籐巻茶碗籠の作り方で「竹」を知ってほしい

 
茶碗籠


いつもお話しさせて頂くように、茶碗籠には小さい頃からの温かな懐かしい思い出があり数ある竹細工の中でも特別です。いえもっと言いますと茶碗籠だけでなく、その好きな場面にあった平らな竹ざるであったり、いつもは洗濯用として使っていた籠だったり、最後に何も干すものが無くなれば手近にあった簾をひろげていたりしていましたので、そんな生活の中で当たり前にあった「竹」そのものに愛着があるのだと思います。もちろん当時は竹材だけでなくメゴ笹といった笹類、シダ、カズラ、そして柳など自然素材で編まれた籠は生活道具として家中にありました。


竹椀籠


ところが、先日当社にお越しになられたご年配のお客様とお話しをしていても、やはり暮らしてきた土地や環境によって竹などまったくご存じ無い方も当然ながらおられます。ましてや若い世代の皆様にとっては未知の領域(笑)かも知れないと最近改めて感じます。これからの皆様にも広く竹をお伝えしていくには、竹が細く割れて、柔軟性に富む素材という事、耐久性があるからこそ昔から様々な場面で活躍する道具として愛用されてきた事を知っていただくには製造される様子をご覧いただく事は、とても大事だと思っています。




コメントする