の配置まで考えながら、展示作業を開始していきました。


フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」


今回は思ったよりも多くの展示パネルを用意いただいておりましたけれど職人の働く姿などは日本にお客様でさえご覧になられるチャンスはあまりないものですからパリの皆様には伝統の手仕事を知ってもらうには無くてはならないものだと、おおまかな飾りを終えて感じていました。






パリの街角、首のマフラーで思い出す竹虎二代目

竹虎四代目(山岸義浩)


高知に割烹と呼ぶ店がどれくらいあるのか知らないが、先日初めてお伺いさせていただいた「わん家」さんは創業50年、土佐漆喰と樹齢500年の欅カウンターが店主のこだわりを感じさせてくれる威風堂々とした老舗だ。豪快な皿鉢料理が主流の地にあって懐石の店は珍しいのではないかと思っていた宴たけなわの頃に女将さんがやって来た。


「竹虎さんは、どちらですか?」


わざわざご挨拶に来ていただいたのである。自分は、あまりこのようなお酒の場に来ることはないのでこちらのお店様も今夜知ったばかりだった。しかし着物の似合う女将さんは違うようだ、若い頃から竹虎にたびだひ来られては店内に竹を活かしてこられたそうなのだ。そういえば独特の竹のあしらいが入店の時から気になっていた。


竹葺屋根


実は自分達がいる四階建てのビルは新店舗であり、ハス向かいにある旧店舗を見て欲しいと言っていただく。表にでてみると赤い漆喰が独特の雰囲気を醸し出す建物があり今は閉まっているシャッターをわざわざ開けて店内をご案内いただいた。


角窓


分厚い黒竹葺屋根が伸びるカウンター、竹枠角窓の様々な竹の装飾がある。枝屋根の柱に使う孟宗竹の色合いは渋く変色して時代を感じさせる。全て祖父がした仕事だった、竹虎二代目がこちらの店舗に来たのは一体いつの事だろうか?それから何十年経って訪れた何もしていない自分のような者に女将さんが手を合わせてくださっている。


孟宗竹


「竹虎」は何と凄い会社だろうと改めて思う。やはり先人にはいつまで経っても追いつけない、展示会の準備に向かうパリの街角で思い出していた。





フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」
■パリ会場
会期:1/24~4/10
1, rue Dante, 75005 Paris, tel : 01 44 41 50 10


■リオン会場
会期:5月初旬~10月中旬
46 Rue du President Edouard Herriot 69024 Lyon, tel : 04 78 38 30 40


■ツールーズ会場
会期:10月下旬~翌1月末
5 Rue Croix Baragon 31000 Toulous, tel : 05 61 14 51 50



籠やザルの修理をしたり、別注対応したり

スズ竹市場籠修理


スズ竹の市場籠が修理という事で手元に届きました。特別丈夫なスズ竹なのに余程ハードな使い方や重い荷物をいれたのか、珍しい事だなあと思っていたら持ち手部分の破損でした。


スズ竹市場籠修理


なるほど籐巻持ち手でも芯部分がロープではなく丸籐を使っています。この細さでは野菜や魚を入れてガンガン持ち運ぶ市場籠の持ち手としては役不足、折れてしまうのも分かります。


スズ竹市場籠修理


竹虎では、自社で購入いただいたものでなくとも自分たちの力の及ぶ限り修理をさせてもらうようにしています。このスズ竹市場籠も当社で販売したものではないのだが、お客様からすれば竹虎で断られたら一体どこに持って行けば良いか路頭に迷ってしまいかねません、そこで今回も快く引き受けさせていただいて頑丈なロープ持ち手にやり替えさせてもらったのです。


別注籠


修理や別注の籠やざるのお問い合わせは近年少しづつ増えてきた仕事のひとつ。この四ツ目底角水切り籠(たらし)もサイズを大きくして使いたいという業務用のお客様のご要望で製作しました。サイズを大きくすると印象は全く違うし、使い勝手はもっと違います。


