2021年6月17日の投稿

国産にこだわる黒編み竹炭籠

黒編み竹炭籠


この黒編み竹炭籠を製作するようになってから何年になるだろうか?名前の通り消臭用、除湿用の竹炭をお部屋のインテリアの雰囲気を壊すことなく格好良く置いてもらいたいという思いで生まれた籠たちだ。ちょうど季節は今頃、梅雨で締め切ったご自宅のニオイや湿気対策に役立つ竹炭(バラ)を2キロ入れられる角籠や丸籠から作りはじめた。


消臭、除湿用竹炭


日本唯一の虎竹を100年守り続けている自分たちは、このような籠一つにしても当然国産にこだわっている。竹炭を入れる籠だから黒染で思うようなサイズのものを日本国内で作ろうと思うと実はかなり困難だ。虎竹を通して日本中の竹ネットワークの中心にいる竹虎だから、このような熟練職人にずっと編み続けていただけているといつも感謝する。


竹炭籠、竹虎四代目(山岸義浩)


それにしても振り返ってみたら、もう15年近くになるのではないか。製作の容易ではない黒染竹籠は、竹ヒゴの前に一度染めて、籠に編み上げてから更にもう一度染められている。


竹炭籠製造


こうする事によって編み目が微妙にズレた場合にも下地の色が見える事はないのだ。蓋付きなど四種類にバリエーションを少しだけ増やして定番商品として、本物の国産竹籠で皆様にご提供できているのは、もしかしたら奇跡的かも知れない。




コメントする

竹虎四代目

竹虎四代目
YOSHIHIRO YAMAGISHI

創業明治27年の老舗竹虎の四代目。100年守り続けた日本唯一の竹林を次の100年に繋ぐ。日本で二人だけの世界竹大使。

TAG

おすすめタグ

関連タグの記事一覧

記事一覧