気が付くと国産の四ツ目竹ざるが見当たらない

国産四ツ目竹ざる40センチ


竹ザルはゴザ目編みか網代編みの場合が多い。どのような編み方かイメージできない方もいるかも知れないが、要するに竹ヒゴを隙間なくガッチリと詰めて編まれているのである。そんな普通の竹ざると比べると通気性は一目瞭然で圧倒的に良い、四ツ目竹ざるの40センチサイズができた。


国産竹ざる


青く見える竹ヒゴが真竹の表皮を薄く剥いだ「磨き」の竹ヒゴであり、白っぽいヒゴがその後に取った材料である。空洞があるために木材などと比べると厚みのない竹材ではあるが、何枚にも薄く削るようにして使っているのだ。竹材を油抜する事なくそのままに使う「青物」と呼ばれる細工では、このように青×白のコントラストが美しい籠や笊が多々ある。そんな素朴な編み込みを眺めながら少し前の事を思い出していた。


昔の四ツ目ざる


以前は、このような四ツ目編みの竹ざるも普通にあって珍しいものではなかった。ところが、いつ頃からか?ふと気づくと国産の四ツ目ざるなど何処にも見当たらなくなっている。


国産四ツ目竹ざる編み方


自然素材の難しいところは伐採に旬があるという事だ。たとえば今頃になって孟宗竹が足りないとなっても品質が落ちてしまうので伐る事ができない。真竹で四ツ目の編み込みはできても縁部分に使う丈夫な孟宗竹がなければ一つの竹ざるとして完成しないのだ。


日本製梅干しざる、さつま


土用干しに人気の網代編み竹ざるの編み込みと縁部分をご覧いただくと分かるように、この二つの部材で竹ざるはできている。身近に使われてきた竹ざる一枚でも実はどのように出来ているのか?長年愛用されている皆様でも、もしかしたら考えた事もあまりないかも知れない。





そう思って最近、1時間近い長い動画を作ってみた。もしお時間あれば少しでもご覧ください。


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