オーダーメイド簾


籠やザルだけでなく小さな簾(すだれ)も10枚からオーダーメイドの別注対応をしています。残念ながら円形のものは職人がいなくなって出来なくなったのですが容器に合わせたい場合、少しだけ大きくても小さくても使いづらいもの、このような皆様のご不便を少しでも解決できればと思っています。





高知さんさんテレビ「三山ひろしのさんさん歩」で暴かれた山岸社長の野望

さんさんテレビ、竹トラッカー


今週の24日(金)から開催されるフランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」(Bamboo exhibition in Japanese daily life)の準備のためパリに来ています。時差ボケで30年ブログが書けていませんでしたが先週末に放映頂いた、さんさんテレビさん「プライムこうち」三山ひろしのさんさん歩のお話しをせねばなりません。


高知さんさんテレビ「プライムこうち」三山ひろしのさんさん


実は、高知さんさんテレビさんに「山岸社長の野望」を暴かれてしまいました。誰にも言うまいと固く心に誓っていましたものの、どうしても身体からにじみ出てしまうのかも知れません(笑)。


高知さんさんテレビ「プライムこうち」三山ひろしのさんさん


と言うか紅白に毎年出られるような国民的な演歌歌手となられた郷土の英雄(坂本龍馬さんみたいですけれど)三山ひろしさんに来社いただきREIWA-125号に乗ってもらうなど光栄の極みです。


高知さんさんテレビ「プライムこうち」三山ひろしのさんさん


虎竹アーマーのセットとして職人が丹精込めて製作した、山内一豊の武具をモチーフにした虎竹兜も被っていただけて嬉しかったです。社員全員が「まさか、あの大歌手が...!?」と驚いてました。


高知さんさんテレビ「プライムこうち」三山ひろしのさんさん


次回は車高を低くした本格的な虎竹車両を製作して優勝を目指す...壮大な野望を語ります。


高知さんさんテレビ「プライムこうち」三山ひろしのさんさん


三山さんが「いざ出陣」言うて応援していただいてますから今年も精一杯やるだけです。


フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」

竹


竹は竹林にある時が一番美しいと思います、真っすぐに立つその一本を見ても、あるいは竹林全体を見ても時間を忘れてしまうことも在るほどです。そして、その姿は竹により山により時間によって様々な違う顔を見せてくれるのです。


真竹


そんな竹の中でも真竹はその色合いから自然のままに加工される事が多く表皮の濃い緑色と伐った時に見える切り口、内側の白さとのコントラストが清々しい印象を与えてくれて気持ちが良いものです。何気にご覧になられている新春を飾る門松にも竹のハス切りが使われる事によって知らず知らずのうちに凛とした雰囲気を多くの方が感じとられているのではないでしょうか。


青竹酒器、青竹盃


さて、来週からはじまるフランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」ですがパリでのレセプションでは青竹酒器と盃を用意する事にしています。青竹は色褪せないように冷蔵庫で保管する事もありますが、ここ数日割合に涼しいのでひとつひとつ薄紙に包んで空調のない部屋で保管していました。2日間の出張から帰って確認してみると薄紙が湿気を吸っていましたので取り出して改めて陰干しします。


青竹酒器、青竹盃、箱詰め


一晩置くと随分としてきました、これを新しい紙に包み直してトランクに入れて持って行くのです。機内荷物室は寒いくらいだそうですので安心だと思いますが、気温が上がる頃だと箱につめた時は綺麗でも翌日お客様のところに届いたら早くもカビが生えていたりするので青竹は生鮮食品並みに気を使う竹材です。


フランス国内巡回展「日本の日常生活の中の竹」(Bamboo exhibition in Japanese daily life)はパリ、リオン、ツールーズと一年かけて回ります、一人でも多くの方に生活の中で活躍してきた竹細工を見て日本の暮らしを感じてもらいたい。


■パリ会場
会期:1/24~4/10
1, rue Dante, 75005 Paris, tel : 01 44 41 50 10


■リオン会場
会期:5月初旬~10月中旬
46 Rue du President Edouard Herriot 69024 Lyon, tel : 04 78 38 30 40


■ツールーズ会場
会期:10月下旬~翌1月末
5 Rue Croix Baragon 31000 Toulous, tel : 05 61 14 51 50






2020年夏のインターンシップの募集を開始しました。

竹虎四代目(山岸義浩)


少し早いのかも知れませんが2020年夏のインターンシップの募集を開始しました。今年は8月17日(月)から28日(金)までの2週間、いつものように本社工場とEC事業部の両方での研修を予定しています。昨年は久しぶりに数日間、若い学生の皆さんと関わらせて頂いて本当に楽しかった(笑)そこで、今年もできるだけ参加させてもらえるようにスケジュール調整を今からしつつ暑い夏を待ちたいと思っています。





昨年のインターンシップの皆さんの動画をご覧いただきますとそれぞれの学生さんが自分なりの課題を考えて一生懸命に取り組む姿が印象的ではないでしょうか。


筍から若竹に


若竹の成長スピードは1日に120センチも伸びることがあるほど驚異的な力で真っすぐに大きくなっていきます。まさにインターンシップに来られる学生の皆さんの姿そのものだといつも感じます。





最近は県外から参加いただく学生の方もおられて嬉しく思っていますが、そんな意識の高い皆さんにお越しいただき実は自分をはじめとして竹虎の社員が勉強になっているのが有難いところです。さあ、まだまだ先と思っている間に夏はやってきます。下記のフォームからお気軽にお問合せください。


竹虎インターンシップ2020募集


香る真竹茶櫃籠

真竹茶櫃籠


来週24日からパリで開催される竹細工展では自分が持っている籠の中から合計38点を選んでいる。どうしても手元に置いておきたい籠が積もり積もって置ききれなくなっても、まだ新しい魅力的な竹が現れてくる。それが、どうしようもなく楽しいのだが、この茶櫃籠もそんなひとつだ。


真竹茶櫃籠


西日本では菊底編みで本体や蓋部分を編む細工が多いのだが、網代底の本体に網代底の蓋とは面白い。


真竹茶櫃籠


竹籠と焼物は陶器でも磁器でもよく似合う、こんな食卓が日本のどこかの家庭にあるといいなと思った。そこで元々自分用にと思っていた真竹茶櫃籠を販売することにしたのだ。


真竹茶櫃籠


普段は見えない底部分、力竹も渋い、三か所の足がいい、かなり男前である。


真竹茶櫃籠


この籠に限ったことではないが今の季節に編み上がる竹細工の香りはたまらない。空調の効いた部屋に置いていて随分と色合いは落ち着ついてきたけれど、まだかすかに香っている。



新・山田まん

山田まん、竹虎


高知県に土佐山田町という所があり、そこに県立山田高校があります。授業の一環で高知県ならではのお土産物を作るという取り組みがあったようで、町内に暮らす全国的に有名なデザイナー梅原真先生の指導をいただきながら完成させたのが「高校三年生の山田まん」でした。


山田まん、虎竹竹炭


ここまでなら竹虎とは全く接点がありませんけれど、このお菓子は生産量日本一の県内ショウガなど地元素材にこだわって作られています。炭を入れて真っ黒い色合いに仕上げているのですが、今回は竹炭を高知ならではの素材にしてリニューアルしたいという事だったのです。


日本唯一の虎竹


竹炭パウダーを食品に使うことが少しづつ認知されてきました、しかし元々「竹炭職人に胃腸の悪い人はいない」と昔から言われていて調子の良くない時に炭を食する文化がありましたので自分達にとっては目新しい事でもありません。しかし、竹炭に使うのは太く身の厚い孟宗竹です。虎竹の里は淡竹の仲間であり身も薄く竹炭パウダーに加工したことも一度もありませんでした。


200114540.jpg


ところが最初に自分にお話しを頂いたのが地元主義、本物志向の梅原先生です、てっきり自分には「虎竹で竹炭パウダー作って欲しい」と言うように聞こえたのです。後で聞くと普通の孟宗竹で良かったとの事でしたが、この勘違いがかえって良かったように思います。


飾り竹炭


実際、虎竹も色付きの良くない二級品という竹が沢山できるのでその竹材の有効活用に竹炭への利用を進めていました、太くて厚みのある孟宗竹のように一定の幅に割って焼けないので歩留まりが悪いのですが丸竹のまま窯に入れます。


かくして1000度の高温でこの焼き上げた竹炭は黒くと言うより銀色にツヤツヤと輝いています。実はこれが最高級の品質の証であり飾り竹炭としてご愛用いただいているのですが、今回はこの竹炭を微粉末に加工します。 


山田まん、虎竹竹炭


梅原真先生の事務所に山田高校の生徒さん、お菓子メーカー青柳さん、そして竹虎が参加しての商品開発の様子が高知放送のテレビニュースに取り上げられました。


山田まん、虎竹竹炭


山田高校の生徒さん達が地元の特産品にこだわり、デザイナー梅原真さんの指導で開発した地域愛にあふれるリニューアルする「高校三年生の山田まん」。これからは県外への手土産にはこれで決まりです。


山田まん


山田まん


試食した山田高校の生徒さんの反応も良かったですし、竹虎社員にも大好評でした。特別感ある新・山田まんの販売に向けて準備を進めています。






関ジャニ∞の高知公演、クロニクルでご一緒したお二人が!?

竹虎四代目(山岸義浩)、日本唯一の虎竹電気自動車「竹トラッカー」


アイドルグルーブ「関ジャニ∞」の公演を知ったのは当日の朝の高知新聞でした。しかも会場が竹虎からも近い地元の須崎市立市民文化会館との事で居ても立っても居られなくなったのです。何故かと言うと、あれは一昨年の事になりますがフジテレビ「関ジャニ∞クロニクル」という番組でメンバーの横山裕さん、安田章大さんとご一緒させていただいた事があるからです。


日本唯一の虎竹電気自動車「竹トラッカー」


竹虎が製作した日本唯一の虎竹電気自動車「竹トラッカー」をトレーラーで横浜まで運んで撮影は行われました。二人の待つ駐車場に自分が物陰から竹トラッカーを走らせて登場すしますと初めてご覧になった時から大喜び!その時が初対面でしたが気さくで話しやすくテレビ番組を忘れてしまいそうな楽しい時間を過ごさせてもらったのです。


日本唯一の虎竹電気自動車「竹トラッカー」、横浜中華街


その後、少し移動して運転を横山さんに交代し、安田さんは助手席に乗って中華街のメインストリートを走り抜けて行きました。テレビで観ているままの明るく爽やかな方たちだと最後まで好印象、ファンになりそうなくらいでした。


さて開演時間を見ると午後3時、という事はもう文化会館にはいってリハーサルなどされている時間かも知れません。こんなに近くまで来ているなら、せめて何か...!慌てていて頭が回りないものの食べ物が良いか?と思って休日の店内に走ります。どこでもあるような物は色々と食されているだろうから他には無いものをと思い竹虎の竹炭で特大サイズに作った竹炭豆を沢山紙袋に詰めて出ようとした所でハタと気づきます。


関ジャニ横山さん、安田さんへのお土産


そう言えば、当然のことながら自分はクロニクルの事をハッキリ覚えています、しかしお忙しいお二人は思い出せないかも知れない...。そこで紙袋一面に竹トラッカーの画像を印刷して貼り付けました(笑)この特徴ある車体をご覧なられば分かるのではないかと期待をして会場の係の方に手渡してきました。


それにしても、あんなにお客様がズラリと長蛇の列で並んでいる須崎市民文化会館を初めてです、これは凄いなあと思いながらライブは大成功間違いなしと思ったのでした。そして朝の新聞で公演に気づいたのは有志で開催していたイベント「すさきもぐもぐフェス」のお陰でした。会場近くには食事をできる店舗も少ないので沢山のファンが困らないようにと企画したそうです、中心街に明るい話題があると須崎市全体が元気になります。






縦ヒゴ手提げ籠バッグ

真竹籠


は日本各地にあって昔から使われてきただけあって何とも不思議な思いにかられる事がある。古老の職人が庭先で近くで伐採してきた真竹を割っている、何ができあがるのかと思っていたら手提げ籠バッグ。元々昔から編んでいた籠を、人から頼まれて持ち手を付けた買い物籠に作るようになったと言う。なるほど、ズシリとくる丈夫さを感じさせる重さと筏底になった四隅の足に若い頃から手に染み込んだ熟練の仕事が見え隠れする。


初めて見た時には少し驚いた、ここからはずっと遠く離れた山の中に暮らす懇意にして頂いている職人と、そっくりな籠の作りをしていたからだ。幅1.5センチ程度の縦ヒゴをゴザ目編みにかぶせる技法は珍しい。


真竹手提げ籠バッグ


真竹で編まれた手提げ籠バッグをこうして見てみると足が効いている。かなり身の厚い竹だから孟宗竹かも知れないと思ってたずねてみたが、やはり真竹。良質な真竹が多い土地柄の生みだした竹細工のひとつだ。



初夢作務衣

竹虎四代目(山岸義浩)、南の島


2020年、遅い初夢。青い空、白い雲、美しい海と緑が目にまぶしい南の島にやって来ました。ビーチサンダルや素足に水着でのんびりとくつろいでいる人々の中に作務衣と足元は龍馬ブーツ!完全に違和感ありです。


暑くないのか...!?


もちろん汗もかきます、そのために首には竹虎タオルも巻いてます(笑)


竹虎四代目(山岸義浩)、作務衣


暑ければ、暑いなりに、反対に寒ければ寒いなりに下の服を脱ぎ着して一年通して北から南まで何処に行っても着こなせるのが作務衣の良いところです。さすが禅僧の僧侶が毎日の仕事(作務)をするための言わば作業着だっただけあって動きやすく、少しくらいの体格の違いがあっても着用できる機能的な作りでもあります。


竹虎四代目(山岸義浩)、作務衣


夢の中まで作務衣、今年もずっとこれかも知れません。


虎竹アーマー


もしくは、これ(笑)。



虎竹春財布

虎竹長財布


財布は春財布と昔から言われています、そこで只今製作中の虎竹の新型財布の登場です。現在、自分の使う虎竹長財布も気に入っているのですがシャープさを追求しているため、お札の入る枚数が少ないのと小銭の収納ができません。


虎竹長財布


二つの課題を克服するには、ずっと自分好みのものが欲しかったジッパー付長財布を作るしかありません。この試作をご覧いただいて少し違う雰囲気を感じていただけますでしょうか?ジッパー部分に今まで使ったことのない黒色×シルバーという色合わせにしました。


虎竹長財布


シルバーのファスナーも普通のものではありません、YKKでも最高級の「エクセラ」シリーズを使うことによりワンランク上の仕上がりとなっているのです。


虎竹


虎竹の里は今月末まで伐採のシーズンです。小鳥たちの遊ぶ竹林に入ると美しい虎竹がこうして出迎えてくれますけれどこの竹が一本一本、山から下り加工されこのような製品に生まれ変わっていくのです。


虎竹長財布


まだ改良すべき点はあるものの、こうして見てもシックで手にするのが待ち遠しくなってきます。何人もの職人の手を経て新しい命を吹き込まれた虎竹ジッパー長財布、もうすぐご紹介出来る予定です。



バンブーマッサージ

虎竹マッサージ棒


バンブーマッサージなるものが、にわかに注目されているようです。温かいオイルを使ったり、あるいはオイル無しの場合もあるようですが、いずれにせよ自然の竹ならではの感触と丸みを活かしたリラクゼーションだそうです。筋肉のコリや緊張をほぐしてリンパの流れを促進すると言いますが、ただ硬質な棒ではなく自然の温もりを持つ竹でマッサージするのなら確かにそんな効能は十分にあるように思います。


虎竹マッサージ棒、バンブーマッサージ


身体の部位によって刺激の与え方が違うので太さが色々ある竹は便利です。太いものから細いものまで、それぞれ指定サイズがありますのでご用意させていただいてます。


虎竹マッサージ棒、バンブーマッサージ


竹節の部分は綺麗に削って竹表皮部分と同じようにツルツルの状態にしています。バンブーマッサージと改めて聞きますと目新しいようにも思えますけれど自分の感覚では昔から使ってきた青竹踏みもそうですし丸竹で脹脛をゴシゴシやったり、太めの竹に腰を当てて寝そべったりしてきた事と同じで先人の知恵を現代風にアレンジされたものではないでしょうか。


虎竹マッサージ棒、バンブーマッサージ


地肌に直接ふれる竹は気持ちが良いものです、ただ竹の切り口も毛羽立ちには注意しています。


虎竹マッサージ棒、バンブーマッサージ


こんな細い竹を実際どのように使うのでしょうか?


虎竹マッサージ棒、バンブーマッサージ


バンブートリートメントとも呼ばれて美脚や小顔効果、リフトアップにまで役立つというバンブーマッサージは女性向けとされているようですけれど、現代人のストレスや疲れを癒すのにもかなり期待できそうです。一度どこかで体験してみたいものです...今年の目標です(笑)。


続・2020年、新春虎竹の里ウォーキング

虎竹の里をみおろす


2020年新春虎竹の里ウォーキングを再開します。少し歩いて下の集落を眺められる見晴らしの良い所まで来ました。


虎竹の里ウォーキング


木漏れ日の山道を進んでいきます。虎竹の里も麓から山頂まで竹林ばかりという事ではなく杉や檜の植林もありますし雑木林もあるのです。


虎竹の里ウォーキング


そんな木々の中にこうして虎竹の林が現れます。実は今年の新春ウォークですが途中の竹林で2時間も過ごしていた事もあって峠までの道程の3分の2くらいまで来たら左膝が痛くなってきました。


虎竹を上空から撮影


上空から見ても植林や雑木林の中に竹林が広がっている山道を登ります、いつもは膝の後ろ側が痛くなりますけれど今日は膝の外側がキシんで歩くたびに痛みます。


虎竹の里ウォーキング


途中の竹林で思わぬ時間を過ごしてしまい例年より時間も遅いし峠までは何とか辿りついて、その後はUターンして帰ってこようとずっと思っていたのです。


虎竹の里ウォーキング


更に歩いて行くと、ここにも竹を伐採している竹林があります。しばらく伐採していなかった場所ですが少し手を入れるとやはり見違えるように明るくなっています。


虎竹の里ウォーキング


焼坂峠までの道沿いには、このような小道が竹林に向かって何本も伸びています。それぞれの虎竹はこんな細い道を通ってトラックの入る事のできるこの道まで
運ばれてくるのです。


虎竹の里ウォーキング


同じような細い山道がある所でとうとう立ち止まりました。そして、あまりの膝の痛さに藁をもつかむような気持ちで道端に職人が切り落していた竹を杖にしようと手にしたら...足の痛みがスーッと軽くなっていく気がします。


日本唯一の虎竹


ええっ!?新春早々ミラクル体験か?と思いましたが本当にその虎竹杖をつくだけで今までと全く違うのです。まだまだ遠いと感じていた峠が近くなってきました。竹林の向こうに輝く太陽が見えています。


焼坂


山頂に少し段差が付いたように見えるところが標高228メートルの焼坂峠です。


焼坂峠


峠に到着する頃には反対に前よりも元気が出て結構余裕となって引き返すことなど思いもしなくなっています。焼坂峠の反対側の道は、ほとんど手入れもせず自然にまかせるままの状態ですので人は歩けるものの獣道のようになっている箇所もあり車はおろか、オフロードバイクでも走るのを断念するような山道になっているのです。よろしければ、峠からの下り道を動画でご一緒ください(笑)。





2020年、新春虎竹の里ウォーキング

虎竹の里


2020年の新年も恒例となっている新春虎竹の里ウォーキングにでかける事にしました。今年のお正月休みも気持ちの良い大空とポカポカと温かい太陽の日差しが輝いて全てが新しい年明けをお祝いしているように感じます。


新春虎竹の里ウォーキング2020


耳を澄ませば聞こえてくるのは遠くで鳴く山鳥の声、見渡す限りのどかで心休まるような景色の中、歩き出します。31年間愛用する時計をのぞくと現在朝9時45分、ゆっくめのスタートでした。


新春虎竹の里ウォーキング2020


母校の安和小学校跡を通り歩いていくと文旦でしょうか?黄色く色付いた果実が見えます高知では当たり前の光景ではありますが、冬でもこんな明るい元気になるような彩が育つ土地に生まれ育っている事を今さらながに感謝するのです。


新春虎竹の里ウォーキング2020


ところが、そんな虎竹の里も人が減り続けています。子供の頃に遊んだあちらこちらにも少しづつ空地も目立つようになりました。自分達を100年もの長きに渡り温かく見守り続けて来てくれた虎竹の里に、こんどは何か恩返しをせねばと強く思いながら前に進みます。


日本唯一の虎竹


少し行くとアスファルトの道路は未舗装の道に変わります。轍のある土の道路を鉄道沿いに登っていくと所々に日本唯一の虎竹が見えてくるのです。


虎竹の里空撮


歩いているのは正面に見える焼坂の山道です。竹虎は皆様のお陰で昨年125周年を迎えさせていただきましたが、大阪天王寺で竹材商として創業した初代宇三郎がこの安和海岸に小舟でおり立ったのが約100年前の事です。わずか1.5キロしか幅のないこの狭い地域でしか成育しない虎模様の浮かび出る不思議な竹と出会ってから歴史は始まりました。


虎竹g


まさに、これから山出しされ始めようとしている竹が置かれていました。


虎竹搬出用機械


竹林に続く小さな山道に停められている搬出用の機械もブルーシートをかけてお正月休みです。


虎竹の運ばれる山道


驚く程綺麗に整備されている山道に魅かれるように竹林に登ってきました。


日本唯一の虎竹


そうすると新春の神々しいような陽射しの差し込む息をのむような竹林の光景が目に飛び込んできたのです。


竹虎四代目(山岸義浩)


ほんの10分くらいのつもりが竹林を見ると我を忘れてしまいました。正午のサイレンで我にかえります。


日本唯一の虎竹


ややっ!?時計が間違っていたのか...しかし間違いなく出発したのは10時前の事でした。あれから2時間...。この竹林で竹に魅了され続けていた事になります。
浦島太郎のような気分で山道を下りて元の道路に出てきました、狐か狸にだまされたのでしようか?不思議ですが悪い気持ちではありません。





特大鬼おろしに吠えろ

特大鬼おろし、大根おろし


もう随分と昔の事となりましたけれど人気テレビ番組に「太陽に吠えろ」という刑事ドラマがありました。ところが本日は、太陽ではなく鬼おろしに吠えています(笑)。しかも一般のご家庭用の物ではなく特大鬼おろし、普通サイズの鬼おろしでも大根が驚くほど簡単に早くすれてしまいますのでこのサイズだと何本大根があってもドンと来いという感じでしょうか。


特大鬼おろし、大根おろし


鬼おろしとは良く言ったものです、この歯部分をご覧いただければすぐにお分かりいただけます。本当に鋭利な鬼の歯がズラリと並んでいるかのようです。


特大鬼おろし、大根おろし


これが何台も揃うと壮観、これはプロの迫力ですね。


特大鬼おろし、大根おろし


大きさも大きさですけれど特筆すべきは、やはりこの竹歯!竹は薄いヒゴにすれば柔らかくしなやかな素材となりますが、この厚みのまま使うと硬く強靭この上ありません。大根はもちろんの事、少しくらい硬い野菜類なら何という事なくすりおろせてしまうのではないかと思います。


特大鬼おろし、大根おろし


竹の鬼おろしで作った大根おろしは粒が大きく、シャキシャキ感満点。水っぽい大根おろしとは全く別物の食感になります、ちょっとした大根サラダのような感じですので以前に鬼おろしで作った白クマ君がありますが、これだけシッカリした大根おろしができるのです。短い動画もありますのでご参考までに是非観てみてください。





めでたく幸せな祝儀籠

祝儀籠、肴籠


今年は新年早々にパリでの展示会を予定しているので、どうしても伝統の籠として復刻したかった一つに祝儀籠があります。肴籠(さかなかご)とも呼ばれていて縁談が成立すると、この籠に鯛やイトヨリといった赤い魚を入れて祝儀の贈り物として使っていたのです。檜や南天の葉、あるいは笹を下に敷くのが普通でしたので色合いも美しいものだったと思います。


祝儀籠、肴籠


この竹籠を使うのが高知だけの風習なのか、どこか他県でも行われていたのかはハッキリしていません。しかし自分の学生の頃には竹虎には普通に並べられていて流通していた竹を使った生活道具なのです。


真竹、苦竹


祝儀籠に使う真竹の竹林に行くと青く生命力に満ちた竹の姿に圧倒されます。彩に溢れた今の時代の自分でさえそうなのに、昔の人々が例えば一面雪景色となった中でも青々と立っている竹に神秘的な力を感じずにはいられなかったと思います。だから神事にはもちろん婚儀など祝いの場にも竹は歓迎され、いつしか「松竹梅」と言われるようになったのではないかと想像しています。


祝儀籠、肴籠


今まで見てきた祝儀籠は決して大きなものではありません、鯛にしろそこまで大きな魚が入れられる籠ではありませんので普通の庶民が使ってきた暮らしの籠という部分にも魅力を感じます。


「生臭坊主」と聞きますとあまり良い意味ではありませんが、婚儀が了解されると「ナマグサ=生の魚」になったと言っていたそうです。地域に残っている言葉ひとつからも生きた幸せな竹籠の歴史を垣間見る思いです。


初日の出も素晴らしい、けれど仕事はじめの今朝の朝焼けはもっと素晴らしい(笑)。今年も「豊かな竹のある暮らし」に頑張っていきますので何卒よろしくお願いいたします!



2020年、明けましておめでとうございます!


皆様、明けましておめでとうございます!いつも竹虎をご愛顧いただきましてありがとうございます!竹は節があるから強いように何事も節目は大事です。2020年は日本の大きな節目の年、竹虎にとりましても未来に向けての第一歩としたいと思っています。


さて、そんな元日にあたり、それでは創業125周年だった2019年はどうだったのか?一年をギュッと濃縮して1時間の動画にまとめてみたのです。昨年は日本唯一の虎竹製車「REIWA-125号」と駆け抜けた1年でした。


竹虎四代目(山岸義浩)


スペイン・ビトリアで開催されるボックスカートレースへの参加とREIWA-125号製作を本格的に考えるべく現地視察に行ったのが2月の事でした。どんな車体にすればよいのか分からず全国行脚、そして車体デザイン決定して製作にとりかかったのが5月中旬。


8月6日にスペイン・ビトリア=ガステイスで開催されたボックスカートレース。竹虎の会社設立記念日でもある10月6日には東京よみうりランドで開催されたレッドブルボックスカートレース(RedBull boxcart race)。また、10月に渋谷ヒカリエホールに登壇させて頂いた地方創生イノベーションカンファレンス INSPIRE(インスパイア)2019では、REIWA-125号など虎竹のプロジェクトを通して目指す「虎竹の里 まほろば計画」についてもお話しさせてもらったのです。


竹虎四代目(山岸義浩)


こうして節目に振り返ると何も出来ていないように感じていた一年には、思っていたより色々な事があるものです。今年も自分たちにしか出来ない事をコツコツと竹のように真っ直ぐにやっていきます、何卒よろしくお願いいたします。